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日本の上野、首位キープ【第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権・5回戦】

 6月25日に「第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権」の5回戦が中国で行われた。日本の上野愛咲美五段が勝利し、4勝1敗で中国の周泓余七段と共に首位となった。

 なお、最終戦まで両者共に1敗をキープした場合、勝った相手の勝点を加えた点数で比較する。上野五段は中国の李赫五段以外、周七段は上野五段以外の勝ち点を加える結果となるため、上野五段の点数が勝る算段だ。この後の2戦を勝利すれば、自力優勝が濃厚となる。

【6月25日:5回戦の結果】※左側が勝者
許瑞玹(韓)―藤沢里菜(日)
上野愛咲美(日)―崔精(韓)
周泓余(中)―陸敏全(中)
李小渓(中)―李赫(中)

【6月26日:6回戦の組み合わせ】
藤沢里菜(日)上野愛咲美(日)
崔精(韓)―陸敏全(中)
周泓余(中)―李小渓(中)
李赫(中)―許瑞玹(韓)


攻めの好判断

【実戦譜:思い切った中盤力(△上野愛咲美―崔精)】
 白1の切りが好判断。黒2で中央の白が取られる代わりに、白3以下と下辺全体の黒への攻めを横目に、地合いで追いつけるので白悪くない展開に。

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