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手が痛くて絵が描けない時の対処法と描かずにできる練習のメモ

10月後半から急にやる気が出ちゃってクロッキーや模写をたくさんやっていたら、まんまと手と腕に違和感が…。というか、すでにちょっと痛い!

悲しくて思い当たることをいろいろ試したので、こちらに置いておきます。後半の描かないでできる練習は、電車の中など場所を選ばずにできるものも多いので、手が痛い時以外にもどうぞ!

ケア&予防編


1分腕揉み


まずこれ。道具もなしにすぐ始められます。

テーピング&サポーター

これは予防&悪化防止な意味合いが強そうだけど、テーピングした上からサポーターを巻く対処方法。

なんと、「かんなぎ」の作者さん。ありがとう、読んだことないので読みます…!

サポーターはサイズも大事だし、描く時に邪魔にならないかも重要です。大きい薬局とかだと試着できる場合があります。クルクル巻くタイプもスポっとはめるタイプも使ったことがありますが、無難そうなのはこれかな。

テーピングは薬局にあったの買ったんだけど、次はこれをポチる予定。

それぞれ、こちらのブログを参考に。他にも腱鞘炎対策がいろいろ紹介されています。

ストレッチ

最近サボってたけど、ストレッチもだいじ…

ついつい夢中になりすぎちゃう人は、ポモドーロタイマーがおすすめです。25分描く→25分ストレッチする、っていう感じで。


傾斜をつける

ここ最近、オンライン英会話でアートやクリエイティブ関係が本職の先生を見つけてはアドバイスをお願いしていたのですが、よく出てきた意見が「傾斜をつける」というもの。平たいとこに置かず、斜め置きするのがいいみたい。

確かに、神絵師の作業場拝見!みたいな写真みるとタブレットを傾斜台に置いてる人が多い気がする。

アナログだとイーゼルとか使うイメージですが、こういう感じの卓上タイプのものが良さそう。

タブレット派の人はこういうの使ってるよね。


というわけで、試しにこういうのを買ってみました。ベッドの上でも使えるし、アウトドアにも使えるのが嬉しい。

かなり気に入ってます。

マルマンのLサイズのクロッキー帳だとちょっと上がはみ出ちゃうけど、まあ描くにはそんな支障ないかなって感じ。Mサイズまでなら余裕かも。

ちなみにいちいち買うのもなーっていう場合は、適当な箱とかで高さを作って板を立てかけるだけのDIYでもいいと思います。イラストボードとか使うのが良さげ。


手が痛いときにも出来そうな練習編


とにかく描かない、手を使わないのが一番。わかってはいるけど、1秒でも多く練習したい…。というわけで、描かない練習方法を探してみました。

シルエットを見つける練習

こちらの本(電子のみ)は描くトレーニングが中心だけど、ペンを持たずにイメージだけでトレーニングする方法も少しだけ載っていました。ペンの正しい持ち方、手の動かし方なども参考になるかも。Kindle unlimitedにも対応しています。

例えばこんな感じでモノを観察して、イメージの中でシルエットを捉える練習です。

元の写真

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シルエット

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人物も。

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アカチャン

こんな感じで。アカチャン…。

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アカチャン


本当はさらに鉛筆で描き出してみるトレーニングなどに続いていくのですが、目でなぞる練習だけなら手も休めることができるし、道具も使わないし、通勤電車の中とか場所を選ばずできそう!あんまり人をジロジロ見るのはダメだけど。

頭の中でイメージを造る練習

これはもう少し具体的に頭の中で対象を思い出す練習。

数秒モチーフを眺めたら、目を閉じて頭の中でイメージを思い描く。目を開けて、上手くイメージできなかった部分を見直して、また目を閉じてやり直す…という繰り返し。

資料を見ないで描くためのトレーニングにもなるし、一石二鳥!写真や絵でやってみるのも良さそう。


こちらの記事↓にも、絵描きが記憶を鍛えることの意義について書かれています。海外サイトだけど、deeplで翻訳するとほぼ違和感なく読めるので是非ー。ここで書かれている実際の練習方法は手を使うものばっかりだけど。

https://www.sightsize.com/memory-training-for-painters/

レオナルド・ダヴィンチも手記の中で、寝る前とかにイメージの中でオブジェクトの形をなぞる練習をしたのが有効だった、って書いてるんだって。

模写をお手本と重ねて比較

アナログで描いた模写をipadで撮影して、元の画像と重ねてデッサンの狂いを確認しました。

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ひざ下長くなりがちとか遠近による圧縮が不足しがちとか、いろいろ傾向がわかって面白いです。答え合わせなしに漠然とがむしゃらに描いてたの、効率よくなかったんだなぁ。腕も痛くなっちゃったし。

絵を添削してもらう

これまで描いた作品を、添削サービスで添削してもらうのもいいかも!添削サービスだと有名どころはこちら。

ほとんどの先生が3000〜5000円くらいの価格帯で依頼を受け付けています。吉田センセもいらっしゃる…!


ただ、キャラ絵系というかゲーム・アニメ系の先生が圧倒的に多いです。自分の絵柄にあったセンセはなかなか多くないみたい。なのでイラストだけでなくグラフィックデザインも添削できる先生に依頼しようと思っています。実際に添削してもらったら追記する予定。

座学

文字多めな絵の教本や、じっくり読む系の教本、精神論っぽい本をここぞとばかりに読んでいます。

お仕事にするための本とか(これはデザイン系・装画系の人におすすめ。いわゆるおしゃれイラスト)

デザインの本とかも。


動画見まくる 

有料の動画講座は敬遠していたのですが、あまりに評判が良かったのでしらこさんの講座をダウンロードしてみました。

独学で絵の勉強した話とかすごく参考になるし、モチベーションも上がる…!!!!本を何度も読んで研究されたらしく、感覚というより理論がしっかりしてる人なんだろうなぁ。だから、こういう描き方をしたのはこういう理由で、ってきちんと説明できる感じ。

こちらは描かない絵の練習、っていうドストライクな動画!安定の魔王さま。技術を上げる練習ではなく、映画や本を読んでインプットしようぜ!みたいな内容です。


さいとうなおき先生の講座はもはや紹介する必要もないくらい有名だけど、この動画は上手い人の絵を研究する上でも参考になりそう。「上達のために上手い人の絵をたくさん見ろ!!」ってよく言われるけど、ネガティブシェイプやライン取りなど、構図に関して具体的にどんなところを見ればいいのかがわかります。

こちらは色使いについての分析が参考になります。

これこれ。

ちなみにこんなアプリもあって、画像を読み込んで「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の割合を抽出したりもできます。

キャラ絵向けだけど、こちらの動画はうまい人のイラストに使われている色をスポイトしまくって研究したっていう話が参考になりました。


いろんな作品を見る

上記を踏まえた上でいろんな人の絵を見てみるのが良さそう。


このご時世もあり、美術館の作品を自宅で鑑賞できる機会もいろいろあります。こちらは無料!のクリムト展。日本語対応。


artist eye training

海外ソースでも何かないかな?と思って見つけたのがLove Life Drawingさんの動画のartist eye trainingというシリーズ。

これはお散歩しながら遠近法について学ぼう!みたいな動画です。こんな感じで図解で説明してくれてるので、ちょっとパースをかじったことがあれば英語がわからなくても何となく理解できると思います。(しかも英語も比較的聞き取りやすい!)

こちらは日常生活の中で光と影を観察しよう!みたいな内容。ワンちゃんが元気いっぱいでかわいいです。

こちらはアイレベルについて。ワンチャン…。

手当たり次第載せちゃう。光の反射について。

Love Life Drawingさん、ジェスドロとか他の講座も全部良さげ!!英語のお勉強兼ねて是非ー。


こちらは読みもの。技術というよりも、モノの見方や感性を鍛える練習が中心です。イラストレーターというよりもアーティスト向けの内容。

ほんとに描かないやつだけ抜粋すると、

・ものを観察する

・写真を撮る

・触れてみる、遊んでみる→物の比率や質量、質感を理解する練習。

・写真に撮って上下逆に見て観察する

・作業スペースを整理整頓する

・2枚の写真を比較して、空間の使い方や視点の違い・共通点を探す。それぞれのどこが好き/嫌いか、どちらが優れているか、それはなぜか…などを考える。→これ、写真じゃなくてイラストでやっても面白いかも。

こんな感じ。

こちらはモノの観察方法についてより詳しく書いてあります。


こんな感じです。練習方法はまた見つけ次第追記していきます。

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