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2024年6月は躍動感について考えたりしたよ

怒涛のイベント月間も終わり、絵の練習に時間を割けるようになりました。ただ、後半は結局また執筆モードになっちゃった…。

読んだ本

こんな本が出てたので買ってみました。

ネームの本と思いきや、ストーリーの練り方やキャラクターの作り方など、お話作りの基本についてかなりのページが割かれてる本。文章が中心。

シナリオ作りの本はいっぱいあるけど(セーブ・ザ・キャットとか)、漫画に特化してお話作りのセオリーを言語化した本ってそんなにないので、これはこれで良いと思う。ネットとかにもこの手のノウハウはある程度あるけど、本になってちゃんと体系化されてると便利!

読むだけじゃなくて、ここに描かれてるポイントに注意しながらチェンソーマンとかフリーレンとか金カムとかダンジョン飯とか好きな漫画を分析したらかなり勉強になりそう。

でも、とにかくネームのことだけ知りたいっていう人には期待してたのとは違う話が多いかも。ネームの例も添削も良かったけど、アクションシーンとかはいまの自分には使わないしなあ…。いい本だったけど、いま本当に欲しい情報は限定的だったのと、タイトルと内容はちょっと合ってない気がする。

芸術脳の科学

これは今読んでる最中。絵を描くってものすごく高度な活動だなとつくづく。

下田スケッチさんのシワ本

電子版が無料公開されてる…!!!


はじめてのデッサン教室
60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!

とある動画(後述)で紹介されてて気になった本。unlimitedに入ってたので読んでみました。

まだ全然実践できてないけど…。
こっちの続編も気になる。

このへんもunlimitedに来てたので。

躍動感がないよ問題

編集者さんに漫画を見てもらった時に、
「写真というか、静止画の連続みたい。動きがない。」
「静止画じゃなくて、動画のつもりで動きを見せてほしい。」
という指摘を受けることがありました。

要は動きがかたいってことなんじゃないかと思います。

とはいえ、編集者さんは絵の専門家ではないので、具体的に「腕のラインがもっとこんな感じに…」って教えてくれる人はほぼいません(たまーに美大卒の人とか、自分も漫画描いてる人とかで教えてくれる人もいます)。というわけでその辺は宿題として、答えがまだ出てないもののいろいろ考えているところです。

見せた漫画はペン入れから換算するとかなり期間が経ってるので、その後ジェスドロとかやって多少は改善していると思うんだけど。


というわけでいろいろ考えたまとめです。そのうち独立した記事にします。

躍動感ってなんだろね

構図とか動線、スピード線や擬音などの演出もあるけど、純粋に絵だけで指摘されたことの一つが、動作の初めから終わりの中間にある過程が描けてないんじゃないかっていう話。

動作の中間、過程が描けた方がいいっていうのはなんとなくわかる。いわゆる中途半端な動作の方が、読む側が脳で補完して動きを感じてくれる気がする。
そして、やっぱり技量がある人はハンパな状態の動作を描くのが上手い気がする。

つまりアニメーションでいうと中割りって言われてる部分のこと??
最近はあんまり「遠い」ところから手を出さないようにしたいんだけど、アニメーターさん向けのノウハウが気になってきました。

ディズニー映画の模写?(まだやってない)

たまたま質問する機会があったので、元アニメーターさんに相談したらいろいろ教えてくれて、その中の一つがディズニーのノウハウ。
こういうやつ。

元ネタ?はこれなんだけど、日本語版はかなりのプレミア価格になってる…。

で、前にもちょこっとだけやってたディズニー映画の模写をしてみようかなと。これがほしいんだけど、これ以上紙の大型本は増やせない…。

ディズニープラスに入会するしかないか…

(ちなみに詳しいことは書きませんが、この手のサービスはポイ活やアフィリエイトサイトのセルフバック機能を使って入会することで月額以上にキャッシュバックが得られる場合があります。)


細かな「ニュアンス」と、体の動きで感情を表現する

躍動感って言われると迫力があるアクションシーンとかを思い浮かべがちだけど、編集者さんが言いたかったのは日常の何気ない動作においても「今にも動き出しそうな感じ」「生き生きとしている」「動きや感情が伝わる」ようなニュアンスが欲しい、ということだったのかもなと考えています。

参考になる漫画がないかな、と思って探しててたまたま見つけた浦沢直樹先生のこのイラスト。

一目見ただけでも、巨匠の表現力はやっぱりすごいなと。

「朝ドラ」読んでちょっとだけ研究してるけど、女の子たちが会話してるだけのシーンもすごく表情豊か。全身で喜怒哀楽を表現してる感じ…。

もちろんそのまま自分の作品に当てはめるとシリアスとコミカルのバランスがチグハグになっちゃうので、参考程度だけど。

全く原型留めてないので権利侵害していないものとします

私の模写では魅力の半分も写取れてないけど、それでもセリフがなくても感情や状況、性格が伝わってくる絵だなぁと…!そして改めて、ただ会話するだけのシーンも、何か動作をさせながらの方が映える気がする。学び。

あと、西洋絵画や彫刻もめちゃくちゃいいヒントがいっぱいある…!そのうち研究したい。

べるにーにとか

https://www.wikiart.org/en/gian-lorenzo-bernini/rape-of-proserpine-1622

いろいろ

コントラポストとひねり、その他

ピンポイントなtipsがあった!コントラポストとひねりは、躍動感出したい系の記事にだいたい出てくるテク。改めて意識してみよう…。


体のひねりといえば、個人的に今ハマってる動画シリーズのコレも面白かった!


もろもろ

漫画だと上半身以上だけのコマもけっこうあるので、首肩腕周りの表現を磨くだけでも得点源になりそう。読んでるのは先月も紹介したけどこの本。

一つの動作をいろんな角度から撮っていて、首肩腕に限らず自分が苦手なアングルを潰していくのにもちょうどいい!!
真横や真正面だけじゃなくて、もっと中途半端なアングルでいろいろ描けるようになりたい。

あんまり評判聞かない本だけど個人的にはかなりいいかも。と思ったらカテゴリランキング1位に入ってたみたい。kindle unlimitedに最近追加された感じなのかな。

あと演技をつける、といえば加々美先生のコレを引っ張り出して読み返してるとこ。「こういう状況、こういう心理の時はここに力が入る/入らない」みたいな、今自分が必要としてるヒントが結構見つかった気がすします。でももっとほしい…!
電子はたまにセールしてるのでタイミング合えばぜひ。

模写まで手が回らないのが悔しいけど…!

洋服や布、髪の毛のなびきで動きを出す方法とか、
服のシワを利用して躍動感を出すっていう考え方も。


全身についてはこの辺のノウハウも読んでみたけど、重心を意識するのが一つのポイントっぽい。

重心といえば、こういう自立するタイプのフィギュアがいいって聞いて気になってます。自立する=重心が取れている、ということなので。重心て概念は3Dモデルにはないから、物理ならではの強みだなと。去年買っておけば良かったなあ。※タイプによっては今でも正規品が買えます。パクリ商品も多いけど…。

動きを感じさせる意味では構図やアングルも無視できなくて、例えばダッチアングルを上手く使うのもアリかも!


前に買ったこの辺の本も引っ張り出して読み返しています。

これもちょっと勉強になった!kindle unlimitedで。


あと、一冊まるまる模写するとめっちゃ上達するという伝説のコレもプレミア価格だったのが復刊したみたいで、ずっと気になってる…。


ちなみにムービングって言って、常に動いてる対象を描く練習ができるクロッキー会もあります。


筋肉

漠然とクロッキーとかスケッチするのはちょっとお休みして、漫画を描くときに応用しやすいように「線に強弱をつける」「影をつける」の練習を兼ねて描きました。

「面で描く」感覚を身につけるために、最初に大きめのブラシでザクザク塗ってから整えていくと良いと教えてもらったので、それも実践しています。
楽しくて筆がのったのでけっこう描けたかも。もうちょっと陰影に段階付けたかったけど、漫画描くのを想定するとせいぜい2影くらいまでかなーと思いつつ。

線の強弱

最近ペン入れの線の強弱をつける、というのを目標にしているのですが、結局どこを太くしてどこを補足すればいいんだ…?っていうのを悩んでいたところに、ベストな答えがありました。この動画の24:00~あたりから。

ポイントは後ろのオブジェクトとの距離、陰影、立体感、重さや質感、てとこかな?

線の強弱ってほんとに大事。いい話じゃないけど、トレパクとか見ると形は取れてるのに線に強弱なくて不自然なんだよね…。

漫画

なかなか腰が上がらなかったんだけど、マンション建設(クリスタEXで必要ページ作ること)してセリフを配置したら急にスイッチが入って、コツコツ進んでいます。健康を壊さず効率的に頑張る。

めっちゃ歩いた

周りで歩くのがブームになっていて、すぐ影響受けちゃう自分もひさびさにウォーキングを再開。関東は6月下旬まで梅雨入りしていなかったこともあり、お天気に邪魔されることもなくめっちゃ歩きました。

ここ一年、引きこもって漫画ばっかり描いていたので信じられないくらい体力が落ちていたんだけど、最近は不要物を処分したりまめに掃除したり、フットワーク軽くお出かけしたり、人間らしい生活を取り戻せてきています。

ウォーキングするといろんな疾病による死亡率が減るとか、痴呆症のリスクが減るとか、私の年齢にとっては痩せるって言われるより魅力的w!!

あと、運動するとコラーゲンとかヒアルロン酸とかが増えるらしい。筋トレが特に肌のたるみに効くらしい。らしいばっかりだけど。

ゆるゆる続けてるけど、中途覚醒がなくなって眠りの質が良くなりました。

これから外歩き厳しい時期はこれで誤魔化すかなあ…。


10月に気合を入れたいイベントがあるので、いい感じに体脂肪率を落として筋力つけたいなと思います。

7月どうする

躍動感とか筋肉とか考えた結果、肩甲骨を極める必要性に気づいたので、7月は肩甲骨月間にしようと思います。

この辺とかあんまり読めてないから改めて頑張る。


ついでに絵ばっかり描いてて肩が凝ってきちゃったので、ヨガも肩や肩甲骨周りを重点的に頑張るw!

おまけ

たてなか先生の講座をかなりいろいろ見ているのですが、Youtubeは無駄に関係ないおすすめ動画が上がってきて探しづらいので、自分用にまとめ。



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