7月はすこやか肩甲骨強化月間
観た映画
哀れなるものたち
ヨルゴス・ランティモス好きなはずなのに劇場公開終了ギリギリでやっと見た…。
ストーリーも衣装もセットも演技も音楽も全部最高だったんだけど、特に目を奪われたのはカメラワーク。覗き穴から覗いてるような演出とか、序盤で魚眼レンズを多用してるところとか。それにしてもエマ・ストーンほんとすごいなあ。気まずいシーンだらけなのでおうちで見る時は背後注意!
読んだ本
世界はラテン語でできている
近所の書店で衝動買い。面白かった。
九井諒子先生の落書き本
言わずと知れた、ダンジョン飯作者さんのイラスト集。絵が上手い人たちが鼻息荒く「コレはやばい…!」と勧めていて気になった本。模写とかしたいけど手が回らず…!
映像クリエイターのための完全独学マニュアル
Kindleが半額になってたので。リュドックさんのコレまでの経験知見がギュッと詰まった一冊。絵と写真がとても素敵で眺めるだけでも楽しい!!!買ってよかったけど、既存の本と重複する部分もあるし撮影や録音機材の話も多いのでイラストや漫画の参考にはちょっとお勧めしづらいかも。kindleセール待って買ってもいい気がする。
脳が読みたくなるストーリーの書き方
脳の話じゃなかった…。
以下は欲しかったちょっとお高めの本いろいろ。某MMのクレカキャンペーンで9000円分ポイント貰ったので…。
どっちも、ソッカとか美術解剖学の本持ってたら無理に買わなくていい気もする。
脳科学ドローイング
描くことと脳に関する本をあれこれ探してる中で見つけた本。胡散臭いタイトルだけど実際はメモリースケッチの応用で、「見て覚えて描く」を反復する練習方法。特に男性の体を描くのが上達したい人向け。
レビューで絶賛されてて思わずポチっちゃった。
「見ないと描けない」を卒業できるようになりたい!
しかし事情があって今は実家と自宅を往復する生活なので実践はなかなか…。
この辺は、絵を描くことと脳についての参考図書。ほぼ図書館で借りたやつ。
脳は絵をどのように理解するか
心理学科の学生が一年生で履修するキーワードがベースになってて、その延長上で具体的な絵画作品に応用されている話に発展するのが面白かった。
見る脳・描く脳
「芸術と脳」を研究テーマにしてる人たちっておしなべて自分も創作してるのが面白い。
神経美学おもしろげ
いろいろ調べてるうちに知った、割と新しめな学問。個人的に最近すごくオモロー!な分野。
ざっくりいうと「なぜ美しいと感じるのかを、脳や神経の仕組みから紐解く」のがこの分野なんだけど、美しさだけじゃなくて、畏怖やホラーなどエンタメがもたらすいろんな心理的効果が含まれていました。
漫画の演出に応用できそうな話も多くて、特にそういうのを言語化することが求められる漫画編集者さんとかに絶対読んで欲しい〜〜〜!
最近石津先生が対談されてたのを視聴したんだけど、絵画やクラシック、ロック、能に共通するテクニックの話とか出てきておもしろかった。
※延長含めて視聴に1100円くらいかかります
ホストの工藤さんが何かと経歴アピールを繰り出すのはご愛嬌…w
石津教授の対談動画はYoutubeにもいっぱいあるので、興味がある人はチラ見してみてください。
これはなんで人が死んだりする「悲劇」の芸術が好まれるのか?っていうお話。これは哲学的な切り口だけど。
これは脳〜〜〜!な話。
そしてめっちゃ気になってた本の邦訳が出てる…欲しい
肩甲骨強化月間(デッサン)
漫画を描いているうちに、「肩甲骨のことわかってないかも…?」と気づいたので、7月は肩甲骨強化月間とすることにしました。たぶん私が描く人物は高頻度で肩を脱臼している。
特に新しいことはしてなくて、ソッカとか持ってる本を色々引っ張り出しておさらいしたりが中心です。クロッキー会に行った時に、肩甲骨を透視できるようになりたいなと思いつつ。
コレとかも。
本(静止画)だと平面でどうにもイメージが掴みにくいので、動画もいろいろ漁ってみました。医学やスポーツ学向けの動画もあったりして、海外のも含めると肩甲骨だけでも視聴しきれないくらい。
良かったのコレ。キャプションは英語だけど、無音だし視覚的にわかるので気にならなかったのでぜひ!腕の動きによって肩甲骨がどうなってるかをいろんなアングルから見れるとても良い動画。鎖骨や上腕骨も連動してるのがよくわかります。
Scapula=肩甲骨。テストに出そう。美術解剖学の本を持ってる人は、見比べながら視聴するのがおすすめ!ソッカの310ページ〜あたりとリンクしてます。
左上の人物も一緒に腕が動くと思いきや動かないところが好きです。
この動画は肩甲骨の構造や各部の名称についてかなりマニアックに説明してる…!英語圏の人はこういう動画ゴロゴロあって羨ましいなぁー。このシリーズ、最後になぜか先生のギター弾き語りがあってたのしいw
fossaっていう単語が目に入って、「フォッサってフォッサマグナのフォッサ??」と気になって調べたらやっぱりそうだった。語源はラテン語。後から読んだけど、上で紹介したラテン語さんの本にも書いてあった。
日本語だとこの動画がよかったです。普段は筋膜リリースとかの解説してるチャンネルなんだけど、機能解剖学シリーズがめちゃめちゃわかりやすい。動画だと一目でわかるけど、本で文章で読むとと途端にちんぷんかんぷんなやつ。
用語こんな感じかな
挙上 elevation
下制 depression
内転(内旋) lateral/medial lotation
外転(外旋) medial lotation
上方回旋 upward rotation
下方回旋 downward rotation
どの筋肉がどの動きに対応してるかも解説してくれてるのがありがたい。
使ってるアプリはヒューマンアナトミーアトラスとのこと。日本語にも対応しててかなり気になる。
他のもサラッと見たけどどれも面白い…。シリーズ全部見ようかな…。
視覚的にわかりやすいだけでなく、持ってる美術解剖学の本と補完し合いながら知識を深められて良いです。
肩甲骨強化月間(物理)
せっかくなので肩甲骨周りの筋肉も強化(?)することにしましたw
四十肩にはなりたくない!
ラテン語
ラテン語の本を読んだからってわけじゃないけど、前に数日間だけ手を出して速攻で挫折したラテン語の勉強を再開しました。
きっかけは友人がDuollingoを始めたことw
上で紹介した通り、ラテン語は骨や筋肉の名前の語源になっていたりするので美術解剖学にも役に立つし、カリグラフィーでも今後課題でラテン語の文章を描くことがあるし、英語やドイツ語諸々ヨーロッパ言語の知識も深まるし、今のうちにやっておけば年取って記憶力が下がってから新しく外国語の勉強を始めたときにも役に立ちそう…!
Duolingo、昔はやってたけどいろいろなんとなく使わなくなっちゃってた。アプリ版じゃなくてweb版だとかなりストレスが少ないことがわかったのでよしよし。
ウォーキング
某所で歩行が流行ってて(?)相変わらず続けています。後半は暑い&実家のいろいろでできない日も多かったけど。
体脂肪率は減ったし、体力がついたのを感じます。
去年は歩く時間も惜しんで制作してたけど、体力や集中力がなくなって結果的に効率よくなかったなと。
おそうじ
ウォーキングのおかげで体力がついてきたので、執筆モードで荒れがちだったお部屋の掃除を頑張っているところ。スピだけどモチ上げにこのシリーズ観てます。
ここ数年稀にみる大規模な断捨離ぶりかも!引っ越して10年、初めてメスを入れたところもある…(だめすぎ)。
部屋が広くなって、ヨガマットも広々敷けるようになりました。ほんとに毎日掃除ばっかりしてる。実家にいることも多いけどトイレ掃除はしてる。
断捨離必要ないくらい常にものを厳選して暮らせるのが一番なんだけどなあ。
漫画
だいぶ追い込まれモードになってきました。
来月中旬に入稿できる状態にしたい!!
やりたい
これ今やってて、とは言っても作業環境がiPadしかないので、canvaの動画作成機能を使っています。
人生
父が入院したりして、大半を実家で過ごしています。
幸い想像していた最悪のケースではなく、内視鏡レベルの処置ですぐ退院できたのですが、いざ一緒に暮らしてみると想像以上に両親の身体能力や認知機能が衰えていて、両親も心細いみたいで、もうずっと実家中心の暮らしになりそう。
これからどんどんできることが減っていく両親をどうサポートするか(しかも1人で)考えるとだいぶ気が重いけど、いろいろ準備して行かないとなあと。
でもリモートワークのありがたみと、職場の人たちの温かさが身に沁みた1カ月でした。
おまけ
その他の肩甲骨動画。英語奴。何言ってるかわかんないけど何言ってるかわかる(字幕もつけられる)。
コレはアーティスト向け。言葉はわからなくても動画だと頭に入ってくる…!
このシリーズなんか楽しそうで好き!
という感じです。8月は漫画の進捗の遅れを取り戻すのにフルスロットルしそう。
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