10年間の身体活動と現在の不眠症状、睡眠時間、日中の眠気との関連性:ヨーロッパの人口ベースの研究​​​​​​​​​​​​​​​​

10年間の身体活動量と、現在の不眠症状、日中の眠気、睡眠時間との関連性を調べたもの。ヨーロッパの9カ国21都市で行われた大規模な研究で、39歳から67歳までの4339人が参加した。

研究開始時と10年後の追跡調査で、参加者の身体活動状況を調べている。週に2回以上、1回1時間以上の運動を行っている人を身体活動があるとみなした。10年間の身体活動の変化によって、参加者を4つのグループに分類した。

1. 継続的に非活動的
2. 非活動的になった
3. 活動的になった
4. 継続的に活動的

解析の結果、継続的に活動的だった人は、継続的に非活動的だった人に比べて、入眠困難、6時間以下の短い睡眠時間、9時間以上の長い睡眠時間のリスクが低いことがわかった。ただし、日中の眠気と睡眠維持困難は、身体活動状況との関連がみられなかった。

この研究から、身体的に活動的な人は、不眠症状の一部と、極端に長い、あるいは短い睡眠時間のリスクが低いことが示唆された。身体活動が睡眠に及ぼす影響を長期的に調べた研究として、興味深い結果。​​​​​​​

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