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組織育成の2つのスタイル「1:N型」と「1:1型」

はじめまして、株式会社OKANの佐々木です。

最近、周りでもnoteでアウトプットしている人が増えてきて、自分もアウトプットしないとインプットした情報が腐ってしまうな、、と思っていたのですが、なかなか腰をあげることができずにいました。やっと第一歩を踏み出せた思いです。

これから日々思ったことなどをぼちぼちアウトプットしていきたいと思っています。

ということで、今回は今週の社内での1on1で出てきた話題について。

チーム(組織)の育成のやり方です。

やり方といっても、具体的なHow toではなく、リーダーのスタイルの話。


チームを持たれているみなさん、あなたはチームを適切に育成できていますか?チームを育てていくときに意識しているものはなんですか?

おそらく色々な答えが返ってくると思います。

私が意識しておいた方が良いなと思っていることは、チームの中のコミュニケーションパスの設計です。端的にいうと、リーダーが全員とコミュニケーションを取るべきか否か、という点です。

コミュニケーションパスの設計として、大きく2種類あると思っています。例えば例として、5名のメンバーをマネジメントする時のことを考えます。

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一つは左の「1:N型」(と私が勝手に読んでいるもの)。

5名のメンバーに対して、直接リーダーが積極的にコミュニケーションをとっていくスタイル。

もう一つは右の「1:1型」。

5名のメンバーに均等に、ではなく、特定のメンバーにサブリーダーの役割を持ってもらい、そのサブリーダーとのコミュニケーションを積極的にとっていくスタイルです。

今回、なぜこの話を取り上げようと思ったかというと、私が思うに、「人によってどちらのスタイルの方が得意かというのを考慮してチームを作った方が効率的に育成することができる。なのに、意外とみんな自分がどちらのスタイルが得意なのかを意識してない!」と思うからです。


「1:1型」で1人とコミュニケーション取る方が難易度が低そう、と思うかもしれませんが、意外とそうではありません。1人のサブリーダーを介して、他の4名のメンバーを動かしていくためには、伝言ゲームで情報が落ちたり、曲がったりしないようにすることが必要です。もちろんそれぞれメリット、デメリットがあります。

「1:N型」のメリット・デメリット
■メリット
リーダー自らメンバーとコミュニケーションを取れるのでニュアンス含めて情報が落ちにくい。メンバーを動かす難易度は低い。
■デメリット
メンバー1人にかけられる時間が少なくなるので、コミュニケーション密度は薄くなる。

「1:1型」のメリット・デメリット
■メリット
リーダーとサブリーダーの間のコミュニケーション密度は濃くなる。チームとしてリーダーの意図を汲み取れる人の割合が増えるため、一体感は出しやすい。サブリーダーとの時間以外で俯瞰してチームのことを見ることをしやすくなる。
■デメリット
メンバーの個別状況は拾いにくくなる。メンバーを動かす難易度は高い。


少人数のチームを育成していく時、自分がどちらのスタイルの方がより安いのか、成果を出しやすいのか、ということを考え、チームをその形に近づけていくことで、よりストレスなく、大きな成果を出すことができるのではないかと思います。

もし最近チームの成長がいまいち理想通りではないな、と思う方、ぜひ一度コミュニケーションパスの型について考えてみてください。

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