デザインのお守り vol.3 -言語化
今回はデザインの言語化について、コツや頂いたアドバイスをメモしていきます。作成したデザインを説明するときに、陥りがちなミスを避けるための、備忘録として書き残しておこうと思います。
この「デザインのお守り」シリーズも少しづつ増えてきました。
Vol.1、2もありますのでよければご覧ください。
デザインのお守り vol.1 進め方
デザインのお守り vol.2-デザインに詰まったら
5WHY(なぜを5回繰り返す)
デザイン説明で陥りがちな「施作だけ伝える」それを避けるために、なぜそうしたかを5回繰り返し、自分に問いかける。
理由と目的と施策を伝られている言葉になるまで繰り返す。
理由と目的と施策を伝えられている状態とは
(施策)「メニューを置く」
(理由と施策)「押しやすいように、右にメニューを置く」
(理由と目的と施策)「人の目線の注意を引く為、押しやすいように、右にメニューを置く」仮説を立てて、成立させる。
デザインの説明は、具体的に。
伝わるように、細かく、具体的な言い回しを工夫する。
×例:カラーで分かりやすく整理しました。
○例:カテゴリを3色のカラーで分類しました。
伝えたい事をカテゴリに分けて、分類する。
機能の事、印象のこと、レイアウトのこと。伝えたいことを一旦書き出してみる。カテゴリの見出しをつけて、並列関係にある情報をまとめていく。
ビッグワードを避ける。
デザインの説明において「おしゃれ」「可愛い」「かっこいい」「使いやすい」「スタイリッシュ」などの抽象的な言葉は避ける。
こじつけっぽくならないよう、注意する。
客観的に見て、説明と表現が一致していないもの、納得しにくいものになっていないか?無理なこじつけになっていないか。
喜ばせる、言葉遣いを。
代表挨拶や、理念などに思いが詰まっている。その思いを理解した上でデザインに落とし込んだなら、そこは伝えるべき。相手に喜んでもらえそうな、言い回しや、高揚させる言葉遣いもとても大切。
例:御社のルーツである〇〇をデザイン要素に入れました。
いかがだったでしょう?
実際のところ、デザイン要素すべてに、意味があって作成している訳ではないのですが、無意識に作成した箇所であっても、なぜそうしたのか?理由はあるはずです。デザインを説明するということは、そのひとつひとつを、丁寧にすくい上げ、相手に理解してもらえるよう整理する作業です。
私もあまり得意ではないのですが、デザインを作成する作業と同じぐらい、大事な作業だと思います。
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