『一流の人は知っているハラスメントの壁』
本日ご紹介する1冊は、著者仲間の吉田幸弘さんの新刊
『一流の人は知っているハラスメントの壁』です。
ここ数年、ハラスメントが職場の問題として
大きくクローズアップされています。
そレが原因で、離職や場合によれば
訴訟などに発展するケースもあります。
とくに「パワハラ」については
現場で問題視される機会が多いようです。
部下に対して必要な時に
叱ることができないという悩みを持つ上司から
セミナーの質問タイムで
相談を持ち掛けられることも
しばしばあります。
様々な場面で気を使うことが増え
ストレスを感じている方が多い証拠だと言えます。
そう言うお悩みをお持ちの方にお薦めなのが
本書「一流の人は知っているハラスメントの壁」です。
本書には、パワハラにならない
「言い回し」「伝え方」「仕事の依頼方法」などが
具体的な例と共に詳しく紹介されています。
また、職場でハラスメントを生まないために
部下との間に信頼関係を築くことが
何より大切とも紹介されています。
信頼関係を築くためにどうすればいいのか?
私としては本書の中で紹介されていた
「べき論」を排除することがお薦めです。
人は自分がやっていることや、考えていることが
『常識』であると思いがちです。
ですので、自分以外の人も
自分と同じように『こうするべき』だという
考えを持ってしまいます。
そうすると、部下が自分と異なる考えや
行動をとると、それはおかしい!と思い
イライラが募り、ついつい声を荒げてしまうのです。
まずは、自分と部下は違う人間であることを
再認識し、考え方、やり方は違って当然と
思うことが必要です。
本書によれば、「どちらが正しい」ではなく
「そういう考えもあるよね」と
まずは受け止めて、相手に歩み寄ることが
肝要と説かれていました。
この考えを持つことができれば
苛立つことが減るので
パワハラと捉えられるような言動には
ならないはずです。
また、テレワークの環境下では
ハラスメントが起こりやすいとも書かれていました。
大都市圏で緊急事態宣言が再発出されるなかで
テレワークに移行する職場が増えるかと思います。
ハラスメントを予防するために
ぜひ、本書を一読されることをお薦めします。
吉田幸弘さん著
『一流の人は知っているハラスメントの壁』
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