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沢マンギャラリーの思い出 トラブル編

人が集まると何が起こるか?
新宿眼科画廊新聞に2017年3月から
2年ぐらい連載した文章です。(ちょい変更しています)

それは、トラブル!全く違う価値観の人達が集まるわけですから、意見の対立から男女のほにゃららなど(ここでは書けないです)色々あるわけですが、沢マンギャラリーの基本的理念でもある「みんな平等」が諸々のトラブルの源泉になる場合が多いです。

沢マンギャラリーは自主ギャラリーなので、年ごとに集まったメンバーの会費で運営します。約100万円の予算をどのように使うかメンバーミーティングで決めていくわけです。
メンバーも毎年半数は新規の作家で高知のベテラン作家から作品なんて制作したこと無い高校生や美術館の学芸員まで多種多様。1月のミーティングで代表などを決めるのですが、やりたい人が現れないので、毎回自分が、しゃあなしに代表になる形です。

7年間続けたわけですが、盛り上がる年やダラダラな年などムラが出るんですよ。
自分自身、不完全な人間なもので、好きな人嫌いな人めんどくさい人などおりますし依怙贔屓も出てきます。
そんな人々に囲まれて、「みんな平等」精神で突き進むわけですから歯車がガッタガタと回らなくなるわけです。

海外の写真家を招聘し沢マンギャラリーが企画写真展を開催するにあたり、予算的にお客さんが少ないと、赤字になることが分かり、何がなんでも二千人は入れないとまずいと、メンバー同士でお客を呼び込むアイディアをひねり出すわけですが、アイディアを1つも出さずにすべての案に反対ばかりする人がいるわけですよ。
自分がブンプン怒りながら「アイディアの一つでも出してから文句いえやー!」の発言で場の空気が悪くなるし、物事が進まなくなるのです。
「何でこんな奴居るねん」と夜な夜な考えただけで不眠症の日々が続き、なんだか虚無感だけが漂うわけです。
自分にもっとリーダーシップがあればと悩むばかり…
平等でのリーダーて難しいものです。

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