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実践研究者への道①‐次の扉「博士後期」への道

 この週末は学会発表のため兵庫へ。
 こうべ市民福祉交流センターにて行われた「第35回近畿地域福祉学会 兵庫大会」へ。

 その中で「高槻市における官民連携による包摂型地域づくりの研究‐タウンスペースWAKWAKの事例より‐」をテーマに法人における市域広域事業について研究発表させていただいた。

 フロアのみなさまからは、「この研究は修士論文の一部とのことだが、その研究を通して見えたことは?」、「政策形成として広く研究を進めていくこと」のご意見、ご質問をいただき、コメンテーターの柴田学先生(関西学院大学)からは、「実践に際しロジックモデルをつくられ、定量的のみならず定性的にもインパクトを起こしており、かつコミュニティ・オーガニゼーションのパワーウィズ・パワーオーバーをもとに整理している。」との評価をいただき、また、今後の研究の方向性のキーワードとして、「事例の比較(例:北芝との)、コミュニティ・エンパワメント研究、越境を通した別の資源との共創」などの示唆をいただいた。

 また、昼休みには関大の研究員でお世話になっている加納惠子先生とご一緒させていただき、今後の研究を進めるうえでのとりわけ海外研究のご紹介をいただいた。

 当初、社協の方、研究者の方が中心の学会なのでアウェイかと思いきや、実際に参加してみるとこれまでお世話になってきた研究者や社協の方々とたくさん再会でき、また、加納先生にも新たな先生方、社協さんをご紹介いただき、学び、新たなつながりをたくさんいただけた学会だった。

 この大会を通して、自分自身の次の道「博士後期」の道と具体的な博論構想のキーワードをたくさんいただくこととなった。

 関係者の皆様ありがとうございました。

追記:今後の研究に向けて
〇加納先生からいただいた海外研究アドバイス
・イギリス:ディプライブド(剥奪された地域)研究、CD、移民集住地域での実践⇔特措法
・アメリカ:ソウルアリンスキー、ネイティブアメリカン居留区での施策、トランジリエンス(エドワードカンタ博士)
・ロスマン:コミュニティディベロップメント→コミュニティエンパワメント
・部落問題の国際的なとらえ

〇柴田先生からのアドバイス
・事例の比較(例:北芝との)
・コミュニティ・エンパワメント研究
・越境を通した別の資源との共創

〇原田(2014)『地域福祉の基盤づくり』中央法規出版
・地域福祉は、差別や偏見の問題に向き合わずして、きれいごとでは済まされない。

〇牧里先生講演「地域福祉実践は、活動・事業・運動のトライアングル」という言葉。指摘「運動が弱い」⇒被差別部落実践の強み


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