その矢印どっち向き?

あるテスト期間の日の放課後、カフェで友達に
「お菓子いる?あげるよ!」「ありがと!」
こんなやりとりをしている知らない後輩達を想像してください。何を思いますか?
あげた側(A君とします)は何を考えてこう言ったのか、おそらく自分がお菓子を食べようとしたものの友達(B君とします)がいる手前1人で食べるのは申し訳ないと思ったのでしょう。優しさ。
ただそれって誰に対する優しさなのか。ここからは皆さんの意見が聞きたいところ。

(以下僕の意見です)
B君はテスト勉強をするためにA君とカフェに来ている。目的は勉強。ならそのA君の優しさはB君に向いているように見えてA君自身に向いている。この時の感情は
(お菓子食べよ、あでも1人で食べたら嫌なやつに思われないかな。、声かけとこ)
なんです。自分を守ること。
ここで本当に考えるべきは(相手を思うのであれば)勉強を邪魔しないこと、極論をいえばお菓子を食べたくなっても堪えて勉強すること。

これを読んですでに「たしかに邪魔かも?」
「一個の優しさでもあるんじゃない?」
いろんな意見あると思います。
多くの人は邪魔になるからこんな事はやりたくないと思います。でもこれ、相手が目上の人、お世話になっている人である時ほど、僕も含め色んな人がやりがち。この出来事を大分前に見てしばらく、優しさの矢印を少し意識するようにして生活してみました。すると今まで気にしてなかった少しの言動に気が向くようになる。たとえば、
「俺なんかほんとなんも出来ないけどよろしくね〜」
が、
(何か失敗してもあんま怒らないでね、それとあんまデカい仕事とか振らないでね、)
に聞こえてしまったり。
そして、この発言、同時に相手に気を使わせちゃうんです、どっちも気持ちよくない。
言われた方がその後言うことは
「いやいや、そんなこと、、」
もしさっきの挨拶が
「一緒にこれやりたい!めっちゃ頑張る!よろしく!」だったら。
「もちろん!ホントがんばろ!」
どっちもめちゃくちゃ気持ちよくない!?
やる気溢れまくるし楽しいし!
本当はネガティブに思っていないのはもちろんわかるけど、気づかないうちにどっちも損するかもしれない言い回しもあるんです。
みなさんも相手に矢印を向ける意識をしてみては!

まとめ
1.優しさ、それは優しさ?自己防衛?
2.矢印はどっち?
3.矢印を意識した言葉は楽しい!言葉意識の美学

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