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【さとゆみライティングゼミ4期】私が本の著者になるとしたら?

3ヶ月続いたさとゆみゼミ。
最終課題は「自分が著者として本を出すための企画書を書く」でした。

商業出版を前提とした企画書なので、字数にすると10万字。これだけの文字数をかけて私が出したい本は何なのか。課題提出締め切りを2週間後に控え、これまで本を出そうと思ったことなど一度もなかった私の暗中模索が始まったのです。

結局は、自分で考えて自分で決めるしかなかった

企画書は、自分のど真ん中と、読者にとってのこの人のど真ん中が重なったところに出来る。

そう教えてもらった私が最初にしたのは、信頼している友人数人に、私から伝えられること、私に聞きたいことがあるか聞くことでした。

友人があげてくれたテーマはいくつかありましたが、皆が共通して私にくれた言葉は「おかみわが何を伝えたいのか、どんな未来を届けたいのか。」という問いでした。(本当にその通り。安易に丸投げ質問して本当にごめんなさい。そして、真摯に応えてくれた友人たちに心からの感謝を。)

”私が決めるしかない”

こんな当たり前のことなのに、私には自分の経験や考えを人前に出すという自信がなかったのです。誰かがこれ聞きたいって言ったから、まぁ書いてみようか。と、逃げようとしていたのだと思います。

この街を居場所にする5つのステップ

私は街を知ることが好きです。
その街で暮らしている人を知ることも好きです。

大学入学と同時に地元を離れ、20年間で国内6都市、海外1カ国で生活をしてきました。特にここ10年はパートナーの仕事や家族都合での転居なので、私自身の意思で生活する街を選べたわけではありません。それでも、どの街も魅力的で、街で出会った人やモノは、私の宝物です。

一方で、何年も暮らした街を離れることは寂しくないわけがありません。戻りたいと思うことももちろんあります。ただ、せっかく何かの縁で、旅行でもなく移住でもなく、期間限定で暮らし始めた街。その街の良さを見つけて楽しみたいという思いはずっと持っています。私は私なりに居場所を作ることを意識しながら暮らしています。なぜなら、その方がきっと、毎日が楽しいから🎵

そしてこれが、私が提出した本の企画書です。

●本のタイトル案
『この街を居場所にする5つのステップ』

●プロフィール
おかみわ
1983年広島市生まれ。地元広島の高校を卒業後、関西の大学に進学。就職、結婚出産、パートナーの転勤により、数年ごとに街を移り住む。20年で計8回の引越しを経験。1年以上生活した街は、国内6都市・海外1カ国。その街ならではの魅力探しが趣味。自治体のシティプロモーション担当、市民活動団体の立ち上げをスタッフを経験。現在は初の海外生活をSNSや月一シェア会で言語化しシェアしている。

●企画の要点
「地元の人よりこの街を満喫している!」どこの街でも周囲から太鼓判を押される筆者が、今いる街を自分の居場所にする秘訣を言語化。地元民でも移住者でもない、期間限定の生活者が街を通じて自分の世界を拡げます。

自分の本を書こうと本気で考えたら、自分が本当に書きたいものに気づいた

ゼミの最終回、受講生の企画に対するさとゆみさんからの講評を聞いていたら、私は自分が日常の中で見つけた発見をエッセイとして書きたいのだと自覚した。

でもね、エッセイストはちゃんとした文章が書ければいいだけじゃない。文が面白いかどうか。芸として成立しているかどうかが大切なんだよ。と、さとゆみさんから教えてもらいました。

自分の気づきが、社会の発見になるように。
私の街での日常が、読んでくださった方の心を動かし、日常の視点がちょっとでもプラスに変わりますように。そして、その街での日常が今よりもっと楽しくなりますように。

私の目から見た街での発見を、自信を持って書いていきますね。
おかみわ、芸事を頑張っていきます!


さとゆみさん、同期の皆さん、
本当に学びの多い3ヶ月をありがとうございました。
これからも、末長くよろしくお願いいたします。