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【ビジョンインタビュー】段取り上手な気配りの人・小池笑子さん

〜世界を広げて 日常をデザインする〜


小池笑子さん

時間を有効に使う段取り力

「1時間あったら冷蔵庫にあるもので10品ぐらい作れる。このインタビューの前もカレーと肉じゃが作ってきたよ!」
 と朝一からのインタビューで何気なく世間話のように聞かせてくれた笑子さん。

 「料理をするときは、その時にある野菜を並べて頭の中で段取りを組んでから取り掛かる。」
 「スキマ時間は埋めたくなる。」
 「最近はパズルが上手くハマって行く感じで、予定が空いている時に上手く会いたい人に会えたり、流れに乗っている感じ。」

など、数々の言葉から、日々のちょっとしたスキマ時間も無駄にせず有効活用できることが心地よく、そのためのスケジューリング力や段取り力を持っていることを感じました。

 職場でも「コピー機の用紙が切れそうだから補充しよう。シュレッダーのゴミが溜まってきたな。」など、誰かが気付きそうで気づかない、やってくれそうでやらない、ほんの些細なことをスッとできる行動力や、周りの人に対する気配り力を発揮しているようでした。

人との出会いで深まる自己理解

 「自分は主婦としてちゃんとやってきてたんだ。と最近気がついた。」と話してくれた笑子さん。これまでは、自分が家族にやっていることは当たり前で、まだまだ足りてないと思っていたそうです。

 そして、家事は自分にとって苦ではない、楽々できていることだ、ということにも気づいたそうです。

 そのきっかけは、ここ最近、友人に会って話す機会が何度かあったこと。
 人に会って話すことで、自分の中で当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなくて、自分は頑張っていたんだ。と知ることができた。と言います。

 そして、自分が毎日当たり前にやっていることに対して、家族からの感謝の気持ちや優しさが返ってくるともっと嬉しいのに。と、思っている気持ちにも。

自分のために使う時間を大切にする

 笑子さんがこれからも大切にしていきたいことは「身体を整えること」。それは、これまで誰かのために使ってきた時間を自分のために使うことなんだと言います。

 周りの人への心配りが自然とできる笑子さんだからこそ、逆に、自分や自分の身体への時間は意識してとらないと本当に難しい。と実感を持って話してくださいました。

 この1年、ダイエットに挑戦していた笑子さん。 

 初めは、食事制限や糖質制限、走ったりダンスしてみたり、いろんな事をしていた笑子さんですが、今は「日常生活の中で階段を登ったり、歩くを意識する。食事を抜くのではなくいいものを食べる。」に落ち着いてきたと言います。

 そして、何より、この一年続けてこれた自分に自信がついた。自己肯定感が上がった。のだそうです。
 「こんなにできると思わなかった。もうリバウンドしない自信がある。」
 その言葉には、自分を大切にしてきたという自信、そしてこれからも自分を大切にするという決心が表れているようでした。

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地域の人に救われた初めての子育て

 そしてもう一つ。笑子さんがこれから大切にしていきたい活動。それは、行政と民間企業と地域のママたちが一緒に作る「ハグミー」というコミュニティづくり

 この活動は笑子さんにとって「子育て世代のママや赤ちゃんと触れ合える原点みたいなもの。」と言い、とても楽しみにしているようでした。

 なぜそれが原点なのか?その理由は、笑子さんの初めての子育てにありました。

 20歳で一人目の子供を産んだ笑子さんは、道を歩いているだけで”こんな若いお母さんで可哀想と思われるんじゃないか。”というプレッシャーから、髪は黒く染めて、子どもにも手作りの離乳食、お利口さんにさせてちゃんとしないと。と、常に気を張って子育てをしていたと言います。

 そんな笑子さんを救ってくれたのが、地元の年配の方達が作ってくれていた「子ネット」という子育てサークル。

 ここで出会った、地域のおじちゃんやおばちゃんが言ってくれた「頑張っているね。」という言葉に助けられ、我が子の事をただただ「可愛いねえ〜。」と言って可愛がってくれることに救われたと教えてくださいました。

 「ハグミー」という活動にかける想い。それは、「ママたちが楽になればいい。ただその時間だけでもほっとして欲しい。」

 自分の子どもたちが成長してきた今、自分のように子育てで苦しんでいる人はまだいる。今度は、笑子さん自身がそんなママたち役に立ちたい。そんな想いをお話ししてくれました。

もっといろんな世界を見てみたい

 若くに子どもを産んで、疲れるくらいに気を張って子育てをし、家事そして仕事をこなしてきた笑子さん。

 そんな、彼女から何度も聴こえてきた言葉は、「キャリアに憧れる。」「企業の人たちを話をしているとワクワクする。」という、今まで彼女自身があまり関わる機会が持てなかった世界への憧れ。

 そんな笑子さんが、今、願うこと。
 それは、「もっといろんな世界を見てみたい!」

 笑子さんがすでに持っている、日々の限られた時間を細やかに段取りする力、そして人の気が付かないところまで心を配れる決め細やかさ。

 そこにこれまであまり関わることのなかった新しい世界がつながることで、より想像力豊かに細やかな日常のデザインができる。そんな女性になるような気がしてなりません。

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小池笑子さんが関わる活動の一つ
行政・民間と地域のママたちが一体となってお届けする
「ハグミー」は
この夏スタートです!

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毎日を一生懸命生きているあなたの
想いや活動を聴かせていただいて、
他己紹介をプレゼントしています。

ライフもワークも全てひっくるめて
「こんな生き方もあるんだ^^」と言う気づきになれば幸いです。


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