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【ビジョンインタビュー】ワシの味 大将・深見大輔さん

〜美味しいものを ただそれだけ〜

ワシの味2

自らの五感を使い作る料理

「料理がしたい。買うと高いし、それなら自分で作ってしまえばいい。
そのほうが自分で思うものが作れる。」

 燻製やローストビーフなど、お手製の料理をオンラインで販売されている深見大輔さん。大輔さんのいう“料理”とは、マニュアルなどはなく、自分の思うように味付けをして作るもの。大輔さんの作る料理は、調理器具から手作り。こだわりの一品です。

 木のチップを熱で炙って煙を出して、その煙で燻す燻製。大輔さんの作る燻製は、スモーカーも手作り。ステンレスの鍋に穴を開けて作ったスモーカーで、安くて美味しい食材をその食材に合わせたチップを使って、自らが納得のいく味付けに仕上げます。

 「美味しいですよ〜。ぜひ食べてみて欲しい!」

しみじみと言われる言葉に、お話を聞いているこちらのお腹が空いてくる。

 大輔さんが初めて料理をしたのは、8歳の頃。共働きのご両親が仕事に行く土曜日に母親から「これ簡単だから作ってごらん。」と言われて作った野菜炒めが最初の料理だそうです。そこから始まった大輔さんの料理人生。

 「料理は楽しいと思った。匂いが変わってくるのが楽しい。玉ねぎの甘い匂い、お肉を加えた時の匂い、そして調味料を足したらまた変わってくる匂い。匂いを嗅ぎながら、色を見ながら、いいやん♪と思いながら作るんです。」

 大輔さんにとって料理とは、五感を使って味わうもの。

美味しい!から始まる研究

 大輔さんが料理をし始めて、ハマったものはカレー。
 近所のお兄さんからカレーを作ったから食べにおいで。と言われて食べたカレーが、それまで食べていた母親のカレーと全然違う!と感じて、お兄さんの作るカレーを教えてもらって自分で作ってみた。それがとても美味しかったそうです。

 そこから大輔さんのカレーレシピの試行錯誤が始まります。

 大輔さんの作るカレーの隠し味は、なんと“コーヒー”!!これもご自身が食べた味を再現する試行錯誤の末。
 コーヒーの美味しい喫茶店はカレーも美味しいなあ。と感じていた大輔さん。肉の臭みをコーヒーが消すんかな?と考えてコーヒーを使い始めたそうです。実際使ってみると、肉の臭みが取れてコクが出るんだそうです。

 もう一つ、何年もの研究の末、10年ほど前からはほぼ同じレシピで作り上げているのが、こだわりの塩。その名も「ワシの塩」。こちらはオンラインで販売をしています。

ワシの味

 ある時、市販のクレイジー・ハーブソルトを食べた時、とても美味しくて、何にでも使っていたらすぐなくなった・・・。でも、買うと結構高い・・・。
 それなら、粗挽き塩こしょうに何か足したらこんな風になるんじゃないかな?そんなことを思ったのが、きっかけ。
 塩胡椒にいろんなハーブを混ぜてみたら、「美味しい!こっちの方がいい!安いし!」とオリジナルの塩として作られ販売されています。

「何にでも使える。魚やお肉の味付けにも、ドレッシングにも、これ一本あれば大活躍!」

 大輔さんの太鼓判の「ワシの塩」。昔、大輔さんが勤めていた会社の店長さんが、退職の時の記念に。と描いてくれた似顔絵ラベルと共にお届けします。

そこにあるものを活かす

 これまでも、自宅に来た友人などにいつも手料理を振るまってきた大輔さん。
 大輔さんの料理を食べた人たちは、「また作って欲しい!お店してほしい!お酒に合う!」と口々に言ってくれるそうです。

 大輔さんご自身もお酒が大好き。自分がお酒を飲むのに合うおつまみを。と思って作っているので、お酒に合わないわけがない。と大輔さんは言います。

 大輔さんに、「お店は持たないんですか?」とお聞きした時に帰ってきた言葉。

「そのうちやりたいかな。でもやるなら日本ではなくて外国に行ってやりたいな。日本にはもうなんでもあるので、わざわざ自分がやらなくても。」

 大輔さんの言う外国とはフィリピンのこと。
 フィリピンに行って、現地の食材をアレンジしながら現地の人に安くて美味しいものを食べてもらいたい。と言います。これまでに何度も行ったことがあるフィリピン。海が近く、過ごしやすいこの国で、現地で取れる魚介類を使った炊き込みご飯なども作れるんじゃないかな。

 そんな夢を描いておられました。

家族団欒に花を添える料理を

スモークメニュー

「大輔さんのお料理をどんな方に届けたいですか?」インタビューの最後にお聞きしました。

「こんな時期なので、家で呑みながら、奥さんや旦那さんと話をしてもらいたい。ベーコンやチーズなどの燻製は子どもたちにも喜んで食べてもらえると思う。ちょっとした家族の団欒に添えてもらいたい。」

 子供の頃も大人になってからも、仲間たちとBBQやデイキャンプをするのが楽しかった。と言う大輔さん。
 「外で食べるのが好きなんですよね。みんなでワイワイするのが楽しい。今はあまり外には出れないですけどね。」

 大輔さんの子供の頃の一番の思い出は、仲間4、5人と度々通った河原でのBBQ。
 お肉と網だけ持って行き、あとは現地調達。河原の石で台を作って囲って流木や枯葉を拾って火を付ける。それが炭になる間に、川で手掴みで魚をとって、お肉と一緒に炭火で焼く。

 そんな風に、そこにあるものを利用して、大切な人との楽しい時間を作り出してきた大輔さん。

 そんな大輔さんの作る手料理は、ただただそこにある日常に“美味しい!楽しい!”と言う笑顔の花を添えてくれるものになるのだと思います。

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深見大輔さんが自信を持ってお贈りする
「ワシの味」
こちらからご購入いただけます。
https://www.reservestock.jp/stores/index/28910

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