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㉖店をつくる その4

 1月の終わりに本格的に工事が始まりました。前室の扉は「ちょうど民家から出た扉があるので」と廃材を利用してつけてもらいました。わたしは通販で買ったシンクやラックを組み立てることはしましたが専門的な工事は何もできませんからその日の作業が終わりそうな時間に見に行っては今日は扉がついてる!とか今日は水回りができてる!と、ひたすら喜ぶだけでした。建具の納品の日は雪が降っていたので作業の続きは別の日ということになりました。わたしは途中なのが分かっていても雪の中店まで見に行きました。通りの反対側から建具のついた店を眺めました。ふわふわと白く新しい雪がやむことなく降っていました。いよいよキビズベイクショップができるという感じがしました。建具屋さんが作った窓を取り付ける日はどうしても見たくて朝から見に行きました。白木とガラスの真新しい窓がはまり「なんてかわいいお店だろう!」と思いました。図面を描くこと職人さんを探すことすべてやっていただき、頭の中のイメージをより良くかたちにしてもらえて、ほんとに吉田さんに頼んで良かったと思いました。看板はちょうどいい木切れがあったのでそこにロゴマークをスプレーで描きました。さいごにオカメサブレのホッペを赤い絵の具で描きました。それを置いてみるとちょうどいいバランスでした。繁忙期であるバレンタインの発送を終えてすぐ引っ越しを行いました。翌日には保健所の現地調査があり晴れて営業許可を取得することができました。


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