「非行少女」


向上心のないバンドマン 抱かれて私は家に帰る
何かに照らされて光る あの月はなんで怒られない?
平常心しかないから 浮かれた他人が疎ましくて
だけど多数決を採れば 私が異分子で それから悪

毎週末の九時半に大抵全部が終わる
最低限のハードルも飛べない私の非行
最終回のエンドロールで死んだ少女がかぶる
眠るように逝けるならそれもいいかと笑う


「愛してる」の重ねがけが私の心を 独りにした
「どうか元気でまたいつかね」 なんてね どうせ会わないけど

毎週末の九時半に大抵全部が終わる
最低限のハードルも飛べない私の非行
最終回のエンドロールで死んだ少女がかぶる
眠るように逝けるならそれもいいかと笑う


虚構の街は灯りを消し 群青の孤独の時間を止め
無くした罪のかけらまで飲み込み私を 許さないのだ



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