3月になると思い出すこと

 こんにちは、おかぴです。
 花粉が酷いですね〜〜🫠毎日目が痒くて頭がおかしくなりそうです。私は結構花粉症酷い方なので、毎年少し強めの飲み薬と点鼻薬、点眼薬も処方してもらってます。肌もゆらぎやすいのでここ数年はスプレータイプの花粉やウイルスをブロックしてくれるものも併用しております。

 一体なぜこんな身体になってしまったのか、今でも鮮明に思い出せます……あれはそう、『送別遠足』での出来事でした…。
 私が通っていた中学校は、毎年3月初旬になると徒歩30分ほど離れた自然公園的なところに皆で行く行事がありました。もうすぐ卒業する3年生の送別遠足です。よくある遠足イベントだと思っていただいて差し支えないです。お弁当とお菓子、レジャーシートを持って、仲良い子達と集まって食べて遊んでのんびりするだけのアレです。
 ことが起こったのは、中学2年生の頃。その年も私は送別遠足で自然公園的なところに来ていました。遠足も終わりの時間が近くなり、これまた恒例のゴミ拾いの時間になりました。公園内を練り歩いて、落ちているゴミを拾っていきます。特に何も難しいことも無く友達と楽しくおしゃべりしながら、誰が捨てたのかも分からない煙草の吸殻や空き缶まで拾っていた時です。風がね〜ぶわーーーーーっと吹いてね〜〜〜もわっっっとしたものが舞ってたのが見えたんですよ。見渡す限り広がる山で。花粉ですね、舞ってたのは。その瞬間から私は「10歩歩く度にくしゃみする身体」になってしまったのです。
 それからもう地獄でした。さっきまでそんなにくしゃみをすることもなく、いたって普通にお弁当食べてお菓子食べて遊び回ってたのに……ゴミ拾いし始めてから止まらないんです。目も痒いし鼻水止まらないし、くしゃみしすぎて腹筋まで痛くなってきたし。
 さらに地獄だったのは、遠足のあとも普段と変わらず部活があったことでした。当時私はバレーボール部に所属していたのですが、もうくしゃみで私の体力は9割奪われていたのでボールをポンポンする余裕なんて全く残っていませんでした。しかも部活中もくしゃみ止まらないし、なんか集中してないとかで先生に怒られるし。あの時は流石に腹立ちましたね。しんどそうなの見てわかるだろうがよ🫠帰らせてくれや🫠相当根に持ちました。今でも恨んでいます。
 これがこの時期になると思い出すことのうちの1つです。花粉症になった瞬間を鮮明に覚えている方、いらっしゃいますか?この時の憎しみは生涯忘れることはないでしょう…。

 もう1つ、この時期になると思い出す、忘れられない出来事があります。それも中学生の時に起こった出来事でした。
  春休みの少し暖かくなってきたある日のこと。生徒会役員だった私は、他の役員達と共に新学期に向けて、資料作りやオリエンテーションの出し物の企画などに真面目に取り組んでいました。といっても、楽しくおしゃべりしながら和気あいあいと掲示物を描いたり、飾りを作ったり、楽しい時間を過ごしていました。
 昼過ぎ、暖かいしお弁当も食べて少し眠くなってきた頃。外からパチパチと変な音が聞こえてきました。皆気にしつつもそれぞれの仕事をこなしていたのですが、あまりにもその音が止まないので流石に無視できなくなり、「これ何の音??」と周囲を確認する役員たち。廊下にも、生徒会室の真下の生徒玄関辺りにも、何も異変はありませんでした。うちの中学校は山に囲まれているので、更に敷地外にも目を配らせて音の原因を探しました。すると、とんでもない光景が目にしたのです。
 学校から少し離れたところでね、燃えてたんですよ山が。山って言うと大袈裟なんですけどね、薮が燃えてたんですよ。よくある落ち葉を燃やしてるようなのとは炎の大きさが違って、もう結構広がってたんです。パチパチという音は薮が燃えてる音だったんです。
 流石にみんな田舎っ子で焚き火とか見慣れてるとはいえ、火があまりにも広がってるからすごく驚いたのを覚えています。しばらく皆でやべーやべー言い合ったあと、「一応職員室に知らせにいった方がいいよね…。」ということで皆で1階の職員室に向かいました。(生徒会室は2階でした。)
「失礼します、3年A組の岡木陽夏です。山が燃えています。」
 いやこんな入室の仕方、絶対私しかしたことない。直前までなんて言って職員室入るかめっちゃ悩みました。だいたい「◯◯先生に用があってきました。」が定型文じゃないですか、うちではそうだったんですよ。とりあえず簡潔に起きていることを伝えないと!と思って、めっちゃ簡潔に伝えました。そりゃもう先生方も全員窓に張りついて外を見て、燃えてる!!と驚いてました。教頭先生がすぐに消防に連絡し、既に通報済みだと確認がとれたので私達は職員室を去ったのでした。
 その後はもう掲示物なんて作ってられないので、ずっとベランダで燃える山を眺めながらサイレン鳴らして坂を登ってくる消防車に「早く〜!!」と野次を飛ばすのに勤しんでいました。結局焚き火が燃え移ってしまっただけで、大したことなかったと後から聞いてその事件は幕を閉じました。その燃えてた場所が生徒会長の家のすぐ横だったのが更に面白かったですね。(面白くはない)

 以上が、私の『3月になると思い出すこと』でした。
 田舎で育ったのがよくわかる出来事でしたね。もちろん卒業式の思い出とか、もっと色々ありはするんですけども、インパクトが強い思い出のお話をさせていただきました。「山が燃えています。」で職員室に入った人間はきっと私だけだと信じてこのネタを生涯擦っていきたいと思います。皆さんも山が燃えてたらぜひ使ってみてくてください。



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