従来のゲーミングPCの出品方法が通用しない理由



こんにちは。
ゲーミングPCの販売でめっちゃ稼ぐ”おかけん”です。

ゲーミングPCはコロナ禍の巣篭もりに伴ってネットワークゲームが爆発的にヒットしたことで非常に需要が高まりました。
しかし、新品のゲーミングPCは非常に高価で中々、手軽に購入できるものでもありません。
半導体不足やマイニングブームによりパーツの価格高騰によりその価格はますます高価になる中、少し古いけれど安価で購入できる中古ゲーミングPCが注目されています。

それに伴い、従来のパソコン転売を行なっていたセラーがゲーミングPCも扱うようになり2020年に唯一の「ゲーミング出品マニュアル」がとある方から発売され、世に広がったようです。
私もその内容を見させていただきました。
発表当初では、まだ通用したかも知れない内容ですが、現在では通用しない部分があります。
マニュアルの内容については教材作成者の方が著作権を主張されておりますので公開はいたしませんが、私の実践しているノウハウの視点からお伝えいたします。


従来の方法が通用しない理由

前述しています2020年に発表された教材ではBTOメーカーの中古を
流用してカスマイズする方法について解説されています。
このBTOメーカーのパーツは各社のOEM品を使用されています。

当時のOSは「Windows10」が最新でした。
         ↓
現在の最新OSは「Windows11」となります。

また、ネットワークゲームもバージョンを重ねて推奨動作要件が高くなっています。

フォートナイトの場合
推奨グラフィックボード
2020年 GTX660
    ↓
2022年 GTX960

となっています。

これがどのように影響するのか

BTOメーカーのパーツはOEM品ということを述べました。
OEM品ということにどういう影響があるかということですが、
メーカーが設計した仕様でしか動作しない
こととなっています。

ですので、
ハードは要件を満たしていても最新のOSである「Windows11」をインストールできない
・グラフィックボードのバージョンアップができない
という状況が発生します。

最新にバージョンアップする方法はないのか?

Windows11のインストール、グラフィックボードのバージョンアップによる高性能化はできないのか?
それは可能です。
メーカーのOEM品は市販のパーツを使用してデーターのみをオリジナルのものに書き換えてあるので、それを再度書き換えれば良いのです。
そのデーターとは、PCに詳しい方ならお分かりの「Bios」というものになります。

Biosとは

ここで「Bios」について説明しておきます。
BIOS とは、”Basic Input Output System”の略で、パーツのひとつであるマザーボード上のROM(記憶チップ)に搭載されているプログラムです。
パソコンに接続されているキーボード、マウス、CPU、メモリーなどハードウェアの管理・制御を行っています。

これがメーカー独自のものであるためにメーカー出荷時の仕様に基づいた設計になっているためにOSやパーツのカスタマイズができないのです。

カスタマイズするにはどうすれば良いのか?

それらをカスタマイズするには2つの方法があります。

1つ目は、マザーボードを交換することです。マザーボードを交換すればBiosもメーカー独自のものではなく汎用のものになりますので、カスタマイズ可能です。

2つ目は、Biosを汎用のものに書き換えることによって、カスタマイズ可能にします。

しかし、それらにはそれぞれのデメリットがあります

1つ目のマザーボードを交換するのには、購入する費用が必要となります。さらにマザーボードを交換するとPCに付属のライセンスを使用することができなくなりますので、同時にOSの正規ライセンスも併せて購入する必要があります。

2つ目のBiosを書き換えるには、まずデーターを入手する必要があります。まず、互換性のある汎用データーを見つけることは難しく、運良く見つけてもダウンロードして、パソコンと"ROMライター”という装置を使用して書き換えを行わなければならず、かなりのベテランでないと難しいでしょう。

ROMライター

以上が、私、おかけんが現在出回っている「ゲーミングPC出品」の手法が通用しないとの見解を示した理由となります。

これらの対応についてはコミュニティ内で共有させていただいております。

現在、コミュニティの入会募集は行なっておりません。未定ではありますが次回募集時にご入会いただければ情報共有させていただきます。
また、現時点では予定はありませんが教材として販売することがあればそちらでも共有させいただくことといたします。
ゲーミングPC販売に興味を持たれた方への情報となれば幸いです。


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