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023 終活ビジネスのチームビルディング③〜仕事の基本は他人が嫌がることの積み重ね。

《前回の話》

ビジネスチームに参加するということは、当然ですが自分の仕事へのメリットを第一に考えるものです。それを以ってどのような行動を起こすかが問われるところではないかと。

自己主張は御法度、利他の精神で
私が発起人となって立ち上げた終活ビジネスの専門家集団・終活パワーチームの運営・展開は何よりも「仲間への貢献」を最優先で考えました。ありがたいことに終活ビジネスの今後に可能性を感じる方々が続々と集まってきましたが、そこで手前勝手な自己主張は絶対に避けるべきと認識。具体的には「どうやって仲間たちに仕事もしくは仕事のチャンスを提供するか」を追求することにしたのです。

私はもともとが広告ディレクターで今でもその仕事を継続中。ですから新しい仲間ができたら、彼らから広告関係の仕事が欲しい訳です。しかし、何の実績もない私が新たな仲間にいきなり「印刷物は自分に任せろ」「ホームページの制作を持ってこい」などとクレクレ願望を発揮したら、あっという間に信頼されなくなることでしょう。つまりここでは自分の欲をグッと抑えて「利他の精神」が必要となります。いや、この精神によってチームを運営することが、仲間を自分を発展させる最も近道と考えるべきで。

己を知って泥にまみれる
終活パワーチームを発展させるため、まずは私が参加するビジネスマンたちを自らスカウトし、会議を告知して開催まで手掛けました。無論そのための資料も私が作成し、会議の後で立ち上がることになった様々なビジネスプロジェクトを発足、それらの運営管理も自ら行うことに。正直に言えば時間と労力を取られてなかなか面倒だったのですが、仕事を発展させる基本は「他人が嫌がることを率先してやる」、ここからしか始まらないのです。これらを毎月繰り返し、そこから仕事に結び付きそうな案件が見出せれば、すぐさま該当者にどんどん紹介していきました。というか、私にできることなど泥臭いことしかなかったので。

こうして実際に仕事が徐々に生まれ、それらを仲間たちに任せる体制が整ってきた頃には選りすぐりの仲間たちが揃い、ようやく正式な終活パワーチームが誕生。そこからも自らコツコツと繰り返し、改善し発展させることを率先して継続。ただし、専門的な案件はその筋の専門家にお任せしてイニシアチヴを取ってもらうように心掛けてきました。餅は餅屋、自分ができもしないことを知ったかぶりで“いっちょかみ”することは避けたのです。それこそが自分のプロ意識であるつもりでした。

次回はチームづくりの失敗体験について書かせていただきます。

終活問題に関するご相談は、経験豊富なあらゆる専門職の揃っている一般社団法人プリエンド協会までどうぞ。

岡橋秀樹
一般社団法人プリエンド協会 代表理事
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