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良心で生きる。5

母は「父のことで自分は苦労してきた」ってよく話してる。それで閃いたんだけど、母にとって苦労あってこその人生なんだね。苦労あってこその歓びなんだろう。
だから、子どもの頃からわたしが楽しむことを暗に否定してたんだわ。
それで、幼子のわたしも人生を楽しんではいけないんだと、誤解してたんだね。
なるほどな~~~。
でも母と私は別の人生だし、歓びという感情が一番大きくて創造的だって今はわかってるから、ちゃんと境界線を引いて、わたし自身は歓びで生きる。

たびたび母から父がやりにくいというLINEが届くし、こういうことを話せるのはあんたしかいないと言う。
この前やっと「父はできるって母が心底信じられたらそれが現実化する。今できなくてもできるようになると信じることやで。父はできやんという母の想いが現実化してる。実はみんなそうなんやで。母よ楽になって」
「どちらかが亡くなるまでこのままなんもつらくないかな。新しい関係を結び直してほしいよ。父を信頼するのは母には難しいことやと思うんやけども」とLINEで書いてみた。
反論が怖かったんだけど、難しくてようわからんサンキュー!って返事が来た。
そりゃそうよなー。
でも母にこう伝えたのがわたしの本当にしたい事とは思えなくて、何だろう?と自問した。
それで気づいたんやけど、心底世の中を信じるのは私自身だったんだわ。
わたし自身が父と母は仲が悪いもので、この関係は修正されないという思い込みがあるから、それが現実化してたんやわ。
私は父どころか母も変われないって誤認してる。
でも、今のまま「母をしんじる~!」てやったところで、本音を蓋するだけだから、相手に対する不信感を十分に感じてみよう。
この誤認を癒して、両親に対する信頼感を育てるのは私一人ではできないから、ぼちぼちやっていく。
ほんと外側は何にもなくて、わたし自身の生きる力なんよなぁ。


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