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映画のはなし『ベイビーわるきゅーれ』
2021年ぼちぼち映画館へ。
多分2021年ベスト10的なん決められへんけど、決めなあかんかったら入るであろう1本を。それが『ベイビーわるきゅーれ』。
なんかアイドルがアクションやってみました、ちょっとエロをいれましたよ、みたいなもんかとか映画.comで一覧をスクロールしたときは思ってしまってたけど、なんとなくちょいちょい入ってくる出元におやおやと。
いよいよ佐久間さん(元テレビ東京プロデューサー・私の信頼をおけるエンタメに関しての情報元)がツイートしてたのみて、これは!と足を運んだ。
まぁそれぐらいやから、前情報もそのままほとんどなくいったのに、やられた。むしろそれがよかったかもしれん。
この主人公の女子高生殺し屋のちさとちゃんとまひろちゃんのキャラクターがたまらん。単なる今時の女子高生ふたりが殺し屋ですよって、なんかどこか漫画でもありえそうな設定なのにやられた。
依頼をうけて、どんどん人を殺すという仕事をこなしていく殺し屋稼業のありえへん世界の中、絶妙な共感が面白さを運んでくる。以前、ハライチのターンで“あるある”のいい塩梅みたいな話があったが、そこにちょっとつながってくるというか。
二人の住む部屋の日常や会話にはゆるーい雰囲気がながれるにも関わらず、アクションが本格的でかっこよかった。特にまひろちゃん役の伊澤彩織さんがかっこよかった(金髪のほう)。忘れのTシャツの時点でやられるんやけど。
映画館で同じ映画を繰り返しみることなんか今までなかったけど、これはまた見たいなとも思うくらい。たのしかったなぁ。
そんで少したって、同じ阪本監督のこちらも。
『最強殺し屋伝説 国岡』
『ベイビーわるきゅーれ』に比べると、ドキュメンタリーというていをとっているからもあるのか、またキャストの感じも全体的なチープな感じが否めないやけど、おもしろかったなぁ。
伊能さんがよかった。めちゃくちゃがちがちのガタイでもなく、そこそこ体格のいい感じと、一重の悪そうな目といい顔の感じがいい。ふとなんでため口なんすかとか。ひりっとたまらない。女の子とうまくいかなくて、いらいらしてしまうのもそれでいい。
“最強”ってタイトルついてて、確かに他の殺し屋に比べれば仕事をこなしてるけど、なんかめちゃくちゃ最強って感じじゃないのもいい。最後のバトルもいいですね。
『ある用務員』も見ないかん。探そ。
映画館がレイトショーも戻ってきた。前職のころの生活を考えるとレイトショーがありがたくて、好きだった。レイトショーがないことにやきもきしていたのに、その間に仕事も変わり、生活も変わって、レイトショーがないことにもなれてしまった。
今ではレイトショーの時間は仕事終わりでは遅くて、22時や23時に家に帰るのも遅いなぁとなってしまった。体調や仕事を考えれば、今の状況が当たり前でいいに決まってる。なのにまだしょーもないなと思ってしまう。
ありがたいことに会社の福利厚生で映画も割引があり、通常の一般料金の半額以下で1本みれてしまう。回数に制限があるので、会員なってないTOHO系とかにつかってます。ほんま助かる。とりあえず、転職してよかったこと。これ。
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