天蕎麦や 月を忘れてゐた (岡田拓也)

福岡県糸島市で飲食店経営 料理の研究や、思った事をまとめていきます。 お店のインス…

天蕎麦や 月を忘れてゐた (岡田拓也)

福岡県糸島市で飲食店経営 料理の研究や、思った事をまとめていきます。 お店のインスタアカウントはこちら https://instagram.com/tsukiwowasureteita_tensobaya

最近の記事

何故お任せコースのみにしたのか

あけましておめでとう御座います。 正式オープンの準備中です。 営業を予約お任せコース3500円のみにしました。 何故お任せコースのみなのか、 それは仕入れに関係があります。 糸島の農家さんや卸業者さんより食材やお酒を仕入れさせて頂いているのですが、 基本的に季節の魚や野菜は目まぐるしく変わります。 その時出回っている美味しい旬の食材を使う事になるので固定のメニューは難しくなります。 (昨日は手に入ったのに今日は全然手に入らないなどよくあります。) 予約のみにしてい

    • 初めて呑んだ酒は田中六五だった。

      22歳の上京したてだった頃、吉祥寺の和食屋にふらっと行った時にカマスの塩焼きを頼み、 折角だからと初めて日本酒を頼んでみた。 店員に銘柄は何かと聞かれる 当時酒の銘柄なんて霧島と黒霧島ぐらいしか知らない宮崎の田舎者はとりあえず九州の酒をと注文する。 カマスの塩焼きと田中六五を交互にちびちびやる。 その時に初めて解った。 「みんな日本酒呑んでるのはこういう事だったのか!」ふと横を見ると、還暦は迎えたであろう着物を着た白髪の男(恐らく作家さんの類?)が肴を箸でつついたり、

      • 糸島に移住、そして飲食店を開業

        はじめまして。 [天蕎麦や 月を忘れてゐた]店主の岡田です。この度は糸島でお店を開くに至るまでの私の経緯について簡潔にご紹介させて頂きます。 ※これより駄文につき、興味ない方はスルーして下さい。 岡田 拓也 宮崎県 平成元年 8月5日生まれ 農家の祖父母の田んぼに囲まれた家に育つ 2012年頃、当時宮崎県にいた岡田青年はロックバンドで世の中に衝撃を与えるという志を持ち、親族の反対を押し切って大学を中退し、東京に出た。 上京した日の事はよく覚えている。雪が降っていて宮

      何故お任せコースのみにしたのか