岡田育

文筆家。東京出身NY在住。最新刊『我は、おばさん』。noteはもう更新しません。消えた…

岡田育

文筆家。東京出身NY在住。最新刊『我は、おばさん』。noteはもう更新しません。消えた記事はこちらに移ったよ→ http://okadaic.net/

マガジン

  • 『わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい』

    「noteについて考えたこと」を書き綴ります。不定期更新。マガジンは2000円で読み放題。一記事単位の購入もできます。

  • 連載まんが『ラクガキで儲ける法』

    タイトルは『ガラクタで儲ける法』から拝借しました。

  • 留学連載『35歳で、ガールと呼ばれる』

    米国パーソンズ美術大学への社会人留学2年間の思い出。非常に個人的かつ一般化しづらい内容なので、とくに関心のある読者のために、質問やリクエストに応えるかたちで進めたいと思います。授業カリキュラムやクラスメイトの話も出るので有料マガジンに。分量がたまってきたらマガジン全体を値上げ予定ですが、更新は不定期になります。

記事一覧

固定された記事

cakes終了とともにnoteを閉鎖します。

2012年から『ハジの多い人生』などの連載を続けていたコンテンツプラットフォーム「cakes」が、2022年8月末をもってサービス終了することとなりました。私にとっては文筆家…

岡田育
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【wkgk】 #002 / 『なんでもない日には』

定期購読『夜半の月極』のためのノートです。単体購入(¥100)もできますが、読み放題(¥500)がおすすめです。 * 昔書いたものをアーカイブしていく試み、第二弾はミ…

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岡田育
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【留学体験記】 #006 / 英語レジュメ今昔

本稿は、灰色ハイジ「デザイナー向けの英語レジュメの書き方・作り方」に触発されて書いたものです。とても参考になる記事で、渡米前に泣きながらレジュメ作ってた私に今か…

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岡田育
5年前
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【留学体験記】 #005 / さよなら卒業生たち

めちゃくちゃご無沙汰しております。時系列順に書こうとするから躓くのであるよな……。以後は心を入れ替えてカジュアルにランダムに更新していこうと決めました。また、こ…

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岡田育
5年前
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【wkgk】 #001 / 電脳戯話

定期購読『夜半の月極』のためのノートです。単体購入(¥250)もできますが、読み放題(¥500)がおすすめです。 * 過去に書いたもののアーカイヴをどこかに作りたいな…

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岡田育
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【第4回】一学期目、はじまりはじまり

少し間が空いてしまってご心配をおかけしました。ここからまた連載を再開していきたいと思います。いろいろ書き方を模索したのですが、やっぱり時系列がいいだろうと考え、…

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岡田育
6年前
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【第3回】オトナ学部に通っています

■スピード卒業が可能です 私が通っているのは、ニュースクール大学の傘下にあるパーソンズ・スクール・オブ・デザインという美術大学である。パーソンズはさらに、ファッ…

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岡田育
6年前
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【第2回】日本の私、アメリカの私

■性格がガラリと変わる 「Myers–Briggs Type Indicator(MBTI)」という性格診断テストがある。欧米でよくキャリアカウンセリングに使われるもので、簡単な質問に答え…

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岡田育
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【第1回】誰もがおのぼりさんになる街

■通学路は、五番街 イーストビレッジにある自宅から4丁目通りを西へ進むと、ワシントンスクエアパークの南東に突き当たる。この一帯はニューヨーク大学(NYU)の校舎や…

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岡田育
6年前
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【第0回】35歳で、ガールと呼ばれる

「Hey, Girls!」と呼ばれて、振り返れるだろうか。 年が明けたらすぐ38歳になる私には、なかなか難しい。咄嗟に自分のことだとは思えないだろう。紛うことなきアラフォー…

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岡田育
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対話券

久しぶりにnoteを使ってみようかと思い立ち、しかし昔と違ってまるで面白い使い道が思い浮かばず、ちょっと試運転してみます。 ・このnoteは「対話券」です。 ・購入者は…

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岡田育
6年前
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【書かずの書】編集者という職業(1)

-------------------------------- 2014/08/04 18:00 『ハジの多い人生』という単著を出してから、あちこちの出版社の文芸編集者に声を掛けられて、打ち合わせと称して話…

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岡田育
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【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(vol.3 六月の声)

岡田育が「noteについて書く」連載、第三回の更新です。今回は、公開後の追加更新を予定しておりません。いま書いてある文章のみをお読みいただくかたちになります。5月の…

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岡田育
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随時更新【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(vol.2 われに五月を)

予告通り、「驢馬noteうり」の第二章をスタートします。今後、月単位で書いていくかどうかは未定ですが、「リリース最初の一ヶ月」と「その後」という区切りは悪くないんじ…

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岡田育
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WEB女子同人サークル「久谷女子」のnote更新。第一弾は、語り下ろし座談会「久谷女子の本当は教えたくないPCが入るバッグ(女子向け)」! 既刊同人誌とは似て非なるオリジナルコンテンツです! https://note.mu/kutanijoshi/n/n954f64c67797

岡田育
10年前
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【書かずの書】『ハジの多い人生』書籍化によせて(A)

4/25『ハジの多い人生』(新書館)刊行にまつわる、販促プロモーション企画の第一弾。タイムスタンプを打ちながら書き足していく「随時更新」形式にします。 ずっと「書籍…

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岡田育
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cakes終了とともにnoteを閉鎖します。

cakes終了とともにnoteを閉鎖します。

2012年から『ハジの多い人生』などの連載を続けていたコンテンツプラットフォーム「cakes」が、2022年8月末をもってサービス終了することとなりました。私にとっては文筆家デビューのきっかけをいただいた大恩ある媒体です。2014年に「note」を始めたのもcakesあればこそという経緯でした。上の画像は2013年末にピース・オブ・ケイク社(当時)で撮られた対談記事の写真。今度また次のローンチあり

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【wkgk】 #002 / 『なんでもない日には』

【wkgk】 #002 / 『なんでもない日には』

定期購読『夜半の月極』のためのノートです。単体購入(¥100)もできますが、読み放題(¥500)がおすすめです。



昔書いたものをアーカイブしていく試み、第二弾はミニコミ『レタァ』の連載「なんでもない日には」です。

私の文筆家デビューは一応、2012年9月の「cakes」ローンチとともに始まった「ハジの多い人生」ということになってはいるのだが、それ以前の会社員時代にもあれこれと文章を書く機

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【留学体験記】 #006 / 英語レジュメ今昔

【留学体験記】 #006 / 英語レジュメ今昔

本稿は、灰色ハイジ「デザイナー向けの英語レジュメの書き方・作り方」に触発されて書いたものです。とても参考になる記事で、渡米前に泣きながらレジュメ作ってた私に今からでも教えてあげたい。そして改めて基本中の基本について読み返すと「あれからずいぶん遠くへ来たなぁ」とも感じるので、本記事ではそうした心境のビフォーアフターについて書こうと思います。先に断っておくとハウツー記事じゃないよ!

現在の私のレジュ

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【留学体験記】 #005 / さよなら卒業生たち

【留学体験記】 #005 / さよなら卒業生たち

めちゃくちゃご無沙汰しております。時系列順に書こうとするから躓くのであるよな……。以後は心を入れ替えてカジュアルにランダムに更新していこうと決めました。また、この留学日記を、というよりは、noteそのものを放置してしまっていたので少し体制を入れ替えました。有料コンテンツ読み放題の定期購読プランをご用意しております。といっても、すでに当有料マガジンご購入の方は、引き続き、追加料金などなくここだけお読

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【wkgk】 #001 / 電脳戯話

【wkgk】 #001 / 電脳戯話

定期購読『夜半の月極』のためのノートです。単体購入(¥250)もできますが、読み放題(¥500)がおすすめです。



過去に書いたもののアーカイヴをどこかに作りたいなと思い続けて幾星霜。ブログは現在の活動履歴を更新するだけで手一杯だし、媒体からの許諾を取りづらいものを勝手に全世界公開するのも気が引ける。もう少しクローズドに、だけど読みたい人には読めるように、整備しておけるといいなと思っていた。

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【第4回】一学期目、はじまりはじまり

【第4回】一学期目、はじまりはじまり

少し間が空いてしまってご心配をおかけしました。ここからまた連載を再開していきたいと思います。いろいろ書き方を模索したのですが、やっぱり時系列がいいだろうと考え、しばらくは「卒業」を目指して、愚直にグダグダ書いていきますね。

飴玉をもらう入学式私が入学したのは、2015年8月末のこと。正確な日付ははっきりしないが、8月最終週には新入生のための入学ガイダンス、オリエンテーションのようなものが幾つかあ

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【第3回】オトナ学部に通っています

【第3回】オトナ学部に通っています

■スピード卒業が可能です 私が通っているのは、ニュースクール大学の傘下にあるパーソンズ・スクール・オブ・デザインという美術大学である。パーソンズはさらに、ファッションやインテリアなど専門性を冠した5つのスクールを擁す。私が属しているのは「School of Art, Media, and Technology (AMT)」というスクール。この中がさらに、デザイン、写真、イラストレーション、ファイン

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【第2回】日本の私、アメリカの私

【第2回】日本の私、アメリカの私


■性格がガラリと変わる 「Myers–Briggs Type Indicator(MBTI)」という性格診断テストがある。欧米でよくキャリアカウンセリングに使われるもので、簡単な質問に答えると全16種の性格タイプのどれに当てはまるかわかるという。先日ふと思いついて、「日本語圏の私」と「英語圏の私」それぞれを診断してみた。本名とペンネームを姓名判断にかけるようなものだ。

 日本語圏の私は「ENT

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【第1回】誰もがおのぼりさんになる街

【第1回】誰もがおのぼりさんになる街

■通学路は、五番街 イーストビレッジにある自宅から4丁目通りを西へ進むと、ワシントンスクエアパークの南東に突き当たる。この一帯はニューヨーク大学(NYU)の校舎や関連施設が建ち並んでいて、平日は授業時間割にあわせて大勢の学生や教員たちが行き来する。晴れた日の午後は大道芸人やストリートミュージシャンで賑わうが、朝8時台は太極拳にいそしむ近隣住民がいるくらいで静かなものだ。東西に長い公園を中央の噴水へ

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【第0回】35歳で、ガールと呼ばれる

【第0回】35歳で、ガールと呼ばれる

「Hey, Girls!」と呼ばれて、振り返れるだろうか。

年が明けたらすぐ38歳になる私には、なかなか難しい。咄嗟に自分のことだとは思えないだろう。紛うことなきアラフォー、よその子供の前では「おねえさん」より「おばさん」を自称すべき年齢である。お肌の角を曲がりまくり、卵子はみるみる減少し、化粧品も食品もアンチエイジング成分入りを勧められる。会社員なら管理職に就いていてもおかしくないし、早い人な

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対話券

対話券

久しぶりにnoteを使ってみようかと思い立ち、しかし昔と違ってまるで面白い使い道が思い浮かばず、ちょっと試運転してみます。

・このnoteは「対話券」です。
・購入者は「ネット上で私にクソリプする権利」を得ます。
・買ったらぜひ、何らかの手段を使って、私に返信してみてください。
・通常クソリプは無視しますが、購入者からと判明した場合は折り返します。
・ひとまずワンタイム制。追加購入の仕組みについ

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【書かずの書】編集者という職業(1)

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2014/08/04 18:00

『ハジの多い人生』という単著を出してから、あちこちの出版社の文芸編集者に声を掛けられて、打ち合わせと称して話を聞きに行く機会が増えた。

それは、かつて同業他社、競合相手、ライバルだった(少なくとも私自身はそう考えていた)人々が、日々どんなふうに仕事をしているのか、正面から堂々と観察する機会でも

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【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(vol.3 六月の声)

【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(vol.3 六月の声)

岡田育が「noteについて書く」連載、第三回の更新です。今回は、公開後の追加更新を予定しておりません。いま書いてある文章のみをお読みいただくかたちになります。5月の売上についても言及しています。

なお、今までの「驢馬noteうり」記事は無料マガジン機能を使って一つにまとめていましたが、このたび、マガジン機能そのものに課金できる仕組みがリリースされましたので、あらためて、有料のマガジンを作成しまし

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随時更新【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(vol.2 われに五月を)

随時更新【わたしは驢馬に乗ってnoteをうりにゆきたい】(vol.2 われに五月を)

予告通り、「驢馬noteうり」の第二章をスタートします。今後、月単位で書いていくかどうかは未定ですが、「リリース最初の一ヶ月」と「その後」という区切りは悪くないんじゃないかなと思って。

私の4月のnote売上は、14万7800円でした。必死こいてアルバイトを掛け持ちしてた学生時代の自分がバカみたいに思える金額です。フォロワー数にもとづくランキングでも、伊集院光さん、加藤貞顕さんに次いで3位になり

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WEB女子同人サークル「久谷女子」のnote更新。第一弾は、語り下ろし座談会「久谷女子の本当は教えたくないPCが入るバッグ(女子向け)」! 既刊同人誌とは似て非なるオリジナルコンテンツです! https://note.mu/kutanijoshi/n/n954f64c67797

【書かずの書】『ハジの多い人生』書籍化によせて(A)

【書かずの書】『ハジの多い人生』書籍化によせて(A)

4/25『ハジの多い人生』(新書館)刊行にまつわる、販促プロモーション企画の第一弾。タイムスタンプを打ちながら書き足していく「随時更新」形式にします。

ずっと「書籍編集者」として働いていた人間が、初めて「著者」の立場にまわって、本を作ることになった。使う専門用語も耳慣れていて、手順も身体に叩き込まれている、やっていることは今までと同じはずなのに、とてつもないカルチャーショックの連続だった。「観客

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