【アジング】アジのトドマル場所を探しましょう【下巻】
■釣れる要素を積み上げる
漁港内の釣れる場所は
案外限られている事が多く
撒き餌を使わない限り
魚を寄せる事も、その場に
留まらせる事も難しい
離島などのよほど条件の良い場所でない限り
1歳児のアジとはいえ釣るのは簡単ではない
よって、アジングでアジを釣るには
単に常夜灯の下で黙々とキャストを
続けるだけでなく
魚の居る確率がより高い場所に
立つ事が重要となる
確率を上げる為には
アジの群れの居る要素が
複合的に重なる程よいと考えられる
要するに
常夜灯+アルファの要因が欲しいのだ
それでは、その要因とやらを幾つか挙げよう
※経験からくる仮説なので参考程度でお願いします。
①餌となるプランクトンが溜まり易い場所
河川の河口、都市部の港湾部や
テトラポットの沈む場所などの
栄養価の高い海にアジの餌となる
プランクトンが居るとされている
そういった場所で
潮流が防波堤に当たる所や、巻いている場所は
潮に運ばれたプランクトンが溜まっている
有力な候補の一つとなる
※風下にも溜まるという意見を
釣り場で聞いた事がある。
表層付近のプランクトンが
風に押されて接岸するかも知れないが
潮流の影響の方が大きいのかも知れません
②荒れた日の漁港の内側
低気圧の接近などで
海の荒れた日が続くと
漁港内に避難する群れもいる
避難した群れに当たれば
楽に釣れ続く事もあるので
日頃行かない場所でもチャンスがある
③安全で居心地が良い潮位
作画 ちょうじょ
アジはボトム付近に定位している事が多い
アジ達にとって安心な場所と言えるだろう
干潮付近よりも満潮付近、
下げ潮よりも上げ潮の時の方が
良い思いをした事が多いので
水深がある時の方が釣れ易いと感じます
④いつも撒き餌がある
地域によって人気の高い漁港がある
そういった場所は、常に人間が居て
撒き餌を撒いてくれる
労せずとも餌が空から降ってくる
幼い魚や小型魚にとっては
大型魚が滅多に入ってこない
漁港内は安全であり
アジ達にとっても
パラダイスなのかもしれない
人気のある港は
人の密度が高くアジングだど
入り難いかもしれないが
場所が空いていればチェックしてほしい
⑤底質が砂地で無くても良い
アジは砂地を好むという定説があります
夜釣りのサーフでアジを狙うと
やっぱり釣れました
(余りやりませんが…)
しかし、海藻の多い場所でも
沖磯の岩場でもアジは釣れますので
逆に砂地にこだわる必要は無い
海のその殆どは砂地ですからね。
■スペシャルな常夜灯の存在
周囲は真っ暗な中一箇所だけ
強く常夜灯の明りが当たる場所があれば
かなりの確率でアジのがいます
他にも漁港内を照らす連なる常夜灯の一部が
湾の外側に向いていれば
その場所にも魚が溜まっている可能性がある
この様な孤立した常夜灯があれば
釣りに行ったその日がダメであっても
別の日に良い思いをする事もあるので
必ずチェックしよう
■綴り
他にも魚港内の舟道や
防波堤の足元や明暗部など有力な場所はあるが
いつも魚がいるとは限りませんし
むしろ、不在の時の方が多いのが現実
アジの溜まるポイントを数箇所見つけておけば
その日の釣りの組み立てとして
潮位に合わせてポイントを回りさえすれば
釣れる確率も高まるという事になります
もし釣れなければ
お家に帰って次の機会を伺うのも
良いだろう
『 魚釣りは、釣れなくてあたりまえ 』なのです
それではまた
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