【アジング】ジグヘットのゲイプの種類と効果を考える
釣り道具の3大要素と言えば
『竿・糸・針』
中でも針は魚との唯一の接点
針は最も重要な道具であり
気を遣わなければならないと
筆者考えます
■釣り針の形状と魚種の関係
釣り針の形状は
狙う魚や釣り方によって細分化される
獰猛な魚であれば頑強に
狡猾な魚であれば軽く小さくし
より潮に馴染みやすくする
又、捕食方法も魚によって異なり
鋭い歯で噛み付くものもいれば
吸い込んで捕食する種類も居る
狙う魚の種類と大きさによって
釣り針をアジャストしなければならない
アジングの針と言えば
オモリの付いた針を使用したジグヘッドですが
ひとえにジグヘッドと言っても
重さや形状は様々
そこで今回はアジングのジグヘッドおける
ゲイプの違いを知る事としましょう
■そもそもゲイプとは?
ジグヘッドのゲイプは大きく分けて
①オープン=軸に対して開いているモノ
②クローズ=軸に対して閉じているモノ
③フラット=軸に対して平行なモノ
以上の様に、3種類に分類出来ます
アジングのジグヘッドと言えば
フラット又はオープンゲイプが
主流となっており
マメアジを狙うような小型のジグヘッドには
クローズゲイブを採用しているモノもある
■アジの捕食方法を知る
幼少期のアジの主食は
動物性プランクトンや多毛類(ゴカイなど)
成長するにつれ小魚なども捕食対象となる
捕食方法は、海水ごと餌を吸い込む
少しでも違和感があると
すぐに吐き出してしまいます
ちなみに、アジのアタリの出方とは?
アジがジグヘッド違和感を感じ吐き出す際に、
口の内部にジグヘッドや針先が触れて
それが『カッ』『コッ』『モゾー』っとした
アタリとなって返ってきますす
(受け売りですが、たぶん間違いないと思います)
この1秒にも満たない時間のアタリを感じ取り
アワセを入れる事でフッキングさせます。
気付かなければ
当然ジグヘッドと曲がったワームが
戻ってくるという訳です
少し話はそれますが
アジング専用のロッドを使って欲しい
微かなアタリを感じ取り安くする為には
特に高価なロッドで無くとも
より感度の良いタックルでの釣りを
オススメします
■オープン(開いているモノ)
近年はオープンゲイプが
好まれている傾向があります
理由としては、外向きの針の方が
ジグヘッドを吸い込んだ後の
針掛かりのきっかけを作りやすいから
と考えるのが妥当でしょう
口の奥に刺さりやすくする=フッキングが深くなる
口先の柔らかいのでアジにとって
より掛けを重視したのゲイプと言えます
『 い つ の ま に か 釣 れ て た 』
この様な恩恵を受けられる可能性も高くなります
■クローズ(閉じているモノ)
アジは鋭利な歯を持つ魚ではありません
よって、口元にフッキングさせる必要は無く
逆に口先は柔らかいので
魚を掛けて強引なやり取りをすると
口切れでバレやすくなります
クローズゲイブのジグヘッドは
夏場の豆アジ用として用いられているが
極端にネムらせず、若干内向きなモノが多い
小さなアジは群れも大きく
頻繁にアタックしてくるので
掛かり易さよりも、バレ難さに重きを置いて
よりホールドしやすい設計がなされている
ちなみにリールドラグを緩めにしている訳
リールをジージー言わせながら
釣ってる人が多いのは
口切れの防止と細いラインの保護の為です
小さなアジでも侮るなかれ
※フカセでも同様にドラグは緩めてます
因みに
クローズゲイブ=ねむっている針の豆知識
『代表するハリにムツバリがあります。ハリ先だけがハリ軸を向き、非常に掛かり難そうに見える格好を持つハリです。 もともとは底がかりしにくいハリとして、誕生したのだと思いますが、現在ではハリを飲み込んでも口元まで滑りでてきて、口周りに掛かるということで、非常に多く使われています。 リリースする場合でも、口周りに掛かることにより魚を傷つけずに放流できる点は、すばらしい利点です。』
オーナーばり HPより 抜粋
■フラット(平行のモノ)
ゲイプがフラットなものは
どっちつかずと考えるよりも
汎用性が高いと捉えるべきだろう
強いて言えば ゆっくりとした
タダ巻いてくる釣りに向いているとされる
アジのみならず、メバルやカサゴなどの
根魚にも対応した万能型と言えよう
■纏め
結局 何を使ったら良いの?
答え: 何でも良い。
どのゲイプでも釣れない事はありません
『〜の方が良い』程度で捉えて貰って
良いと思います
より釣りたい・掛けたら逃したくない
と考えるのであれば、使い分けをお勧めします
因みに筆者は
アジスタ(TICT)のSサイズを愛好しており
いつでもどこでもオープンゲイブ派です
豆アジを釣る場合は
ジャックアッパー nano(アルカジック ジャパン)
を使用します
とても刺さりが良いですよ
釣りには嗜好性があり
人それぞれ楽しみ方も異なります。
釣果を突き詰める人
カジュアルに釣り自体を楽しみたい人
キャストするだけでも空気感を楽しめる人
既成概念に囚われたくない人、など
釣りたい魚によっても千差万別
道具一つを深掘りして
自分なりの工夫を考える事も
釣りの楽しみの一つではないでしょうか
それではまた
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