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下町食堂町っ子 日記2024 2月10日

昼食を取りに近くの商店街にある店で、前々から気になっていたのだが、昼のみの営業のためあまり行く機会がなかった下町食堂町っ子という定食屋に行ってみることにした。

この店はグーグルマップのレビューの評価が3.9で、さらにコメントにはあまりにボリュームが大きいので食べきれなかったというコメントが散見される。基本的に自分の飲食店の評価軸はおなか一杯になれるかなのでかなり期待感があった。

店内に入ってみると、かなり昭和レトロが前面に打ち出されている印象を受けた。というか、店の看板にも”昭和懐かしの”みたいな文言が書かれていた。

店のBGMも90年台くらいの知らないJPOPがかかっている。こういうのは懐かしの昭和ポップスみたいなCDを購入して流しているんだろうか。壁の色あせた看板とかもこれって昭和っぽいな、みたいな感性で選んで購入しているのかもしれない。

店内を見まわしているうちにこの食堂は”下町の食堂”ではないということに気づいた。自分が食堂だと思って入った店は食堂の顔をしたテーマパークだったのだ。そう気付いた途端、ホールの店員さんも、料理を持ってきたおばあちゃんも何かを演じているような感じがして、不思議な気分になった。

麻婆茄子を頼んだのだが、量は全然普通だった。

昼過ぎになって、大学に勉強しに行った。少し誰かと話したかったのでなんとなくサークルの部室に行ってみると、凱がいた。

なんだかんだ二時間ぐらい、サークルの中で誰が付き合って、新しくこんなバンドができた、みたいな話をした。しばらく勉強で忙しくてサークルに行っていない間にいろんなことが起きていたらしく、結構びっくりする話もあって面白かった。あと今日凱に勧められて初めてたばこを吸った。すごいむせたけどなんとなく良さもわかった気がする。

夜、同じアパートに住んでいるへサムと文字通りの野暮用をこなした。基本外で待っているだけだったので、二人であれこれ話したのだが、話せば話すほど、イランで育つということが日本で育つこととかけ離れた経験なんだなとわかってくる。へサムはイラン国内で進学・就職をすると、イスラムの慣習が根強い環境で生きていくことになり、それが嫌だったから留学を決意したらしい。世界は広いな。

全然レポートは進まずに一日が終わりそうだ。絶対明日はやる。



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