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ひらめきのための観察力をみがく、7つの「ちいさな習慣」とは?【ひらめき塾③】

オカビズで開催中の、ひらめき講座3回目(募集はすでに終了しています)
https://www.oka-biz.net/seminar/entry-772.html
前回までに自社の強みに気づき、言葉にするワークを実施したうえで、今回の宿題はコンビニでの市場調査でした。

大量に類似品が並ぶ中で、どうやって特徴を表現しているか?3回目の冒頭でシェアをしていただきました。

そして、グミの陳列棚を例にターゲティング、コピーやデザインをよく観察してみると、こども向けのお菓子だと思っていたグミやラムネも、大人向けの切り出しをしていることに容易に気づきます。高い付加価値を付けて新たなターゲットや用途を提案、売上を伸ばすことに成功している例もありました。

ぼーっと見てると入ってこないだけで、コンビニでちゃんと見る=観察すると学びがある。そうです、これが3回目のテーマ「観察力をみがくちいさな習慣」です。情報収集は毎日の生活の中にあり、気づかないとスルーしてしまうが、ここにアイディアのタネがあるということです。
コンビニでトレンドチェック、やってるよ、という人もいるかもしれません。これだけでは「ひらめき」につなげていけないのです。

■意識すると変わりはじめる習慣

ひらめき塾が始まってから本屋やコンビニ、日常での見方が変わった、という人が参加者のほとんどでした。でもこれ、よっぽど意識しないと最初はできない。でも、しばらくすると無意識にできるようになる。くせづけをしていくと、ひらめく人へ近づく。というわけです。まずは気づき、繰り返す。

■観察力を磨くための「ちいさな習慣」

コンビニと本屋のでの情報収集を含み、7つの具体的な行動をちょっとしたルールとともにお伝えしました。意識的な、でも本当に小さな体験の積み重ねは、やる人とやらない人の差を大きくつけていきます。
そして、それをつぶやく。人に言う、という習慣もおすすめしました。結局一人でやっていると続かない。3日坊主をなくすのにも効果的だし、フィードバックや、新しい情報が得られるんです。それを体感していただくためにも、この連続講座の中でLINEグループも作ってシェアをしてもらっています。

■インプットの習慣化だけでなく、大切なのはその視点

コンビニの利用者、今、6割近くが40代以上なんだそう。10代20代の若い子が使っているイメージだった人は、すでに30年前の情報が更新されていないのです。インプットを7つの方法で習慣化していくと、意外と身近な情報が更新されていなかったり、イメージと違っていたり、ということがわかるかもしれません。常に更新していないと、機会を逸したり、間違った判断をしてしまいますよね。

新事業や新商品を生み出すことは「新結合」と第一回目でお伝えしましたが、こうしてインプットを習慣化していくと結合のための材料がじりじりと積みあがっていきます。ただし雑多で多様なインプットは、単に見るだけでなく、「もの」をきちんと見て、「自分ごと」し「社会ごと」まで視座をあげて「観察」すること。
みなさんが何気なく買ったお茶や水のボトルを見ながら、体感いただけたでしょうか。

今回もワークやブレストをしながら、みなさん、ほー!とかへー!とか、言ってくれました。でも今回は習慣化がテーマ。この日の帰り道から、トライしてくれたでしょうか???

次回は最終回、アイディアの出しかた。インプットした情報をどうやって組み合わせていくか?確度の高い企画を出せるのか?についてお話ししていきます!