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効果的なインスタ運用を聞いたらインサイト活用とトンマナ厳守は最低ラインだった(セミナーレポ)

先日、インスタ活用のセミナーを開催しました。満席。インスタテーマのセミナーは今とっても関心が高いなあと感じます。

このインスタセミナーは中級者向け、「インサイト」も活用しながらどう運用していくのか?というものでした。結論は「反応がよかった投稿のポイントをつかんで、コツコツ続ける」!

つまりプロでも、これだけやっておけば絶対集客できる、ということではなく、やはり投稿を見てくれる「人」のアクションを見ながら、これはよかった、これは伝わらなかった、ということの振り返りをして進んでいくということ。
大手企業からインスタグラマー、個人事業の方まで幅広くSNS運用を行う「ソーシャルワイヤー(株)の大塚さまに教えていただきました。

■インスタ活用4つのポイント「ハッシュタグ」「テーマ」「画像」「検証」

①ハッシュタグはビッグ/ミドル/スモール 3つのワード(検索したときのヒット数)をバランスよく組み合わせて、新規の関心のある人へのリーチを目指します。あまりにみんなが調べる言葉だとヒットは多いけど上位に入りにくく、検索自体がすくないスモールワードばかりだとリーチしない。だから、限られたハッシュタグ数の中でバランスよく設定するのが重要。

②投稿テーマは、商品激押しばかりだとやっぱりうんざりされてしまう。この週は商品特徴を中心にし、翌週はハウツーのようなお役立ち情報にしよう、などターゲットの関心あるコンテンツを設定していく。こまったら季節に絡めていくとリーチしやすく、コンテンツを作りやすくなるそうですよ~

③投稿画像。これはもう耳たこかもしれませんが、インスタが視覚情報優位なのは、「人」に訴えかけてアクション(プロフに飛ぶ、いいねを押す、保存するなど)につながる要素だから。ここを間違えないように、デザインがターゲットに沿うものか?サムネイル(最初の画像)は注目を引くか?枚数が多すぎて疲れてしまわないか?注意です。画像の「トンマナ」がターゲットにあっているか?意外とダサくなるポイントが「フォントの選び方」だそう。注意。苦手だな~という方は、競合となるアカウントを調べてみるといいそうですよ。

④効果検証は一番重要なところ。
ハッシュタグ→テーマ決めて→画像を作って→投稿して、今回の投稿がお客さんに響いたのか?確認することと、次回からよりよく変更してまたトライしてみること。
みるべき項目は大きく「個別投稿」「アカウント全体」。具体的な見方はここでは省略しますが、毎日一喜一憂するのではなく、2週間、とか、1か月とか、少しスパンを持って効果を調べていくほうがいいそうです。
 今週はA方向の投稿テーマにして、来週はB方向の投稿にしよう、それ以外のハッシュタグや投稿時間・頻度は同じにして比較しよう
 というように、検討・検証したい1部分だけを変えて、どちらがリーチしやすいのか?プロフに飛んでくれるのか?などを確認していきます。

この「検証」がなければ、何をお客さんはいいと思ってくれているのか?どのステップで読者が離れてしまうのか、がだいたいわかり、テコ入れすべき部分がある程度わかるのです。

そのほか、インスタの表示アルゴリズムや投稿が上がる場所についても言及がありましたが、AI判定があるものの、詳細で明確なアルゴリズムがあるわけではないそうです。なので、「AIによい評価をもらって表示順位をあげてもらいたい!」とがんばるより、やはり自分たちが設定した実際のターゲットの方たちをしっかりイメージして、実際の読者に届く方法検証に力を入れたほうがいい、ということでした(AI様にすがりつくところでした…)

■当面は1000フォロワーを目指して地道な投稿~効果検証を

 まず頑張るのは二つ。
 1.トンマナ、世界観を守る。 
 2.投稿頻度を週2~3くらいまで頑張る。リーチする確率が高まる

オーガニックで1000人のフォロワーを目指すために、注意しないといけないのは投稿の「トンマナ」=トーン&マナー。ともすると語調が強めになったり、投稿担当者が複数人いるとサムネや写真のチョイスが少しばらついたり。思いあたることがある方は、テンプレ―トを決めておくとブレがへるそう。投稿を作る時間も省エネできますよね。
また、フォロワーを増やしたいのに投稿が週1回ではなかなか表示されず、「有益なアカウントだ」という情報が少なくなるためAI判定も上がってきにくくなります。

■参加者の声

今回の参加者さん。インサイト、見たことないという人は3割ほど、6割の方は「見たことあるけど活用できていない」という回答でした。
セミナーを通して「ただ投稿をがんばるばかりだったけど、検証をどうやってしたらいいか理解できた」「データを何のために見て、どう生かせばいいかがわかった」とのこと。
実際の業務も同じですよね、これがいいだろうと思ってDOばかりしていても改善されない。いいねだけに現れないインサイトも含めて確認して、どこに改善点があるのか、逆に気に入られているポイントがあるのか、見極めていくことが効率的に次につながっていくことになります。

■オカビズのITアドバイザーを活用して

1.5時間のセミナーにたくさんのポイントを詰め込んでくださった今回。中級編でもなかなかしんどかった、「わかったけど実際にインサイトを見ながら具体的な対応策を話したい」「コンテンツのテストなどをどうやってやっていくのか?」難しさを感じた方もいたと思います。そんな時はITアドバイザーを活用してください。
インサイトを何度も見ていけば、慣れるはず。コンテンツ作りが苦手に思うなら、少し先のものまで一緒にアイディア出しをしてしまう。そんなふうにもお手伝いできます。どんなところに苦手を感じているか困っているか、まず現状のお話しを聞かせてくださいね。