ASMLショックが日本株を襲う…
ASMLの決算
一時3万9千円飛び台まで値を下げる場面があったということで、このままかな。
ASMLですよ。
結局はASMLの、ASMLっていうのは、半導体を作る機械を作っている会社です。
先端半導体の装置を作るメーカーですよ。
これがないとできないって言われるのがあるので。
これが25年12月期予想ですけどね。
売上が13%下回ってきているということですよ。
売上は予想よりも13%減なので、株が下がってASMLショック状態になっています。
オランダの会社ですよ。
ASMLは24年7〜9月の実績ですよね。
400億ユーロの売上予想が350億で、新規受注も減っていますよ。
新規受注が56億ユーロ予想。
アナリスト予想は26億ユーロ。
なんでこれ半分以下じゃないの?っていう予想の半分ですね。
ASML不振の原因
原因はAI以外がちょっと不振。
特にスマホ、パソコン、この辺の半導体が伸び悩み、あと中国向けに規制がかかっているので、アメリカによって。
先端半導体製造装置でASML製じゃないとできないっていうのがあるんですけど、Huaweiの品とかSMICの品とか向けです。
これは中国向けは輸出したらダメよとアメリカから言われて輸出していない。
この辺の動きに影響も出たかな?
ただし、非先端半導体のものはOK。
これを使って、この間のファーウェイのスマホ、7ナノ品のMate60Proかなんか作っていましたよね。
Mate60Proすごいってみんな驚いていたけど、今や先端品は3ナノ品なので、2世代ぐらい前にはなるのかな?
東証に波及
そしてASML安を受けて東証の半導体関連は当然安いです。
レーザーテックは3440円安で13%下がっていますよ。
これEUVのなんかパーツ?検査装置を作ってるんで、EUV向け。
EUVはASMLの先端半導体を作る機械ですよ。
これはASMLでしか作っていないです。
関連のレーザーテックは下がっています。
そして東京エレクトロンは2460円安。
これは9.1%。
レーザーテックは13%以上下がっていますよ。
あとNVIDIAも安いかな?
NVIDIAはナスダックですけどね。
東京エレクトロン、レーザーテックあたりが半導体の中である意味飛び抜けてたんですけど、ちょっと本格的に相場がいったん終わりそうな勢いにはなってきたように見えます。
半導体関連がしばらくはちょっとパッとしないっていう時期が続くかもしれないという意味ですよ。
これは今、東京エレクトロンの日足見てますけど、9月27日戻り高値27,475円っていうのがあって。
で、26,950円。
昨日はいいところまで来てたんですけど、ちょっと冷まされたかな?
戻り高値を奪還していくと、また今度は2万9千円ぐらいのターゲットですよ。
それがこういうことになったら、しばらく時間かかるかもしれないですよ。
東京エレクトロンのお話を続けると、今年の4月は4万円台高値つけてますから、今や2万5千円割ってきたと。
安値20,450円ぐらいなんですけど、今年のこれは9月9日ですよ。
また、4月ぐらいに新NISAで買っている人もいると思うんですけどね。
これはいきなり洗礼を浴びることになってしまう。
より深刻なレーザーテックの方かな。
これ半値以下ですね。
EUVとASML、そしてレーザーテックなんで、レーザーテックに至ってはちょっと出来高が寂しくなってきているっていうのが気になるところではありますよ。
一過性ならいいんですけどね。
選挙までこれまたどう動くかということで、じゃあ本日も終わっていってみましょう。
本日もどうもありがとうございました。