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【今期のまとめ】可愛いだけじゃない!展開系に負けないドラゴンメイドを徹底解説!

こんにちは。ベリオンです。
以前から【ドラゴンメイド】の解説をしています。

今回は2021年1月環境の【ドラゴンメイド】についての解説をします。

今期も前期に引き続き関東のCSで【ドラゴンメイド】を使用していました。

新制限1発目となる12月19日に行われた相模原杯3人チームでは優勝し、1月頭までに何度か入賞。
1月の中盤から2月の中盤までは大会から離れていたのですが、ついこの間行われた2月20日に行われた朝霞CS3人チームでは個人6-0-1負け無し優勝することが出来ました。

今期は12月、1月、2月と全期間でコンスタントに入賞する事が出来たので安定して勝つことが出来たのかなと思っています。

そこで、少し早いかもしれませんが今回は今期の【ドラゴンメイド】についてのどのような考えを持って使用していたのかを解説したいと思います。

以前は公認大会でよく見かけるくらいのデッキタイプでしたが、前期の終盤から徐々に勢いを上げ、遂には環境トップデッキの一角となった【ドラゴンメイド】

まだCSの予定がある方は今期の理解度をあげたい、今期はCSの予定はないものの【ドラゴンメイド】について知りたいといった方の参考になればと思います。

【ドラゴンメイド】についての基本的な回し方や考え方、主要カードの採用理由、実際に回している時に気をつけている事、ミラーの立ち回り等々は過去の記事で解説しています。
今回の記事と合わせて見て頂ければ、より【ドラゴンメイド】というデッキの理解が深まると思いますので、是非ご覧ください!

↓構築の考え方・ミラーについて

↓基本的な回し方・考え方・カード解説



①今期の環境

まずは、今期の環境について参考分布を元におさらいをしましょう。
【ドラゴンメイド】以外のデッキは今期使用していないのであくまでも他デッキの考察は筆者の主観となります。
参考にした分布は2月21日に開催された朝霞CS2人チーム戦のものです。

今期は上記の分布のように【電脳堺】【竜輝巧】【幻影騎士団】【魔救】【プランキッズ】【鉄獣戦線】等の数種類の展開系デッキが常時CS分布上位から中位に多く存在している「高速環境」でした。
特に【電脳堺】【竜輝巧】【幻影騎士団】については分布上位に位置している事が多かったです。
要因としてはそれぞれのデッキから制圧力の高い「真竜皇V.F.D.」「崇光なる宣告者」「No.86 H-C ロンゴミアント」が作れるようになっている為、成立すればそのままゲームエンドまで持っていけるような試合展開が可能といったところだと思います。

このような高速環境で展開系デッキに対抗しているコントロール系デッキが【ドラゴンメイド】【十二獣】【シャドール】でした。
【十二獣】は安定性があり誘発を大量に投入出来る点、【シャドール】は「エルシャドール・ミドラーシュ」で簡単に相手の展開を抑制できる点が評価され、環境中盤から使用者が増えたと考えられます。
それでは、【ドラゴンメイド】は今期、何故使われていたのでしょうか?


そこが、今回の記事の本題となります。



②今期の【ドラゴンメイド】の強み

【ドラゴンメイド】の強みは色々とありますが、
今期は特に4つの強みがあったので戦えていました。

1.安定性がある点

2.メインデッキの自由枠が16枚以上設けられる点

3.「PSYフレーム・γ」が無理なく入る点

4.他のコントロール系デッキの【十二獣】【シャドール】にメインギミックで有利が取れる点

この強みは今期のデッキ選択の理由の1つになる程の強みです。
他の方のnoteでもこの中の何点かは強みとして書かれていましたね。
①の参考分布でトップになっていた理由もこの4点が大きいのではないかと思います。

実際、

1.の強みでブレなくデッキを回すことが出来る

2.の強みのおかげで環境の変化にも対応

2.3.の強みのおかげで展開系デッキ対面の後手時の問題もある程度解決

4.の強みのおかげである程度構築を展開系デッキに寄せてもコントロール系デッキに負けない

といった明確な強みが環境で戦えている理由だと考えています。
そして、この4点が今期の構築を作る上でも重要なポイントとなります。


それでは、①の環境について②の強みについてを理解した上で、今期はどのような方針で構築をしていったのかの解説です。



③今期の【ドラゴンメイド】の方針

①の環境の考察で、今期は数種類の展開系デッキが常時CS分布上位から中位に多く存在している高速環境と述べました。

高速環境である以上、自分が後手の場合、相手に展開をされ、負ける試合が必然的に増えます。
ある程度やり取り出来る中速環境であれば、罠を伏せターンを返しあえば捲れる試合は多いですが、試合展開が早い場合はそういった訳には行きません。


その為、今期は「誘発で相手の行動を抑制し、自分と同じ速度にして戦う」といった方針をとる事になりました。

②で挙げた「自由枠の多さ」「PSYフレームギア・γの採用のしやすさ」の強みはこの部分で活かされてきます。


次は、実際に使用した構築を踏まえ、解説をしていきます。



④今期の構築について

方針を踏まえ今回参考にする構築はこの2つ、

12.19 相模原杯3人チーム 6-1 優勝

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2.20 朝霞CS3人チーム 6-0-1 優勝

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この2つの構築は、

12.19 相模原杯3人チーム 6-1 優勝

2.20 朝霞CS3人チーム 6-0-1 優勝

時に使用したのものです。

この2つの構築については関東での新制限1発目に使用したものと、直近のCSで使用したものになるので、今期の構築の移り変わりがかなり分かりやすい構築となっています。



⑤構築の基盤

先程挙げた2つの構築は採用カードは数枚違うものの、基盤は同じです
なぜこれほどまでに構築が固まっているかという所ですが、これは現在【ドラゴンメイド】を使用しているプレイヤーが、前期からプレイヤー同士の構築を参考にして、構築が洗練されていった結果、ある程度基盤が完成しているのでこのような形になっています。

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