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【新制限対応】可愛いだけじゃない!ドラゴンメイドを使う時に考えていること

こんにちは。2つ目の投稿となります。
ベリオンです。

今回は前回の記事で紹介した【罠型ドラゴンメイド】について日頃から考えている事と質問箱やDMで【ドラゴンメイド】ミラーについての質問が多かったのでその部分を解説します。

そして、今回の記事は【ドラゴンメイド】について1番相談しているヤマト@suito_rukungrrx )との共同執筆記事となります!

11月後半には関東で開催された新宿CSや朝霞CSで、分布上位に入ってきた【ドラゴンメイド】
個人としても前期は【ドラゴンメイド】を継続して使用し、「金満で謙虚な壺」が登場した後のCSでは、

10.31新宿CS3人チーム 準優勝

11.1朝霞CS2人チーム ベスト8

11.8朝霞CS2人チーム 3位

11.14ぺこCS個人戦 準優勝

11.15朝霞CS2人チーム ベスト8

11.22足立CS3人チーム 優勝

と1ヶ月を通してかなり調子が良かったと思います。


構築や考えを途中から共有したヤマトも、

11.28新宿CS3人チーム 準優勝

12.12わよCS3人チーム 優勝

と直近のCSも含めて好成績を残せています。
規制もなくフルパワーで使えるデッキという事もあり、注目されているテーマなので多くの人に見て頂き、1月から始まる新制限の大会に向けて参考になればと思います。
【ドラゴンメイド】がどのようなデッキか、基本的なデッキの回し方、各採用カード不採用カードの説明、実際に回している時に気をつけていること、各対面のサイドチェンジ等々は前回の記事をご覧ください!

①デッキを構築する時

【ドラゴンメイド】というデッキを構築する上でどのような考えで構築しているかについてです。
構築は12月12日に行われた、わよCS3人チーム戦で7-1で優勝した時のものを使います。

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そして、前回の記事では構築についてこのように触れました。

前回の記事

④構築するにあたって

このデッキ構築するにあたって、主に2つの事を大事にしています。

1.
初動の下級を召喚することがデッキを回すことに直結するので、下級へのアクセスを第1に考えた構築。

2.
【ドラゴンメイドの基本の動き】の下級の変身効果で上級を出すという動きで基本的にはリソースを保つ為、
先行時は出した下級をバトルフェイズまで維持、
もしくはターンを返してもらえるような妨害が必要。

後攻の場合は召喚時効果に妨害を受けると、まだデッキが回っていない状態では試合が成り立たない為、相手の動きを止めたり妨害を減らすことが出来るカードを採用する必要があります。

常に環境に合わせたカード採用する必要があるので、固定枠というものに縛られない構築が必要。

今回はこの内容に加えて構築する上で考えていることについての話となります。
1.2.については前回の内容と被ってしまうところがあります。
また、各カードの細かい採用理由や使い方などは記事の冒頭にある前回の記事を参考して頂ければと思います。

1.初動確保

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前回の記事で【ドラゴンメイド】における初動は上級との入れ替え効果を使える状態を作れるカードということを説明しました。
それに当てはまるカードは、

「ドラゴンメイド・パルラ」

「ドラゴンメイド・ティルル」

「ドラゴンメイド・チェイム」

の3種類となります。
基本的にはこれらのカードに全力でアクセスすることを意識してデッキを構築しています。
この3種類のカードにアクセスする為に、

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現在はこの「強欲で金満な壺」と「金満で謙虚な壺」の2種類のカードを採用します。
実際この壺のおかげで初動にアクセスできるケースは多く、初動にアクセスしないことには試合を作ることができないので合計で5〜6枚は採用するべきだと思います。


2.上級の枚数

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上級はこのデッキには必要不可欠です。
リソース循環融合素材として必須となります。
しかし、上級下級とセットで引くことで初めてデッキを回すことが出来るカードであり、1枚ではデッキを回すことができません。
すなわち上級は【恐竜】の「ジュラック・アウロ」、【竜星】の「竜星の九支」のような単体で機能しないものの入れなければならないカード、いわゆるデッキのゴミとなります。
その為、上級は【ドラゴンメイド】には必要不可欠ですが、ゴミとなるので必要最低限の枚数に抑えて採用することがデッキを安定させる上で重要となります。
基本は採用している下級の属性と対応した上級を1枚ずつ採用することとなります。
1枚ずつ採用する理由は「ドラゴンメイドのお心づくし」にあります。

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「ドラゴンメイドのお心づくし」でモンスターを盤面に供給しつつ、墓地に送ることができるので1枚ずつ採用することになります。
このカードで墓地に上級を送っておけば、このカードで特殊召喚した「パルラ」「ティルル」の効果を上級を墓地に送ることに使わなくて済むのでデッキの回るスピードが上がり、リソース生成「天球」や融合体の特殊召喚に繋がりやすくなります。

3.「ドラゴンメイド」魔法・罠

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他にも数種類の存在しますが現在はこの4種類を採用しています。
基本的にこのデッキのリソースの有限リソースとなるのはこの部分です。
どのカードもデッキの中にあればあるほど「チェイム」でサーチをすることが出来るのでリソースとなります。

しかし、複数枚採用し過ぎるのも問題点があります。
それは「ドラゴンメイドモンスター」を引かなければ腐ってしまう点、同じカードが手札で被ってしまうという点。

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例えば、先行を取ってこの手札で試合をするとします。
初動は今のところありませんが、「金満で謙虚な壺」で初動となる下級をサーチできる可能性があります。
また、「増殖するG」で展開の抑制、「ドラゴンメイドのお片付け」で妨害+リソース、「ドラゴンメイドのお心づくし」でよりデッキを回すことが出来る為、初動さえ持って来れればかなり強い手札となっています。
しかし、運悪く初動を持ってこれなかった場合はどうでしょうか。
それがこの手札の問題点となります。
「お片付け」に対応しているモンスターはいないのでせっかく引いた「お片付け」が発動出来なくなり、妨害として機能しなくなっています
その為、妨害は「増殖するG」と「金満で謙虚な壺」で初動が見当たらなかったからサーチしたであろう妨害だけとなります。
「お心づくし」は下級に誘発をもらった場合や、手札にメイドモンスターが数枚ある場合に横に広がった展開が出来る、上級が来た場合でも下級を墓地に落とすことが出来るので「ナサリー」や「お心づくし」の2枚目、「お片付け」があれば試合を作ることができます。
しかし、特殊召喚できるメイドモンスターがいなければ、当然「お心づくし」は使えないまま手札でゴミになってしまいます。
こういった場合を想定して、複数枚積みをする場合に動けた時のリターン動けなかった時のリスク1試合で何回使用するかを構築段階で考えて採用しなければなりません。
そのように採用理由を考えていくと、

お心づくし

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被ると手札で腐ってしまう、1試合に3回も使える余裕があるなら勝っている、初手に他より優先して引きたいわけでもないといった点から2枚採用。

お召し替え

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融合召喚は単純に2枚以上のカードを消費する行動となっています。
それに加えて初手にメイドモンスターを2枚と一緒に持っていないと、そもそも発動すら出来ないので、初手に他のカードより優先して引きたいわけでもなく、「チェイム」でサーチ「パルラ」落として加えると言ったアクセス方法があるので1枚採用。
融合体がないと試合にならない対面で「D.D.クロウ」が流行したら2枚採用が見えてくるくらいです。

リラクゼーション

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メイド魔法罠共通の問題として、メイドモンスターがいないと効果が発動出来ない点があります。
それに加えて枚数を増やしても1ターンに1枚しか発動できない永続罠となる為「リラクゼーション」が機能し続ければ2枚目が必要ないこと、初ターンに「チェイム」でサーチしても妨害にならないのでサーチする優先度が低いという点があります。
もちろん「リラクゼーション」は遅いデッキ対面はとても強いカードでありデッキの中に1枚入れておきたいカードです。2枚目も遅いデッキに対しては素引きは強いので欲しいところですが、メイン戦で2枚被りをして腐ってしまうことは避けたいので1枚採用としています。
サイドに2枚目を入れて遅い対面やミラーに強く出るのはありだと思います。

お片付け

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ドラゴンメイドの魔法罠で展開と妨害で使用する為、最も消費が激しい魔法罠となります。
被りを気にするよりも2枚だと足りない場面が多いので3枚採用。

以上のような理由で現在の採用枚数に落ち着きました。
環境によって採用枚数の変動はあると思うのでその都度考えるべき点ではありますが現段階ではこの枚数で納得しています。


4.自由枠15枚

【ドラゴンメイド】自由枠もそれなりにあるデッキです。
1.2.3.では構築する上でドラゴンメイドカードについての解説でしたが、ここでは自由枠の話となります。


自由枠というものはデッキ自体の対応力を上げるものであり、とても重要な部分です。
環境は毎週日々変化し、自分が出る大会や参加者によって変化する事もあります。
その為、どのデッキを使っていてもある程度同じデッキを使い続けていればこの部分を常に悩む事となるとなります。
勝ち続ける為にはこの自由枠を日々考え、試行錯誤を繰り返すことが重要なのです。


ここで分かりやすい2つの構築を分布と比較してみましょう。

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