マガジンのカバー画像

漢方について

7
運営しているクリエイター

記事一覧

葛根湯と小青竜湯の違い

葛根湯は麻黄湯から杏仁を抜いて、4つの生薬を加えた漢方薬です。かぜ症候群の初期、なんかゾ…

岡部医院
6年前
6

漢方医学の名言

漢方医学の名言なのかよくわかりませんが 「希望こそ、一切の場合において投ずべき薬剤である…

岡部医院
6年前
1

治る、治らない

西洋医学で治らないと言われたものを東洋医学、漢方薬で治すことは不可能です。ただ、ツライ症…

岡部医院
6年前
1

漢方薬の製造方法

現代の漢方薬の製造方法としては大きな入れ物に水と生薬を入れて抽出、分離、濃縮をして、一度…

岡部医院
6年前
1

吉益東洞(よしますとうどう)

江戸時代に吉益東洞という漢方医がいました。 東洞は目に見えないものは一切、相手にしない、…

岡部医院
6年前
2

実証と虚証

漢方用語で「実証」と「虚証」というものがあります。 実証とはがっちりとして筋肉質、声が力…

岡部医院
6年前

皮膚疾患と漢方

塗り薬や飲み薬でなかなか改善しない皮膚疾患というのは結構多いものです。 そういう時には漢方薬を併用してみるのも良いでしょう。 十味敗毒湯、黄連解毒湯、排膿散及湯などいろいろ種類はありますが、最近は十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)に興味を持って、使用することが多いです。 十味敗毒湯は華岡青洲という江戸時代の外科医が創案した薬です。 華岡青洲は世界で初めて全身麻酔を用いた手術を成功させた(乳がんの手術)人物です。西洋医学、東洋医学の区別なく、漢方薬にも精通していた人物だった