![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125228216/rectangle_large_type_2_7cac06a0cb8281160f9df53973d55a07.jpeg?width=1200)
Fraxinusビルドログ
本記事は3Dプリンター Advent Calendar 2023 22日目の記事です。
始めに
こんにちは。おかです。
今年の2月に初めて3Dプリンターを買ってから早1年。初めに買ったKP3Sを魔改造してCoreXY化したので、その時の記録をまとめておこうと思います。
本編
作ろうと思ったきっかけ
格安(5万円以下)の3Dプリンターは最初から完璧ということは少なく、多くは部品の追加等で改良をしながら使っていきます。
改造していく中で、あるサイトを見つけました。Fraxinusです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703095400110-KS3D8KF4qH.png?width=1200)
Cartesian構造の3DプリンターをCoreXY構造に組み替えるなんてロマンの塊…。夏の大型休暇に完成させることを目標に動き始めました。
部品発注
Discordサーバーに参加してβ版テスターに申し込むと、BOMリストへのアクセス権限がもらえます。
買うべき部品はここにまとまっているので、Aliexpress、ミスミ、モノタロウ、ビックカメラ、ヨドバシなど、目的のものを各所から集めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703096126812-zsxDIBlSk6.jpg?width=1200)
加工
届いた部品を加工していきます。かかった時間の8割くらいがアルミフレームへのタップ切りと穴あけ、残り2割がベッドの切断とアクリル板のレーザーカットでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1703096141055-Lyt0Oex6hi.jpg?width=1200)
3Dプリントパーツ印刷
Fraxinusには3Dプリントされたパーツも使用します。長い時間力が加わる箇所もあるので基本ABS(今回は黒)で印刷します。そこまで強度が必要ないアクセントパーツはPETG(今回は白)で印刷しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1703096296494-LXY0wC5sCA.jpg?width=1200)
解体
プリントパーツを印刷し終わったKP3Sはここでお役御免です。生まれ変わってもらうために解体します。
![](https://assets.st-note.com/img/1703096434188-fmFMNGVj3A.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703096349458-kQZagDXa8Z.jpg?width=1200)
組み立て
部品が揃ったら組み立てていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703097232777-MVOrRxkYYK.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703096472952-CMgD8C4jzI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703096550404-IlOoOJYV23.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703096573339-LpUKgAZ3M8.jpg?width=1200)
動作確認
メカ部分が組み上がったので、配線をまとめる前に一旦動作確認をしました。自分で組んだものが動くと嬉しいですね…!
動作確認もできて嬉しい。
— おか (@aoka_tech) September 14, 2023
明日は丸一日フリーだから向き間違えたアルミフレームを組み替えてケーブルとコネクタ買って電装系の整備かな😇😇😇 pic.twitter.com/8PSCtIIL12
完成
最後に配線をまとめ、アクリルパネルを取り付けて完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703096718016-QcCKgHK12Y.jpg?width=1200)
さらなる高みへ
ここで終わらないのが3Dプリンターの楽しいところです。より静かに、高速印刷できるようプリントヘッドの改造をしました。
福馬さん(Twitter : @fukumay1)が設計されたfy38をベースにし、V6 CHCのサイズに合うようにremixしたものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703096736384-ybUxoNONCJ.jpg?width=1200)
他にも3DTouch→近接センサになったりと、利便性が向上しています。
組み上げると一気に雰囲気が変わり、重量も軽くなっているため前よりも軽快に動くようになりました。
fy38 benchy pic.twitter.com/AhLND61un6
— おか (@aoka_tech) December 20, 2023
終わりに
今回の記事ではFraxinusについて書かせていただきました。貴重な経験をさせていただいた設計者の方、色々とアドバイスいただいたβ版テスターの方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。
気になった方はFraxinusのホームページや、Discordサーバーも見てみてください。
本記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?