etsu

詩を書いていこうと思います。

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詩を書いていこうと思います。

最近の記事

いくつかのつまづきを抱えたまま 朝を迎えた ずっと夜のままでいいのに 朝はきてしまった 仕事へ向かう足取りは重く そこへなぐさめのような軽やかな雨 鬱陶しく見上げた先に虹がまたがる あぁ、どこかで狐の嫁入りか・・ このまま雨がやまなければいいのに このまま時が止まってしまえばいいのに

    • 通り雨

      突然の雨だった それはひどいドシャブリで 私をあっという間に飲み込んだ 跳ね返る車の群れの水しぶき 叩きつけられた土の匂いの上を ズブヌレの学生服が走っていく いそいそと傘を開く人たちは この雨以外に無関心で 気まぐれに鳴り響く雷を恐れる心と その雷に打たれてしまいたい心の ふがいなさが情けなくて 雨にまぎれた涙が頬をつたう 一人たたずむ私の上を ひとつの風が流れていった

      • 生きる

        グレーがおしあいへいあいしている空 風の上から風は吹き うねりをあげて雨は降り始めた 木々の葉は方々に散り 私の心を乱していく なるべく動かないように 時が過ぎていくのを ただ、じっと見ていた 雨の滴が胸を刺す 地面を這う雑草が見上げた空は 戦いの隙間から青の光 きっと晴天はその上で笑っているのだろう ・ ・ キナリ杯を締め切りにして、詩を投稿しようと決めていました。これをきっかけとして、詩を公開していけたら、、と思っています。 そして、これは全然「たのしい記事」ではな