ものづくりの町・八女

福岡県は八女市にやって参りました。

八女市はものづくりの町として知られています。

織物、染物、陶器、和紙、提灯、仏壇等その他多くの工芸品に加え、酒やお茶等の食産物に至るまで、様々なものづくりがこの町にギュッと集まっています。町の至る所で職人の姿を見ることが出来ます。

手仕事がテーマの私、何日あっても足りません!

また八女福島地区は、江戸時代から続く白壁の町屋が現在でも数多く残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されるほど、その歴史ある町並みも魅力の一つです。

空き家となった町屋は地元の工芸品を集めたセレクトショップや酒店、茶屋等が入り、八女市のものづくりを発信しています。

滞在してみて気付いた八女市の良さは、伝統や歴史を大切にする気持ちは勿論、それを過去の遺産としていないこと。

一番大事な精神の部分は受け継ぎながら、現代に生きる私たちが「かっこいい!」「便利!」と、昔の人と変わらないフラットな気持ちで今の生活に取り入れられる、心に引っ掛かるものに変えて未来に繋げていることだと思います。

本来、工芸品も住居も身近で生活に密着しているもの。

遠くに置いて眺めるのではなく、そこはあくまで「道具」「住居」。生活とは切り離さない。

見た目なんてただの側で、大事なのは作り手や使い手の精神がそこに在るのかどうかであるということを改めて感じさせられました。

はい、まだ取材3日目です。

最初の取材先でこんなにも心を揺さぶられていて良いのだろうか

とも思いましたが、

こんな強烈パンチをずっと受け続けていたら半年後にはきっと今より格段に強くなっているでしょう。

そして、私はこのものづくりの町で果たして何を取材しているのか、

それはまた次回、ご紹介します。

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