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1970年代紹介楽曲

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1970年代でokaが紹介した楽曲です。
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#プログレ

【名盤探訪003】Close To The Edge / Yes(1972)

『Close To The Edge』はYesのアルバム。 アルバムの特徴プログレッシブロックの名盤と名高き1枚で、3曲のみの収録ですがこの3曲の厚みが素晴らしく、プログレが苦手な方でも身体の中に澄み渡ってくるでしょう。 ネットを検索するとさまざまなレビューがすぐに出てくるので、私が語るまででもないかと思います。 ということでこの記事はあくまで私の感想です。 全曲解説1.「危機 "Close To The Edge" i) 着実な変革 "The Solid Time

Can You Understand / Renaissance(1973)

Can You UnderstandはRenaissanceの楽曲で、アルバム『Ashes Are Burning』に収録されている。 荘厳さと牧歌的な雰囲気が両立する1曲Renaissanceといえばこのアルバムですが、私は冒頭の楽曲であるCan You Understandが好きです。イントロのパワフルなプログレ感漂うピアノとリズムと打って変わってボーカルが入ると牧歌的な雰囲気が漂い、ついつい踊りたくなるような雰囲気も出てきて、Renaissanceというバンドの素敵な

Larks' Tongues In Aspic, Part II / King Crimson(1973)

Larks' Tongues In Aspic, Part IIはKing Crimsonの楽曲で、アルバム『Larks' Tongues In Aspic』に収録されている。 即興演奏の名曲緻密な雰囲気と同時に臨場感のある、このハードな楽曲はプログレッシブ以外の表現方法が思いつきませんが、ほかに類を見ない雰囲気なのは間違いないと思います。 とにかく一度聴くと癖になりますね。ボーカルは全くありませんが、すごい1曲だと感じます。 アルバム『Larks' Tongues In

Autobahn / Kraftwerk(1975)

AutobahnはKraftwerkの楽曲でシングル、同名アルバムに収録されている。 電子音楽を世界に流行させた名曲エポックメイクといっても過言ではないですが、電子音楽とポップスの融合という観点でこの曲は歴史に名を刻んでいます。 個人的にこの曲の大きな魅力は、電子音楽の実験的な雰囲気ではなく、牧歌的な雰囲気と自動車という我々の良い生活を指し示しているような雰囲気だと考えています。20数分という長い曲ですが、自動車に乗っているちょうどよい時間もそれくらいだと思います。 アル

I've Seen all Good People(1971) / Yes

I've Seen all Good PeopleはYesの楽曲で、アルバム『The Yes Album』に収録されている。 牧歌的な楽曲に軽快な展開この曲との出会いはYesのライブでした。実はThe Yes Albumを聴いたことがなかったのですが、こちらの牧歌的な雰囲気が漂う感じがとても好きです。コーラスワークもとても美しく、プログレ路線が極まれるのちのアルバムにも通ずるところがまたかっこよくもあります。 アルバム『The Yes Album』楽曲リストこれもとても名

Tubular Bells , Pt.1 / Mike Oldfield(1973)

Tubular Bells , Pt.1はMike Oldfieldの楽曲で、アルバム『Tubular Bells』に収録されている。 50周年を迎えた名盤昨日、Tubular Bellsの50周年盤が発売となりました。 このアルバムはMike Oldfieldのデビュー作であるのと同時にプログレッシブロックの名盤とされています。クラシックの曲構成、ケルトの音階、ロック的なサウンド、テープによる多重録音を20歳の青年がリリースしたことにより、大いに評判を呼びました。

Hergest Ridge , Pt.2 / Mike Oldfield (1974)

Hergest Ridge , Pt.2はMike Oldfieldの楽曲で、アルバム『Hergest Ridge』に収録されている。 2010 Mixのご紹介Hergest Ridgeは1974年のアルバムですが、今回は2010 Mixを紹介します。というのも1音1音がとても際立ち、ミックスも新たにこの曲の美しいところが強化されたMixだと思うからです。 2分40秒ごろから始まるメインのパートでは、コーラスの厚みもより感じられるようになって、この曲が表す自然で土着的な美し

Dogs / Pink Floyd(1977)

DogsはPink Floydの楽曲で、アルバム『Animals』に収録されている。 Pink Floydの中でもアグレッシブな1曲この楽曲はDogsというタイトルで、Animals収録のほか2曲とともにコンセプトがあります。 歌詞もとてもアグレッシブな1曲となっており、ここからThe Wallのアルバムにつながっていくものと思われます。 アルバム『Animals』楽曲リスト上記のとおりでコンセプトアルバムですが、ライブで楽曲を披露したところ海賊版が大ヒットになってしま

Karn Evil 9 / Emerson,Lake & Palmer(1973)

karn Evil 9 はEmerson, Lake & Palmerの楽曲で、アルバム『Brain Salad Surgery』(邦題:『恐怖の頭脳改革』)に収録されている。 プログレの名曲を30分間めちゃくちゃ名曲でよく聴きます。30分間という長い時間ですが、全く飽きるところがないのがさすがです。 この曲は3つのパートに分かれます。 第1印象最初から13分22秒までが第1印象で、個人的にはポップな印象もありますがわけのわからない印象もあり、非常に面白い曲です。歌詞はそ

Siberian Khatru / Yes (1972)

Siberian KhatruはYesが1972年にリリースした楽曲で、『Close To The Edge』に収録されています。 強靭な名盤のラストを飾る秀逸な1曲『Close To The Edge』はYesも、プログレッシブロックでも、ロック史の中でも上位を飾る名盤中の名盤です。全3曲の中でもSiberian Khatruは最後を飾る1曲で、私はYesの中でも一番好きな楽曲です。 何がそんなに魅力的なのかこの曲は迫真に迫るというか、ものすごい緊張感があるのにめちゃく