マーケットインとプロダクトアウト


商品やサービスの市場への投入の方法に2つが知られている。
マーケットインとプロダクトアウト。

前者ではニーズが分かっているところに商品やサービスを投入する。ある程度の売上げを早々に得やすいが競合との差別化に苦労する、と言われている。

後者では開発した商品やサービスに適ったニーズを見い出したり創り出す。オリジナルな技術やコンセプトが主導する為に競合が少ないものの最初のユーザを探すのに苦労する、と言われている。最初のユーザを見つける為に長期間かかってしまうと「死の谷」と言われたりもする。

現実的には極端な二元論のままである訳はなく、どちらが良いとは軽々には言えない。

これまでに多くの開発技術の商品化に関わってきたが、振り返ると後者のウェイトが高い課題に関わる事が多かったように思う。課題解決という仕事柄、後者の方で悩む会社が多いのだろうか。


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