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おっぱいが張る激痛、保護乳首が助けてくれた

さて、辛い陣痛を乗り越えて無事出産した!
と思ったら、もっと大変なことが待っていた。

溢れる母乳

出産2日目から母乳が出てくるようになり、3日目からおっぱいの張りが痛むように。

助産師さんからは、頻回に授乳すること、おっぱいを温めずに冷やすこと、と指導を受け最長でも3時間おきには授乳する。

当初想定していたイメージでは、3時間おきに赤ちゃんに起こされちゃって全然眠れない!という感じだったけど、私の場合は真逆だった。

寝ている赤ちゃんを3時間おきに無理やり起こして授乳させる日々
お願い!起きて!おっぱいの張りがやばい!助けて赤ちゃん!!吸いながら寝ないで!おきて!
足の裏を擦ったり、背中を下から上に擦ったりして(赤ちゃんが嫌がる)むりくり起こしておっぱいを吸ってもらう。

そして退院後の3日間、地獄が始まる

自宅での3日間

入院中ずっと頼りにしていた助産師さんはいなくなり、主人との2人での育児が始まる。
石の様に硬くなったおっぱいから点滴の様にずっとポタポタと垂れ続ける母乳。
おっぱいが熱をもっているので、脇に挟んで熱を測ると37度を超えてしまう。
布団に横になるのも痛いのでソファで眠る。
こんなに痛いものなの?あってる?これってもしかしてもう乳腺炎?
毎晩救急車を呼ぼうか迷う痛みに苛まれ、泣き続ける赤ちゃんに1時間の授乳を行う。
長い時は3時間ずっと授乳チャレンジし続け、殆ど眠らず朝を迎えていた。

そんな日々が続くこと3日目、赤ちゃんのおしっこの回数が1日に3回しかなかったことに気づき、体重を計ると、、
減っている!?
大人用の体重計だから誤差はあるにしても、退院時2700gはあったのに、2500gしかないことになっている!!
半泣きで産院に電話をかけて状況説明すると、今日産院に来てくださいとのことで、その日の午後すぐに病院へ。

病院でわかる真実

退院して3日目で帰ってきた産院は、優しい助産師さんに囲まれてとても優しくて安心できる空間だった。
ちゃんとしたスケールで赤ちゃんの体重を測ってもらうと、、やはり減っている
授乳の様子を見てもらうと、とんでもないことがわかった。授乳の前後で体重を測ってもらうと、10gしか増えていない。
なんと、赤ちゃんはほとんど私の母乳を吸えていなかったのだ。

こんなに母乳が溢れて出ているのだから、たくさん飲めているはずなのにどうして、と思っていたら、張りすぎて固いおっぱいを上手く飲めずに泣いていたことがわかる。
ごめんね、、と涙が出てきた。

そこで助産師さんが持ってきてくれたアイテムが保護乳首だった。

保護乳首

保護乳首とは、乳首にはめて赤ちゃんが母乳を吸いやすくする補助具だ。
存在は知っていたけど、乳首が切れたりした時に皮膚の痛みを和らげるためにつける使い方がメインだと思っていた。

私が使ったのはこちらの商品だ。

medela|メデラ コンタクトニップルシールド(2個入り) L 24mm

これを使って再度授乳してみると、なんと両側で90mlも飲めた。
張りすぎたおっぱいは滑って飲みづらく保護乳首を使うことで滑り止めとなって飲めたのだ。
母乳が出る様になってから初めて、おっぱいが柔らかくなり、張りがおさまっていく感覚があった。

それから、おっぱいは張っても、授乳すると少し楽になるという感覚を掴むことができた。
これは退院後たった3日での出来事で、この後も色んなおっぱいの悩みやそれ以外の身体の不調に悩まされたが、この時産院に連絡して、客観的に見てもらって、保護乳首に出会えて本当に良かったと思う。

今現在、出産から2ヶ月が経つが、まだおっぱいは張るし悩みは絶えない。
でも、様々な道具を使い、授乳の体制を工夫し、勉強して、なんとか乳腺炎は免れている。
保護乳首も以前とは違った使い方もできるようになってきた。
現在の授乳についてもまた別に記録したいと思う。

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