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おじさん小学生の読書メモ12回目
ブックオフオンラインで注文していた本が店舗に届いたということで取りに行く。「レヴィナス 佐藤義之」と「不動産業の歴史入門」だ。
内田樹から入ったレヴィナスだが、もっと多角的に見たいと思って他の人のレヴィナス論を読みたかった。冒頭で早速、宗教的・歴史的に踏み込んだ考察はしない、とあり、ストイックな態度に期待が高まる。
不動産業の歴史入門は江戸時代から始まり、これなら興味が持てる。「沽券にかかわる」の「沽券」とは江戸時代の不動産権利書のことなのだった。
なぜ、試験勉強の対象について歴史から入ると興味が持てるのだろう?物語として理解することが、暗記とは別の脳に作用するからではないか?年齢が上がってもエピソード記憶は衰えないと言うし、覚えなければいけない内容についても、それぞれ歴史的な背景を知ることは無駄にならないと思う。
それは第一目的が「愉しむ・興奮する」ことであり、その証明として試験の合格があると考えているからだ。本当に心の底から楽しいと思えるのであれば、試験に受からないはずがない。ゲームなら明け方までやってクリアできるわけで。
家にある本からは「功利主義」と「スピノザの世界」を読み進めた。どちらも、こう、ラジカルな理屈を展開している章だったので、「そうかあ〜???」と思う部分もなきにしもあらずだが、これも著者個人のみならず、前後に伸びる歴史の一部であると感じることができると、理解がしやすい。
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