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3月22日 銭湯にまつわるシナリオフック

本日の日記、朝から夕方まで働いた。体調がやや優れない、以上。では、さっそく『日本現代怪異辞典』から「おふろ坊主」という怪異を紹介しシナリオフックにしていこう。

おふろ坊主
上半身が人間、下半身がロボット。夜の八時半頃に風呂場に出現しお湯をかけてくる。

『日本現代怪異辞典』

1文なのに、これほどインパクトのある怪異はあまりいないだろう。怪異でもなくそれは風呂場にいるロボットのコスプレをした人なのでは?と思ってしまう。坊主である意味もよく分からないのがいい味を出している。

■導入
探索者は町の銭湯の常連客だ。親しいわけではないが、よく銭湯で見かけるため顔は知っている程度の仲。
湯上がりコーヒー牛乳を飲んでいると、銭湯のオーナーであるおばあちゃんが、面白い話を探索者に聞かせる。長く人から親しまれた銭湯には”おふろ坊主”という妖怪が棲み着くらしい。”おふろ坊主”は一見ただの従業員に見えるが、湯かけの技量は計り知れない。ただただお湯を背中からかけ流して貰うだけで、その人は一生その心地よさを忘れられなくなるとさえ言われている。噂によれば、おふろ坊主の特別な力でお湯に魔法をかけて、人を癒やす力を与えているという。
「長く銭湯を営んできた身じゃから、死ぬまでに一度おふろ坊主に湯かけしてもらいたいのう」
冗談半分、少し本心からそう呟くおばあちゃんの夢を叶えるため、探索者は老朽銭湯をわたり歩き、おふろ坊主を見つける旅(温泉旅行)に出かける。

■コンセプト
同じ銭湯に通う、ろくに話したことも無い探索者同士が、銭湯のおばあちゃんのために、都市伝説を求めて温泉旅行をするという意味不明なシチュエーションは楽しいと思う。
例えばおばあちゃんが急に倒れて、娘から頼まれる、などでもいい。ある程度フィクション要素が強くても、ギャグテイストのシナリオなので、勢いで押せばいい。
問題は、”おふろ坊主”を何の神話生物で表現するかだ。
シュブ・ニグラスの乳を信者同士でかけあう風習から伝承が異なり今に至るなどはどうか。
うーん、何かいい案があれば追記する。

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