沼男は誰だ？を準備する※ネタバレ無し（22/04/25）

今週、“沼男は誰だ？”という超有名クトゥルフ神話TRPGのシナリオを回す。実は数年前に一度やった事があり、身内卓のメンバーが増えたことでもう一度GMをする事になった。
本作はゆっくりリプレイで有名になり、その後ひまつぶし卓のうごクトゥルフでもリプレイされた事になり、ニコニコ動画のゆっくりリプレイ動画の全盛期の代表作である。そして、最近のVチューバーはじめ、各種配信者の肉声セッション生配信ブームの中で、むつー卓が様々なグループに沼男を回し話題になった。
このシナリオはクトゥルフらしい雰囲気と、探索の自由度、ストーリーも素晴らしいが、“クトゥルフにおける探索者とはどういう存在か”という、本来の役回りを突きつけるような構成が魅力的だ。
気になる人は無料でシナリオが配布されているので、見て欲しい。

一方で、かなり自由度が高くGMもPLもやや難易度が高いシナリオでもある。このシナリオはPLがPCに入り込んで遊ぶ方が楽しいタイプであり、裏で作業をしながらやるのには向いていないと思う。しかし、完全オープンワールドのシナリオであり、展開によっては分かれての探索もあり得るため、どうしても待ち時間が発生するのが困るところだ。

今回、探索者には事前にハンドアウトを渡し、ある程度のキャラ方向性は合わせてもらった。また、裏設定を作ってきてもらい、思い出に残る探索者になる前提で連れてきて貰うような呼びかけをした。
普段は好き勝手作ってもらう派だが、長編セッションは手に余るネタキャラや、動かしにくいキャラを連れてくると本人が1番苦労する。申し訳なさを感じながらも、方向性だけGMから提示させてもらった。

ちなみに数年前にやった沼男では、一才探索者のハンドアウトも無く、探索者同士の接点も無いため序盤はぎこちなかったが、最終的に印象的なセッションになったと思う。私自身、数あるシナリオで好きなものをあげた時、“沼男は誰だ？”は必ず上位にあがる。

余談だが、私の中の1番は南部卓の“羊たちは夢見る”だ。いつか回したいと言いながらもう数年経ってしまった。今年こそこれもやりたい。