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一週間50USDTでマスターする現物グリッド講座 2/18 本講座2日目

はじめに

本講座2日目です。
今日は、現物グリッドの
現物購入の補助ツールとしての価値を
考えてみたいと思います。

1.現物グリッドの初期保有ポジション

BingX現物グリッドでは、
戦略スタート時に、
一定額の現物を保有します。
今回の講座用に作成した
現物グリッドを例にします。

KEY/USDT

KEY/USDTペアです。
左側を基準通貨、右側を引用通貨と呼びます。
現物グリッドでは、
一定額の基準通貨(KEY)ポジションをエントリー時に保有します
利益は引用通貨(USDT)で蓄積されていきます。
上の画像だと
初期段階で保有したKEYは
投資額(35USDT)に対して
約45%の割合です。

この初期段階の資金利用率は、
設定したグリッドサイズにおける、
エントリー時の基準通貨価格の位置で
決まります。

エントリー時のKEYの価格位置により、
ポジションの指値配置が決まります。

エントリー時の価格よりも
高い位置のグリッドで
売却するための現物を一括購入します。

左側の部分は購入指値になります。
価格が下がった場合の
基準通貨購入資金として
USDTが利用されずに残っています。

初期ポジションの仕組みはイメージできましたか?

2.グリッドマッチング

BingXの現物グリッドは
安く購入し、一つ上のグリッドで高く売る。
このグリッドマッチングは
常に一対一です。
グリッドライン上に配置されるオーダーは、
常に一つです。
当たり前のように思いますが、
グリッドによっては、
一対一マッチングでないものもあります。
BingXにはないので、あまり気にしなくても当面は困りません。

3.保有USDTに着目

初期段階で利用されなかったUSDTに着目してみます。
当然、初期段階で利用されなかったUSDTは、
今後基準通貨の価格が下がった場合に
戦略設定に従って
グリッド実行画面の左側に配置された現物(KEY)を購入するためのアイドリング資金になります。
もし、ドローダウンが全くなく
価格が上昇してしまえば、
利用されることはない遊休資産になります。

一般的に、グリッドの資金利用率
単純な現物購入よりも低い、
または、効率が悪いと言われるのは
この部分をさしています。

しかし、これは、一義的な見方です。
価格の動きは分かりません。
当然トレーダーは逆相場も想定する必要があります。
逆相場を考えた場合には、
グリッド戦略はポジションのコストベースを下げると言う利点があります。
平均購入単価を下げることができます。

4.グリッドを現物購入補助ツールとして考えてみる

上記までを考慮した場合、
現物グリッドを現物購入のための
補助ツールとして利用する価値が見えてきます。
グリッドBOTの使用は無料です

価格が下落している時に、
落ちるナイフを躊躇なく拾えますか?
もしくは、これまで拾ってきましたか?

私は、チャンスを逃した方が多いです。

グリッドBOTの良い面の一つとして、
感情に任せた意思決定を排除できるというものもあります。

最初に決めた設定に従い、
下限設定価格まで
基準通貨を購入してくれます。
下限価格まで購入した場合は、
保有していたUSDTは基本的に
全て利用されて
0に近い数字になります。
誤差で多少は残りますが。

グリッドの総収益としては
だいたいは、
マイナスです

だいたいというのは、
かなりの長期間グリッドをやっていた場合は、
裁定収益の方が変動収益のマイナスより大きい可能性があるからです。

しかし、一般的にはマイナスです。

ただ、過去のBTC半減期相場においても、
かなりのドローダウンは見られます。
グリッドにより24時間365日自動化できる
無料ツールを利用して、
裁定収益を上げながら、
現物通貨の分散購入を進めたと捉えれば
そして、最初からそこを自分のトレード全体の戦略として組み込めば、かなりの価値があるのではないでしょうか?

本講座2日目はこの辺で終了します。
現物グリッドの初期ポジションが
イメージできれば
今日はOKです。

また明日。

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