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【車検の話】#1〜さよなら「いつかはクラウン」

こんにちは。悩み多き中年おじさん、オジロワシ🦅です。

今回のテーマは「車検」
2年に1度課せられる、なかなか大きな「出費💰」です。
クルマに関する話を3回シリーズでお送りします。
同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです…
(^^;)。


「いつかはクラウン」

このキャッチコピーが世に登場したのは、
昭和58年(1983年)。

今年(2023年)から40年も前、
当時私は17歳。高校2年生の頃だ。

「昭和」という時代を象徴する
傑作のキャッチコピーだと思う。

(重厚感あふれる大人のCM ▼)

(吉永小百合がキレイだった ▼)


高度経済成長期は既に終わっていたが、
世の中全体も漠然と

「明るい未来」
「今日よりも、明日が良い」

という事を
信じて疑わない時代だった。

小学生の頃、「スーパーカーブーム」を過ごして来た我々の世代にとって、
車は憧れの存在であり、
高校を卒業して、免許を取ったら、
どんな車に乗るか
クラスの男子の間では
そんな話題がいつも中心だった。

誰もがステップアップする
明るい未来の象徴が
「クルマ」のグレードだった。

例えばトヨタなら
最初は「スターレット」、
次に「セリカ」、
幸せな結婚をして「カローラ」、
そして「コロナ」、「マークⅡ」と乗り継いで
最後は「👑クラウン」。

だいたい5〜10年スパンで
上のグレードの車にステップアップしていく。

これが社会のスタンダードだったと思う。

結婚した頃、家内の父も定年退職を迎え、
真っ黒なクラウンを大切に乗っていた。

大きな車体に、フェンダーミラーが特徴だった。
独身の頃、家の車に乗り慣れていた家内は、
未だに「フェンダーミラーの方が見やすい。ドアミラーは見ずらい」と呟く。

ところが、
「今日よりも明日」という
日本型社会の価値観は、完全に変わった。

日本型の社会を変えたのは
「自民党をぶっ壊ーす!」と言いながら、
実は、日本をぶっ壊してしまった小泉元総理。

そして、
その小泉総理を持ち上げたマスコミだと思う。
小泉劇場を後押ししたのは、明らかにマスコミの過剰な報道だ。

この話はいずれどこかで書くと思うが、
今回は「車の話」だ。


◆私の車歴

因みに
私の車歴は以下の通り。

①スズキ・アルト(軽自動車)
 昭和60年(1985年)〜
 19歳。大学生。姉のお下がり。

▶ ②ホンダ・プレリュード(クーペ)
 平成2年(1990年)〜
 24歳。社会人1年目。先輩から中古で購入。

▶ ③スバル・レガシー(ステーションワゴン)
 平成7年(1995年)〜
 29歳。社会人5年目。新車で購入。

▶ ④トヨタ・ウィッシュ(ミニバン)
 平成18年(2006年)〜
 40歳。結婚10年目。新車で購入。

と、
時代に合わせて、順調に車のグレードもステップアップ。
結婚して、子供も出来てから、
車のタイプも変わっていった。

予定では2016年あたりで、
次の車(ファミリーセダン)に乗り換えて
2023年の今頃は
そろそろ「クラウン」の購入を検討している時期
のはずだった。

しかし、色々あって、
今でもトヨタ・ウィッシュに乗り続けている。

一番大きな理由は、
途中、東京へ単身赴任があったりして、ほとんど車を使っていない
ということ。
車は、普段の買物などで家内が使う程度だ。

購入から10年目の2016年の時点で、
走行距離 約5 万km!
1年間で僅か5,000kmしか乗っていないことになる。

一応、車の乗り換えの目安は
10年・10万km。

現在の車の前は、若いこともあり
あっちこっちドライブに行ったりもしたので
しっかり10年、10万kmを走破した。

なので、
購入から10年以上経っているとはいえ、
目立った故障もなく、
乗り心地も決して悪くはないので、
今のところ、買い替える予定はない。

◆次の車検は通らない(゚Д゚;)!


ところがだ…

2年前、15年目を迎えた愛車の車検で、
某大手自動車用品チェーンに見積を依頼した際、
衝撃的な一言を言われた。

「次回の車検はムリですね。
 合格できませんね。
 買い替えをご検討ください」

要は、車体下廻りの「サビ」が酷くて
今回の車検は、辛うじて合格できるだろうが
この状態では、次回の車検は合格できない
と言うことだった。

ショック Σ(゚д゚lll)!

日本経済と同様
現在、右肩下がりの我が家の経済状況では
車の買い替えなんてムリ。
まったく予想だにしていなかった…。

「いつかはクラウン」

高校時代に耳にしたコピーが頭をよぎる。
年齢的には、クラウンに乗っていてもおかしくない世代である。
でも、
クラウン新車の乗り出し価格の予想は
550万円!
絶対、ムリ!!!

予算的には
「いつかは軽」
ってことになる。

いくら最近の軽自動車の性能が向上しているとは言え
気分的には
ステップアップならぬステップダウンだ…。

厳しい現実
トホホホホ。゚(゚´Д`゚)゚。

と言う訳で
「いつかはクラウン」
という選択肢は、我が家ではなくなった。

つまりこれは
長い間、漠然と思い描いていた
「日本型・年功序列社会」
が、既に崩壊しているということを
一般庶民に思い知らせる出来事である。

長年ガマンして、一生懸命に働いてきた
ご褒美に、お父さんがクラウンを買う
という時代は、既に終了しているのだ。

そう思うと、少し腹だたしい。

個人的には
別に「クラウン」に乗りたい訳ではなく
今の車で満足しているのだが、
古き良き日本の社会が変わってしまったのだと、現実的に思わされる、象徴的な出来事だった。

まぁ、その話は別として。

とはいえ、
その時の車検は、無事に通ったものの
本当に

購入17年目の古い車は、車検に通らないのだろうか…????

新しい車に乗り変えるか、
それとも
今の車に乗り続けることができるのか。

ちょっと調べてみることにした。


この話、次回に続きます
m(__)m

お読みいただきありがとうございました。

(2023年8月26日投稿)


つづきはコチラ
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