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2022年1月13日の乾杯

今年最初の乾杯は安全に配慮しつつKirin Cityでグラスを傾けながら。
おじさんが年末年始にかけて観た、明後日の方向『赤目』、waqu:irz『BOUNENKAI―神様iraz』、青年団『忠臣蔵 OL編』、モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』などについて。また、『ドライブ・マイ・カー』や『春川さんのうた』など映画の話や、美術展の話なども。そうして去年を振り返り、今年の抱負を語り合います。
(モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』は現在上演中であり、今回の記事にはそのネタバレが含まれます。ご承知おきください。)

👨乾杯!
👩乾杯!
👨演劇のおじさんと
👩おねえさんです。よろしくお願いします。あけましておめでとうございます。
👨そうですね。少し遅くなりましたがおめでとうございます。
👩おじさんもおねえさんも旧年中は健やかに過ごすことができました。みなさま大変お世話になりました。
👨ありがとうございます。
👩本年もよろしくお願いいたします。
👨今年もいろんなことを話していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
👩はい。
👨ところで、コロナ君がまた少し戻ってきてしまいましたね。
👩ああ、戻ってきましたね。よろしくないこと。
👨まあただ、あれなのですよね。重症にはなりにくいというのはあるみたいで。
👩そうなんですか。なんかね、正直全然世の中の話題についていけてなくて。
👨あらあら。
👩ちょっとね、おねえさん、新しいお仕事を始めまして。
👨ああ、はいはい、伺っております。
👩演劇とはちょっと関係なくて、新しい畑でね。元々ほかのこともいろいろしてはいたのですけれど、演劇的な活動とは別のことも。
👨うふふ。
👩人生豊かにするためにね。
👨新たな場所で働き始めた、と。
👩面白いですよ。全然違うことをやると。
👨そうなんだ。
👩接客がメインのお仕事なんですけれど、皆様やはり今まで耐えていた分…注意はしつつも、人出はそこそこにありますね。
👨うん。
👩やっぱり我慢はしていたのだろうなぁ。お正月ぐらいは!という感覚でいらっしゃる印象を受けます。
👨今、日本に限らず欧米なんかでも、とんでもなく新規罹患者の数が増えてもそのままにして経済活動を止めないみたいな形にはしているみたいですしね。
👩正直これ以上は無理ですからね、言ったって。
👨NYみたいにエッセンシャルワーカーがどんどん倒れてしまって電車が動かなくなったりとかもあるから、不安ではあるのですが。
👩うーん、世の中を動かす方達がということですよね。正直さ、思うけど、お正月も働いてくださっている方がいるから、私たちはね…私も、お正月は働いていましたけれどね。やっぱりね。
👨そんな中でもやっぱり動きますよね。お正月は流石に観劇本数は少なかったですけれど。
👩うんうん、本日はですね、いつものオンライン収録ではなく、年明けということもありまして、私たちもちょっとお酒を。
👨ビールを前にしながら。
👩もちろん距離をきちんと保ちながら、感染対策をしながら収録をしております!
👨はい、注意もしてますね。
👩で、今、目の前には、おじさんが年末などに観た舞台がいくつかリストアップされているのですけれど。
👨年末から新年にかけても観劇ですね。
👩ざっと言っていただけませんか?団体名とタイトルなど。
👨そうですね。えーと、とりあえず気になったやつだけなのだけれどね。
👩実際にはもっと観ている?
👨えぇ、観ていますね。。
👩何作品くらいみているの?
👨えーと、どのくらい観ているんだろう。まあ、12月に24本とか25本観ているんですよ。
👩観ていますねぇ。
👨年間で180本前後だったから、いかに後半捲ったというか。
👩追い上げが凄かったかという話ですよね・・。
👨うん。
👩なんかあれですよね、あのーーー、なんていうやつでしたっけーー??
👨あれ、えーと。
👩なんか英語のやつ!!
👨ああ、「Arts For Future」っていうやつ。
👩そうそう。あれもあって12月がすごく増えているという話だったみたいだけれど。
👨12月末までの実施が条件だったから。
👩それで駆け込みか。
👨そう、駆け込み。
👩劇団も潰すわけにはいかない…そうするとみんなあとあとにもなるのですかね?
👨うっちゃりの極めつけは王子で年末ギリギリに3日間だけ、『赤目』というお芝居をやったりとかかなぁ。黒澤世莉さんが演出をやってね。

赤目 写真 UP

👩はいはい。
👨団体名はえーと「明後日の方向」かな。
👩はい。
👨場所は王子小劇場でね。黑澤世莉さんは王子小劇場の職員だった時期もあって、今は違いますけれどやっぱりご縁はあるみたいで。
👩そうなのですね。
👨でね、あの舞台は、コロナがどうのこうのということではなく、それを感じさせずきちんと演劇を作っていた。
👩どんな話だったのですか、『赤目』って。
👨えーと、元の話としては白土三平さんという漫画家の作品に「赤目」という作品があって、で、その白土三平さんというのは元々紙芝居を書いていた方で、そこから劇画を書き始めたのだけれど、舞台はその劇画の内容と白土三平自身というかそれを作っていく人たちが交互に描かれながらクロスオーバーしていくような作品なのですよ。戯曲は古くて初演が1966年というから私が演劇を見始めるはるか前に書かれていた作品なのですけれど、当時はそういう風に物語を編み上げていくことがとても斬新だった時代みたいで。作家は齋藤憐さんですけれどね。オンシアター自由劇場で一世を風靡した『上海バンスキング』の作家としても有名だし、お芝居を見始めた頃には『アーニー・パイル』とか『グレイクリスマス』とか何作かこの人の戯曲になる舞台を観たりもしているんだけれど、そんな彼の若い頃の作品でもあってね
👩おもしろいねぇ。どんな風な演出だったのですか?その、交差するんでしょ。
👨舞台は正方形の、袖がむき出しの、ほぼ素舞台に近くて。
👩へぇ!素舞台なの?
👨うん、素舞台に近いような正方形の空間があって。で、そこで俳優が何役かを兼ねて物語を紡いでいくみたいな感じなのだけれど。小道具なんかは新聞紙や段ボールでつくったりもしていて手作り感もあるし、時間堂で活動していた俳優さんたちや百花亜希さんなどもご出演で俳優自体にも一瞬ごとの空間に物語を貫くような圧倒的な力があったし。
👩MCRの舞台みたいだね、小説家とその小説の内容が舞台になっていくみたいな・・(『ぬけ男、恥さらし』)
👨うーん、それとはまたちょっと違うけれど、舞台に力強さがあって巻き込まれた。まあ、そういう手法が当時と形は違っていてもきっと初演時にはあって、きっと斬新だったのだろうなぁというのが想像できるというか、ほんの数作だったけれど、硝子屋さんの地下の自由劇場で訳もわからずに観たお芝居の匂いもしてね、いろんな見応えに溢れた舞台だった。年の終わりに良い舞台を観ました。ベースとか生の音が舞台に呼吸を与えていてそれも凄く贅沢で効果的でよかった。
👩なるほど。ちょっと話は違うんですけれど、私もまだ観ていないんですけれね?新国立劇場、今コロナのあれもあるのだとは思うのだけれど、過去の舞台の作品を観ることができるっていうのがあるでしょ。
👨ああ、あるみたいですね。
👩その中で今やっている作品が面白そうで。劇作家が実家に帰って、で、その実家のことを作品にしたいと言うんだけれど、それを聴いた家族の人たちが勘弁してくれよみたいな、その家族がひた隠しにしていたいろんなことが顕わになっていくみたいな話なの。その、物語がおもしろいなって思って、観ようって思っているのだけれど、それを今度観てお話しができたら面白いなぁって思って。(2017年上演『消えていくなら朝』)まだ、まだ観ることができるはず。あれってずっとやっているのかなぁ、知らなかったのだけれど。ツイッターで偶然流れてきてあれっ?!て思って。
👨けっこう今あるよね、こういう時代だからアーカイブの蔵出しみたいなことは。一時期その、映像上を舞台にしたというかWeb上で上演される演劇っていうのが出てきたのだけれど、そうではなくて、昔の実際の演劇公演の記録を引っ張り出して供していくみたいな。だからさっき言っていたMCRにしても、昔の作品を一時解放して流していたりとか、新しい公演があるときにも古い公演の記録を流したりとか、そういうサービスをいろいろとやってますものね
👩そうですね、それは観客にとってはありがたいことだよね。
👨うん。
👩小劇場の公演に配信があるという日常!!実際に興業として後々まで出せるというのは、正直さ…そのーー、ここだけの話だけれど昔はいろいろと権利関係でぐしゃぐしゃだったりしたじゃない。大きな声ではいえないけれど。
👨まあ、曲とかは特にね。
👩でも配信を前提とするとなると、それは結果的にDVD化しやすい!!言っちゃいけないことを言っているけれど。今はそんなことないと思いますけどね!!!もう昔の話、だいぶ昔の話だけれどっ!!!そういうのもだいぶ整備されていっているような気もするし。オリジナル曲とかね。
👨うん。逆にそういう形で後に残すということを前提にするから、確かに曲なんかでもオリジナル曲を使うことが多くなってきたような気がする。
👩それよ、それがいいよね。観る側にしたらやっぱりオリジナルの曲があってくれた方がテンションがあがるというか、その曲とちゃんと作品の結びつきが強くなるって言うのがありますよね。
👨だから作り手の方達にとってはしんどいのかもしれないけれど、そこのところで癖をつけていくことによって文化が発展していくっていうのがありそうな気がするんだよね。
👩ある気がする。
👨うん。ひとつのデファクトスタンダードとして、いろんなところがそういうことをしていく。必ずしも新しい物だけを求めていくのではなく、今までの手法をきちんと磨いて生かしてみたいな作品もいくつか観ていて、コロナ前と比べてもそういうトレンドは歩んだ気がする。コロナの流行が決して良いことではないということは毎回言うとおりだけれど。
👩それはね、本当にちゃんと言っていかなければいけないから。コロナは最後にはちゃんと何とかなって欲しいけれど、コロナ化での芸術世界で生き抜くための知恵が結果として文化を進めた。
👨うん。
👩例えば戦争は世界中のどこでも決してあって欲しくないことだけれど、あってはいけないことだけれど。でもいろんな文化がそのことで進んできた歴史がある。それって…大きさは違えど、もしかしてこういうことなのかっていうのを実感を持って感じています、文化の急激な進みを感じる。
👨そうだよね、せめてなにかがなければコロナ君のやらずぶったくりにあっているようなものだものね。なんかね、年末にwaqu:irazっていう団体をやっている小林真梨恵さんという方いらっしゃって、そこが『waqu:iraz BOUNENKAI -神様:iraz-』という公演をやったのね。それは彼女とあとチームメンバーの関森絵美さんと武井希未さんが出演して、オノマリコさんの脚本に、山田宏平さんの演出というメンバーでの舞台だったのだけれど、通常は彼女たちは作品の中に自分のド優れた能力を織り入れていくわけじゃない。多分ね、想像だけれど、この作品をやるに当たっては彼女達ってそれぞれの彼女自身がやりたいことというか、もっと自分の能力を解き放ちたいという欲求に駆られたのだとおもうのね。

waquraz 写真 UP


👩うんうん、うん。
👨だから、ダンスにしても歌にしてもそれはもう圧倒的だったし、突き抜けて伸びやかだったし。でね、観客も10人とか20人くらいなのよ。あの、下北沢にHalf Moon Hallというところがあって、私はserial numberを観てその場所を知ったのだけれど、本当に半月形のホールなのですけれど。
👩ああ、しってる!、知ってるよ。あそこいいですよね。
👨うん、あそこってまずは抜群に音響が良いのですよ。
👩うんうん。
👨そこに3pcの生バンドを入れて。
👩ええっ、凄い。
👨で、歌って踊ってということをやって頂きまして。
👩あの、ピアノがあるところですよね。
👨うん。そのピアノにベースとドラムが入って。
👩あの場所いいですよね。あんまり知られていないのかなぁ?
👨なんかねぇ、人伝ての又聞きの噂だけれどね、あそこのオーナーはとても優れた審美眼をお持ちでハードルをしっかりと持ってアーティストを選ぶって聞いた。
👩ほほーー
👨ちゃんとパフォーマンスのクオリティを作れる人しかあの場所ではやらせてもらえないって。
👩serial numberはあれで使っていたよね、『hedge2-insider』だっけ。
👨そうそう、あの公演の時に使っていたのですけれど。その時にはピアノを舞台中央にどーんと置いてね。
👩私も観たよ、風琴工房が大好きだから。風琴工房の時から好きでserial numberももちろん。観に行ったよーー。いまだにしっかり覚えている。良い演劇体験だった。
👨詩森さんにしてもそうだけれど、表現の力がムキムキな人たちがあのホールのようにそれを出せる場所を与えられると、もう鬼に金棒みたいなことになるから。
👩serial number、本当に面白かった。
👨waqu:irazも一年の終わりに本当に贅沢をさせていただいた感じでしたものね。しかも、小林さんは最初に話した『赤目』でもムーブメントを担当していて、その生演奏のバンドメンバーが『赤目』でも音を作っていてそれも凄かったですけれどね。
👩へぇ、そうなの。
👨はい。『赤目』の舞台で音を後方で奏でる方に既視感があって、終演後にロビーで小林さんのお姿をお見かけして、もう一度クレジットを見てなるほどなと納得した。良い舞台には良い才能が集うように演劇の世界というのは出来ているのだなぁとも思った。
👩それはそれは。
👨うん。
👩さてと、ここらでちょっと去年の振り返りなどもしましょうかね、新年ですし、
👨ああ、はいはい。
👩とはいえ、私は演劇自体はそんなに観なかったですね、去年は。最近でこそ、ちょっとあたらしい仕事も始まったし、同時進行で表現活動も行っているのですけれど、コロナがあったことで舞台からは少し離れたというか距離をとったところはあって。でも、だからこそ、面白いなぁと思えることとか、自分がやりたいことは自分がやりさえすれば外に出すことが出来るという場所を見つけたから。抱負も一緒になってしまいますけれど、その新しい表現を進めて行きたいなぁとも思っています。あと、我々演劇のおじさんとおねえさんはそれぞれでなんやかんや、別軸みたいな感じではあるのですけれど、色々企んで動いてもいるということもありまして。
👨我々って元々、作ることをベースに持った人が演劇を観ていることと、観客としてのベースがあって観ていることの集合体ということで始まっていて、その中で演劇を両方の視座や活動の先で観るということで生まれる立体感を掴むというのも一つ目指していることなので。
👩だからこそで、このおじさんとおねえさんのおしゃべりを観てくださっている方もいらっしゃるので。それは嬉しいですよね。
👨演劇は平面的に観るのではなく、球体で受け取るように観ましょうみたいなことを今年はもっと意識して、いろんなことをお話ししていきたいとおもうのですけれどね。
👩そうですね。
👨ちなみに、去年を振り返ってみると、最初のころは演劇はものすごく不自由で,体が、体って言うか表現の不自由さはいろんな風にあったけれど、秋くらいからその辺もずいぶんと緩和されてきたかなぁと。
👩確かに。なんか面白い動きを感じましたよね。やっぱりコロナと言うことが色濃く出ていたのが前半戦だったような気がするけれど、作品としてね。それが、徐々に、なんか別のものになっているというかもっと自由になっていくというか、その演劇が取り戻していこうとしているというか、その日常や自由を取り戻そうとしているなぁという時期があって。最近というか少し前からはもうけっこう自由よね。
👨そう、別にコロナを無視しているわけではないのだけれど。
👩もちろん。なんだかんだと常に気をつけているけど。
👨あと、コロナを描くことへの躊躇を感じるわけでもないのだけれど。
👩うんうん。
👨それとは別に昔の作品を再演したりする中でも、その本来のパワーみたいなもの、そこのところを表現することへの逡巡が物理的にも精神的にもなくなってきているなぁとも感じるのよね。なんだろ、昔のパワーを取り戻しつつお正月を迎えられたかなという感じがする。
👩よかったなあと思いますよね。
👨うん。
👩本当に演劇とか芸術はその時の世相とか、なんだろ、世の中や世の流れを表すっていうじゃないですか。いやぁまさにそうだなというか。コロナはよくない。本当に早くなんとかなって欲しいけれど、なんかね、凄く長いお芝居を見ているみたいだった。1年を通して。
👨ああ、なるほどね。
👩歴史という芝居を。だって確実にさ、10年、20年,30年と経ったときに教科書にのるじゃない。
👨はいはい、それはもう絶対に載りますよね、社会的にも経済的にも未曾有の影響があったしね。
👩そうそう。こうあって、こうあってというのがゆくゆくは載ることだから、
👨うん。
👩とんでもないですよね。私は自分が生きているうちにこんなことが起こるとはまず思っていなかったし、それはきっとみんなも思っていなかっただろうけれど。
👨あの、笑い話ではないのだけれど、私の母親っていうのが子供の頃東京の中野に住んでいて、麹町の小学校にかよっていたんですよ。
👩うんうん
👨でね、その時にね、2.26事件をたまたま体験されていて。
👩え!!凄いね。
👨うん。その日電車にのって通学しようとしたら、四谷までいったときに子供が来るところじゃないから帰りなさいって兵隊さんに追い返されたらしくて。で、私は小学校に行くんだってごねたらしくて。
👩うふふふ。
👨それでもしょうがないから帰ってきたら、お母さんというか私のおばあちゃんにね、暫く学校は我慢しなさいみたいに諭されたというはなしを母が亡くなる前にしてくれたのだけれど、それを聞いたとき、本当に大変な事って実はその場の人間には案外あっさり来るんだなぁって思ったのね。
👩あっさり来る。あっさり来たよね。
👨うん。
👩というかさ、コロナの話ってどこから始まったんだっけ。
👨まあ、いろんな説があるんだけれど、元々は中国の武漢から始まったという説が有力だよね。
👩ああ、そうそう。武漢だ。
👨それを言うと中国の方は怒るけれどね。
👩始まったというか発見がそこなのよ。どこで始まったなんてウィルスのことだからわからないって。だってそのあと広がっているっていうことはさ、ねえ、ほかにもいた可能性ってあるじゃない。その人がさ、どこで生まれたかというより、発見がそこっていうことで。
👨そんなことを言い出したら、デルタとかあとに続くこともみんなそうじゃない。
👩うん。発見がそこっていうだけだからね。
👨そう。
👩でもなんかそれがさぁ、もうまたたく間に広がって。最初はさぁ、日本にはまだ来ていないなんて言っていて、一番はじめの頃なんて、日本は封じ込めに成功している!すごい!!ってなっていたけれど。結局凄く増えたしさぁ。
👨そうそう。
👩もう、バカァァァ!!!ていうくらい。
👨こないだから、モダンスイマーズの新しいお芝居が芸劇イーストで始まっていて,昨日見てきたのだけれど。『だからビリーは東京で』というタイトルで今月末までやっているのかな。それは、コロナ前の2017年にとある劇団に入った男の子がコロナの時間を経て、劇団員のそれぞれの人生もばらけて、劇団もなくなってしまうという話なのだけれど、その中で登場人物それぞれからみえるものとか抱く物とか、コロナの時間のありようとか、そのあたりを描く蓬莱竜太さんの力も本当にあって。俳優がモダンスイマーズの劇団員に加えて伊東沙保さんとか成田亜佑美さんとか名村辰さんとかも舞台上で丸まらない個性を醸していて。凄いなぁとおもったのは、シーンに描かれていくのは劇団や団員の日々や時間の表層の姿なんですよ。俳優さん達が綴る物はその刹那なのだけれど、そこから訪れることがそれぞれに人物の氷山の一角なのだけれど、でも見ていてその水面の下にあるものや、それらを浮かべる水の質感というのを俳優達は抱いて演じていて、それが時間とともにどのように変化していくかということも観る側に端的に渡されるので、終演字にはたとえば東京で生きることや東京で演劇をすることがどういう重さや肌触りや意味を持つかということがとても実感としてわかるのね。

だからビリーは 写真 UP

👩うんうん。
👨それは演劇のこともそうだし、演劇以外のことでもそうだし、その生きる姿は泥臭く力強いし、「ビリーエリオット」というミュージカルに照らされて貫かれてもいるし、下世話でどこかコメディでもあるのだけれど、でもそのなかに、たとえばコロナという時代を取り込み、生きることの軽さや不器用さの普遍も紡ぎ混んで一つの時代の姿に織り上げていく演劇の力の凄みを感じて。東京で生きることや東京で演劇を続けることのありようや人がいきることの可笑しさも切なさも自然に、染められるように、心に残るのね。
👩うん。
👨そうそう、劇団の稽古シーンから訪れるものも、稽古をしている仕草を表すだけではなくて、そこには演劇のフォーマットから醸される想いの造形が裏打ちされていたり、ニュアンスが演ずるアイデアとともに育ち際立っていくような部分がそのコンテンツの進捗とともに伝わってきたりで、そういうことの一つずつが描かれる時間の厚みになっていく。そこには、コロナの日々を描く演劇の力も感じて、これは超おすすめの舞台でしたけれどね。ほんと面白かった。これはもう、超おすすめの舞台ですけれどね。
👩へぇ。
👨だから、演劇自体ってそのパワーがコロナで衰えたわけではなくて、そういう表現しか出来なかった時代からある程度戻ってきた。今上演しているスペースノットブランクという団体があって、今はアゴラで『ウエア』という舞台をやっていて。もう一つの『ハワワ』と通しの1日があって、その後は『ハワワ』だけの上演なのだけれどね。正直観ただけだとすぐには何かよくわからない。たとえば文章があってそれが縦書きから横書きになるって言われても何のことだみたいにもおもうのだけれど、だけど観ていると、台詞回しの張りにドキドキするし、映像も凄くて立体映像みたいで、ダンスも観ていて何かを超えてしまうくらい凄くて、めっちゃくちゃ丸めて言えばひとに移ろう感覚がどこから来るのかを描いているようにも感じて。まあご出演の荒木知佳さんと古賀友樹さんの身体というかパフォーマンスの解像度にも目を奪われたけれど、でもそれとは別腹で、そういうものがある程度憂いなく舞台に描けるようになったということ、いままではコロナという重しがあってそういう表現に対峙する中でのなんだかんだ観る側の心にも制約があって、それが少しずつ解かれて、観る側も箍が外れて受け取ることができるようになって、やっと表現が芽吹くその空間が生まれたような気もしたのね。
👩なるほどね。
👨こんなふうに、演劇は再び力を取り戻し、新たに進んでいくのかなぁとかね。あと、青年団でいえば忠臣蔵、

忠臣蔵 写真 UP


👩はいはい。
👨団体が何度も上演している青年団の定番演目だけれど、OL編と武士編というのがあってOL編なんて俳優達がみんな普通に会社の制服を着ていて、でも縛りとして必ずどういう形でもいいから刀を持っているという縛りがあったりもして。
👩そうなんだ。
👨そうだよ。
👩おもしろいね。
👨で、定番演目でありつつも、上演するたびに毎回座組にも個性があってね、それぞれの色を醸しつつ、殿様が切腹した後の会社じゃなかったお家をどうしていくかというのをお昼休みの、OL編に至っては社食で演じていくのだけれど。
👩いいねぇ、おもしろいねぇ。
👨その食堂の湯飲みにはちゃんとお家の家紋がはいってたりするの。
👩かっこよい。そういうこだわりっていいね。
👨上演されるたびにそこが受け継がれてもはや様式というか伝統芸のようになっていて。でも、そうして演じられるものなかには時々のキャストごとに舞台の個性がしっかりと感じられるし、たとえばそれが社員の異なる株式会社浅野家であったとしても、どのように組織の意志決定のプロセスが為されていくかということへの平田オリザ戯曲一流の描き方があって、もはや歌舞伎の演目を観るように何度観てもおもしろくて、それも演劇としてコロナに滅失することなく、ちゃんと受け継がれていたという。
👩うふふ。でもさ、思ったよ。難しいのはわかっているのね。というか、観劇三昧とかやっているとは思うんだけれど。観劇三昧のサブスクって知ってる?
👨観劇三昧の演劇配信はなんどか観たことがあるけれど、サブスクの内容はよくは知らない。
👩よく知らないのよ。でもさ、いわゆるサブスクとはちょっと違うのかな??舞台が全部オンラインのサブスクで観ることができちゃったら立ちゆかないかもというのはわかるのよ、わかるの。でもいっこいっこ買ってというのが、もう、慣れないんだよね。それも特別なのはわかっているのよ。
👨うん。
👩それこそ期間限定でいいからあればいいのになって凄く思う。いや、観劇三昧がやっているのだけれど。今いちわかってない…
👨特にコロナの中では映像で演劇を観ていたこともけっこうあったし、それで救われたことも随分あったし。そういえば私、引っ越しというのともちょっと違うのだけれど、親が亡くなって家を移動するので、それまで住んでいた家のものとダブる家財などを整理しようとおもって大掃除をしていたのね。そうしたら昔のNHKなんかで放送した舞台を録画したDVDがぞろぞろ出てきて。
👩へぇ、宝の山じゃないですか。
👨まあ、ある意味ではね。でも、それを観ていると、それはそれでもちろん貴重な資料だし、生で観たことのあるものはその記憶も蘇ってくるし、ああなるほどなぁとも思うのだけれど、そうはいっても映像はやっぱり映像じゃない。
👩それはそう。それはそうだけれどさぁ。そうよ、もちろんそう。
👨だから、観劇三昧の魅力は間違いなくあるのだけれど、本当の演劇のサブスクはなにかと問われると、たとえば青年団の支援会員制度だとおもうのだよね。
👩まあねぇ、それはそうだわ。
👨1年間、観客として見放題みたいなね。
👩それは確かにそう。でも映像でもあって欲しくない?
👨まあね。
👩多分やっているのよ。観劇三昧が、やっていると思う。やっているとはおもうのだけれど、映画みたいにね。私もいくつか入っていますよ、映画の・。
👨NetflixとかAmazon Prime Videoとかね。
👩そうそう、そういう系。だってさ、観れちゃうのよね、家で。でもね、言うても舞台って年がら年中ずっと観れますよでなくてもいいと思うの。
👨うんうん、
👩ちょっと調べてみるね。・・・ああ、あるわ。アプリありました。
👨あのさ、
👩待って、凄いわ、しっかり作られているわ。
👨うん。
👩アプリが。
👨ああ。
👩いや、失礼しました。これはどういうのなんだろう。えーと、観劇三昧とは、月額1045円で見放題!、演劇動画が。そうか、というか私が知っていたのって多分ものすごく最初のころなんだろうな。めちゃくちゃ良くなっているじゃないですか。凄いな!!観劇三昧さん!!!!
👨うん。
👩はいろ、入ります。すみません、昔の知識でとまっていました。
👨まあ、ご商売ですからね、観劇三昧も・
👩・・凄い。
👨でもさ、たとえばAmazon Prime Videoで映画を観ることができたとしても、映画館で作品を観ることでの力ってあるわけじゃないですか。
👩うんうん。
👨なんていうのかな、そのへんのバランスでね。サブスクっていうのは確かに魅力があるし、私も入っているけれど。でもね、最近は日本映画でも凄い作品がいくつか出てきていて、映画館に足を運ぶことが多くなっても来ていて。あの、『ドライブ・マイ・カー』っていう映画、あれは超お勧めだよ、絶対観た方がいい。

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👩『ドライブ・マイ・カー』ね、わかった。観ます。
👨あれはさ、
👩待って!!情報を入れずに観たいっっ。
👨映画の内容は言わないよ。ただ、私って村上春樹さんが大好きで、2014年に原作の短編集も初版で買って読んだのね。で、その中でも「ドライブ・マイ・カー」という作品はとても印象に強くて、良く覚えていたんですよ。でもそれって50-60ページの話で、一方映画の上演時間は3時間になっていて。
👩へーぇ、なんでそんなことになっているの。
👨まあ、タイトルの小説は「女のいない男たち」という短編集の中にあるのだけれど、その他に同じ短編集の中の他の話も織り込まれていて。もしあれだったら観終わったあとにお貸ししてもいいけど。
👩いや、それは買うよ。ところでその映画って、邦画?
👨邦画。クレジットを観るとちょっと韓国とかのスタッフのかたも入っているかもだけれど。
👩そうなんだ。
👨でも、日本の映画だよ。あの、あちらこちらの賞を取っていて。カンヌ映画祭でも4冠だったとか、非英語部門でゴールデングローブ賞を取ったとか。
👩へぇ、凄いね。観に行く。今度その話ができますね。
👨あともうひとつは『春原さんのうた』という映画で、これは小劇場で活躍されている俳優さんが結構出ているということで観に行ったのだけれど。観た回はたまたま監督に加えて出演者の舞台挨拶があって、さっき話したモダンスイマーズの公演が本番中の伊東沙保さんと、やっぱりさっきも話したスペースノットブランクの『ハワワ』に出られる予定の大須みづほさんと、先日のFUKAIPRODUCE羽衣にご出演だった新部聖子さんと、秋に観たサンプルの『標本』に参加された金子岳憲さんのお話しを伺うことができたのだけれど。

春原さんのうた photo UP


👩ふーん。ふふ。
👨ちなみにこの映画の主演はやっぱりスペースノットブランクでとんでもない表現を魅せてもらった荒木知佳さんなのだけれど。で、それも、ネタバレしない範囲ということで滅茶苦茶に大雑把にいうと、一人の女性があることで喰らったことにすこしずつ日々が積み重なり心を癒やされていくみたいな話なのね、
👩へぇ。
👨その日々というか時間の話でもあるのかな。それが、なんていうの、芝居の舞台に温度があるように、映画にもスクリーンから訪れる温度ってあるじゃないですか。
👩うん、映画にもありますね。あるある。
👨で、それがやっぱりものすごく良くて。そうして主人公の呼吸や揺れがその中から伝わってくるのね。
👩じゃあ、あれなんですね、皆様へのお年玉みたいな感じでおじさんが勧めるのは、映画では『ドライブ・マイ・カー』と『春原さんのうた』ということですね。
👨まあね。是非劇場で!
👩なるほど
👨『99.9』も面白かったけれどね。
👩観たいんですけれどね。『99.9』も観たいと思っております。私はなにかなぁ。『プリディスティネーション』を観て欲しい。
👨ああ。
👩『プリディスティネーション』という映画を私からのお年玉にさせて欲しい。あと『ランダム-存在の証明ー』という映画もあって、これらは洋画なのですけれど。もう映画をとんでもない量を観ている演劇をやっている俳優さんから教わったのですけれど、どちらも。大体私がうわぁって思ったのはその方が教えて貰った映画なのですけれど、このふたつはどちらもすごく面白い。『ランダム』はね、けっこうその、むこうのあんまり大きくない、こっちで言えば小劇場の俳優さんみたいな感じの人とがでているのではという作品なのですけれど。
👨いわゆる独立系ですよね。
👩予算が。低予算なの、言ってしまえば。でも滅茶滅茶おもしろいから、是非観て欲しい、皆様。
👨では、早速私はそれを信じて、調べてみることにしますね。・・これはAmazon Prime Videoで観ることができそうだし。
👩まずは『プレディスティネーション』から観て欲しい。長いですけれど。
👨長いんですね。
👩長いっていっても普通ですよ。そこまで馬鹿長いわけではない。
👨まあ、長いっていっても『ドライブ・マイ・カー』の2時間59分に比べればね。でも観ていてまったく時間を感じなかったものね、この作品は。始まって、コーラを買っていたんですけれど知らず知らずのうちにそれを飲み干してしまって、本当はいけないのだけれど、こそっと自分のお茶をのんでいましたものね。
👩あっという間だったんだ。
👨ボリューム感はしっかりあったけれど、体感的にはあっという間でしたね。ほんとうに。
👩では、みなさま、新年も明けてもう少し経っていますけれど。お年玉情報ということで観てみてください。
👨あと、今年はもうすぐ蜷川実花さんの新作も封切りになりますしね。
👩ああ、そうですね。あれでしょ、『ホリック』でしょ。
👨そうそう。
👩『ホリック』は絶対みたいよ。神木隆之介君!!!
👨あれ、お好きなんですね。
👩はい。
👨なるほど。私もね、もうちょびっとだけ予告編を観ただけで観たくなった。
👩やっぱり華やか。いいよね。
👨うん。
👩というわけで、相も変わらぬ私たちではございますが、今年やりたいことというか改めて抱負を少し話して今日は終わりましょうか。おじさんはなにをやりたいですか。
👨そうですね。去年は、こういう環境下でも変わらず演劇を中心に見ていたので、今年はもう少し映画とかいろんな表現をバランスよく観るように心がけたいですね。
👩ああ、なるほど、なるほど。いいですね。
👨やっぱり演劇って観だしてそちらに嵌まってしまうとそれだけで月間30本とかまでいってしまうので。
👩30本って凄いですよね。お休みがあると思うと一日に2本とか3本とか観ているときがあるわけで。
👨でも、聞くところによると、演劇まわりの世界では年間400本とか500本とかご覧になるかたもいらっしゃるみたいだから。
👩ああ、そうですね。なんて言うんでしたっけ、そういう方のことを。呼び方がありますよね
👨シアターゴア-みたいな呼び方をしますけれどね、ハードゴアーとか。
👩ああ、ハードゴア-ね。
👨だけどね、一時期からここ何年間かで、当たり前だけれど、お芝居だけが表現ではないということは思うようになっていて、例えば東京都写真美術館でやっている『記録は地に沈み、風を超え』という展覧会では、割合と若い写真家5人の展示を観ることができるのだけれど、それぞれに違って物語とか印象をもった作品達で見応え十分だったし、今後彼らがどのような作品を撮っていくか楽しみだったりもして。やっぱり美術館の企画には見逃すともったいないものがたくさんあるんだよね。あと、今年東京都庭園美術館で予定されている『寄想のモード』という展示会も「装うことへの狂気、またはシュールレアリズム」なんてサブタイトルがついていて面白そうだし。東京都美術館だったとおもうけれどフェルメールも来るし。
👩フェルメールね、いいね。あと、ミレーが来て欲しいな。
👨ミレーねぇ。いいな。
👩ミレー、好きなんですよ。また観たいなぁ。
👨落ち穂を拾いたいんですね。
👩私はオフィーリアが好きなの。ミレーの水の表現が凄く好きなんですよ。
👨ああ、なるほど。
👩ほんとになんでもない絵が…有名な絵ではないものとかのね、器の中に入っている水まですごいんですよ。
👨あぁ、私があれね、ドガのダンサーに当たるライトが好きだって言うのとおなじようなものね。
👩あははは。そうそう。
👨なんかそういうのってありますよね。
👩うん、あります。
👨うふふ。
👩私は、今年は企んでいることを進めて行きたいなと思っております。なんか、ちょっとね、出来るのかどうかわからないですけれど、企むことがまず大事かなと。去年はばたばたと、今年もばたばたはしてはおりますけれど、去年も今年ももうばったばったしてばかりだけれど。少し落ち着いてこの企画を練ったりとか。
👨去年のような箍はね、社会として少し無くなったから。
👩うん。これからまたどうなるかわからないけれど。
👨でも、同じことが起きても去年と同じような箍の掛かり方ではないような気もするので。
👩そうですね。思い切り遊んでいきたいなと思っております。おじさんとおねえさんとしてはね、相も変わらずこのように、
👨そうですね。
👩おしゃべりを
👨観たものをちゃんと素直に。話すということもやっぱりすごく大事なんで。
👩そうですね。
👨そう、作っているというかやっているものもそうやって話して、自分をブラッシュアップするような場にもして。
👩うん。
👨情報も共有したいし。
👩私たちが演劇のおじさんとお姉さんという風にしているというの…『おじさん』と『おねえさん』というのにやっぱり意味があって。誰でもないんですよね。誰でもない、その、世の中の星の数ほどいる人類の中のおじさんとおねえさんっていう、もう点でぽんぽんって刺したようなふたりが思う事っていうそういうこととして素直に出したい。と。だからおもしろいものはおもしろいって言うし、素直な気持ち、感想をこれからも言っていきたい。そういう風に話して行きたい。
👨だけど、そうではあっても同じフィールドに点があるわけではなくて、違うフィールドに点があるので、そこから
👩そうですね。横軸だけではなくて、縦軸からも、ほんとうに3D的に。どこからでも企みがあるように。今年もがんばっていきたいと思います。
👨はーい。ということで、今年一回目の乾杯でございました。
👩はい。
👨改めて本年もよろしくお願いいたします。
👩よろしくお願いいたします。
👨それでは、演劇のおじさんと
👩おねえさんでした。
👨次回もよろしく。

(ご参考)
・明後日の方向『赤目』
2021年12月29日~31日@王子小劇場
作  :齋藤憐
演出 :黑澤世莉
音楽 :後藤浩明
ムーブメント :小林真梨恵
出演 :蔭山ひさ枝、上条拳斗、管野貴夫、国松卓、
高田遼太郎、直江里美、野村亮太、百花亜希
渡邊りょう

・waqu:iraz BOUNENKAI -神様:iraz-
2021年12月26日~27日@Half Moon Hall
脚本 :オノマリコ(趣向)
音楽 :後藤浩明
演出 :山田宏平
出演:
小林真梨恵、関森絵美、武井希未

・スペースノットブランク『ウエア』
2021年1月7日~15日(@こまばアゴラ劇場)
(1月15日は『ハワワ』との連続上演)
原作・美術:池田亮
音楽 :額田大志
演出 :小野彩加 中澤陽
出演 :荒木知佳 古賀友樹

・モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』
2021年1月8日~1月30日@東京芸術劇場シアターイースト
作・演出 :蓬莱竜太
出演 :古山憲太郎、津村知与支、生越千晴、西條義将(以上モダンスイマーズ)
伊東沙保、成田亜佑美、名村辰

青年団『忠臣蔵・武士編』『忠臣蔵・OL編』
2022年1月4日~18日@アトリエ春風舎
作・演出 :平田オリザ
出演 :武士編 
永井秀樹 大竹 直 海津 忠 尾﨑宇内 木村巴秋 西風生子 五十嵐勇
OL編
根本江理 申 瑞季 田原礼子 髙橋智子 本田けい 西風生子 山中志歩


・『ドライブ・マイ・カー』
原作 :村上春樹「ドライブ・マイ・カー」  
(短編集「女のいない男たち」収録   
脚本 :滝口竜介 大江崇光
監督 :滝口竜介 
音楽 :石橋英子
出演 :西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、岡田将生 他
上映時間 : 179分 
2021年 日本映画

・『春原さんのうた』
原作 :東直子
監督 :杉田協士
音楽 :スカンク/SKANK
出演 :荒木知佳 新部聖子 金子岳憲 伊東沙保
    能島瑞穂 日高啓介 名児耶ゆり 北村美岬
    黒川由美子 安楽涼 大須みづほ DEG
    徳倉マドカ 清水啓吾 吉川愛 
上映時間 120分 日本映画
2021年 日本映画

・『プリデスティネーション』(Predestination)
原作 :ロバート・A・ハインライン 『輪廻の蛇』
脚本・監督 ピーター・スピエリッグ: マイケル・スピエリッグ、 
音楽 :ピーター・スピエリッグ
出演 :イーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー
制作総指揮 :ゲイリー・ハミルトン
上映時間 97分
2014年 オーストラリア映画

・ランダム 存在の確率(COHERENCE)
脚本 :ジェームズ・ウォード・バーキット、アレックス・マヌジャン
監督 :ジェームズ・ウォード・バーキット
音楽 :クリステン・オールン・デュールード
出演 :エミリー・バルドーニ、モーリー・スターリング 、
ニコラス・ブレンドン 、エリザベス・グレイセン 、
ローレン・マハー、ヒューゴ・アームストロング 、
ローリーン・スカファリア
上映時間 87分
2015年 アメリカ映画

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