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あなたはキーマンですか?

WEBの講演会、聴くだけじゃなくてチャットで意見が同時に表示されるのがおもしろい。出かけなくていいのもよいし、あとで聴けるのもある。アンケートを返信すると、わんさか、案内がくるようになった。メールだけじゃなく電話まで。

「組織のDX化」とか、「Salesforceオペレーション」、「エンゲージメント向上の土台」などという、カタカナや英語のわからないタイトルは興味がないのに、どこかで、まちがえてチェックをいれたのかもしれない。

昨日は電話だった。早口で○○にご興味がありますかとか、□□、△△などサービスを提供できますなどと言われても、失礼ながら聞き流していた。そろそろ切ろうかと思ったころ、

「あなたは決定権がありますか?」

という。

こいつ、何をいいはじめるのか。俄然興味がわいてきました。そもそも、電話や対面相手にむかって「あなたはキーマンか」とたずねることはないし、聞かれたこともない。

でもまてよ。相手に決定権があるかどうか、なくても誰がもっているのか。ビジネスのいちばん大事なところですよね。ストレートすぎるけれど、あらかじめ確かめたいことだ。

「このサービスは月に○○万円ですが、決めていただけますか」
「一存じゃ決められないよ」
「代表権はお持ちですか」
「ないよ」
「社長に直接お話ししたほうがよろしいでしょうか」
「忙しそうだから聞いておくよ」

何か、マニュアルにあるのをなぞっているような質問なんだけれど、「キーマン確認」が気に入ったので会うことにしました。

「では、来週の木曜、11時からよろしくお願いします」

なんだ、これもWEBらしい。