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トシヨリ後継リレー

古くからおつきあいのある名古屋のO社長、久々にご挨拶にうかがうと、のっけから事業後継の話になった。
「そろそろ終活しようと思っている」
息子さんはいるのだが、東京で医者をしており家業を継ぐ気はない。社員にも適当なひとがいない。わたしにどうだ?という。

昭和20年生まれの76歳。ここ1、2年で身の振り方を考えたいという。社員は20名、顧客は東海地区に数十社、供給責任がある。厳しい状況とはいえ経営は堅実、規模はそこそこ、良い会社なのですが。

「わたしだっていい歳ですから」
「10年やって次にバトンタッチすればいい」
「次って誰かいるのですか」
「それはあんたが考えてつないでくれ」

せっかく長く続けた会社、閉めたくない。社員も顧客も困る。バトンを受けてもらえば肩の荷が下りる。お金は二の次なのだという。それで彼に責任がなくなったとしてもたぶんずっと気になって会社を見つづける。知らない人にはできれば渡したくない。

こんな会社多いのでしょうね。

トシヨリが少し若いトシヨリに託してリレーをつなぐ。その次も同じように少し若いトシヨリを見つけてきてバトンを渡す。自転車操業みたいだし、息切れしそうです。

わたしも「少し若いトシヨリ」じゃなく、「ずっと若いトシヨリ」だったらこの話、のったかもしれません。

45歳定年制、人生二毛作だといわれるのなら、そのくらいの年齢でこういうところにチャンスを見つけてはどうでしょうか。