見出し画像

エビでタイを釣る

コオロギを食べる。コオロギせんべい、コオロギラーメン、昆虫食の話題が盛り上がったときがありましたが、いまどうなっているのでしょうか。香ばしくて、という評判ですが、まあ、わたしは遠慮しておきます。まだ、ほかに食べるものがありますから。魚も昆虫食の時代。甲虫やハエの幼虫を食べさせる。魚粉が高騰して魚の養殖にいろんなものが使われるようになった。さて、食物連鎖からみて、どうなんでしょうか。

マグロの養殖にイワシをエサにつかう。魚がサカナをエサにする、これは理にかなっています。イワシが加工されて魚粉になると、ちょっとちがうかなと思いますが、取り扱いのしやすさもありますから、まあ、これは許せる範囲でしょうか。

虫、甲虫の幼虫「ミールワーム」やハエの幼虫、そう、うじ虫ですよね。そういえば、子どものころ、アシナガバチの巣を見つけたら、フマキラー殺虫剤を吹きかけて親バチをおいはらい、ハチの子をとった。それをエサに川で釣りをすると、ミミズなど足下に寄らないほど、よく釣れたのを思い出した。そうか、ミールワームは食物連鎖にかなっている。

チキンミールや大豆油かすも使われているようです。ロウニンアジは水面に浮かんだ鳥を後ろから近づいて丸ごと飲み込む、飛んでいる鳥までジャンプしてつかまえる映像を見ました。こんなすごい魚もありますから、チキン!も、アリ、ですか。でも、サーモンは鶏をふだん食べないでしょうね。

豆を食う魚は知りません。草食系の魚?そういえば、オリーブ・ハマチやハーブ・ブリというのもありますね。臭みが抜けて好評らしい。でも、オリーブやハーブは主食じゃない。豆じゃないけれど、海藻を食する魚はいるから、草食系はアリ。

注目はスピルリナ、そう「藻」です。バランスがとれた栄養でサプリメントなどに利用されています。インキ会社のDICはスピルリナから天然食用色素を抽出して販売している。そこから出る残渣、これをエビ養殖飼料につかうという。草食エビ。エビは植物プランクトンを食べるから、これは、アリ。

願わくは、このエビを餌にして釣ったタイか、それを餌にした養殖タイがいいなあ。