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遠吠え

「首相が決断すれば脱原発できる」と、80歳のトシヨリ。
「つえをついていると身体障害者に見えて、みんなが大事にしてくれる」と、85歳のトシヨリ。ふたりとも首相経験者。脱原発は小泉純一郎さん、身障者は森喜朗さんです。

毎日新聞のインタビューにこうあります。
「(岸田首相は)原発ゼロにできる立場なのに、やるべきことをやっていない。非常に残念だと、はっきり書いてくれ」
「私は岸田さんと話したことがない。そういう機会があれば話すけどね。でも、岸田さんは私と会うのがいやなんでしょう。私は会うとはっきり言うから。『できることをどうしてやらない』と」

残念ながら白髪の一匹オオカミの、その遠吠えは届かず、噛みつく相手も目の前にない。それでも彼らしい直線的な言動と行動は衰えていないようだ。

一方の失言大トシヨリは、「安倍派はトロイカによる集団指導だ」と得意の寝技をつかって、派閥内調整をいまだにやろうとしている。

お元気そうでうらやましいかぎりです。でも、このふたりのトシヨリを見て、わたしのこれからの「トシヨリの生き方」はどうしようかと考えてしまいました。

ひとりじゃもちろん生きていけない。世間となにか接触、つながりはもっておきたい。でも、深入りはごめんだから、適当な距離を保っていたい。

じゃあ、どうする。噛みつきや寝技は深入りになるし、トモダチを失ったら元も子もない。そうなると、遠吠えがいいかもしれません。そう、noteという絶好の場があるじゃありませんか。白髪のオオカミさんのように、直線的に、わかりやすく、描きたい。