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シウマイ弁当の値上げ、受け入れましょう

40円、値上げだそうです。10月1日からシウマイ弁当は860円から900円に。他のモノなら買いだめして自衛しますが、この弁当の代替品はないから仕方ないですね。

崎陽軒の値上げニュースリリースはこうなってます。
「製品の原材料、包装資材、諸経費等の高騰が続いております。ー中略ー経営努力だけでは原材料価格等諸経費の高騰に対応することが難しいと判断し、平均4.0%の価格改定を行うことにいたしました」

シウマイ弁当は40円、4.7%の値上げになります。ちょっと引き算をして根拠をさぐってみましょうか。

まず、工場出し価格の推定です。直営店でも販売店でも価格は同じ、駅売りならJRなどに手数料を払わないといけない。販売価格860円ですから、

860×0.92=791円(税抜き価格)
791×0.80=633円(販売手数料20%として)
工場出し価格は推定633円ということになります。

値上げ理由は原材料と包装資材、それに諸経費。これは主に運送費でしょうね。

原価率は、原材料は食材ですから25%、包材費を10%、運賃10%とします。

原材料費:633×25%=158円
包材費 :633×10%= 63円
運送費 :633×10%= 63円
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小計  :        284円

これが40円の値上げになるわけですから、14%に相当します。

シウマイ弁当の前回の値上げは2018年、30円でした。それ以降のナフサ高騰によるプラスチックなど包材の価格上昇、軽油の値上がりによる運賃の見直し、小麦粉、たまごなど食材の値上げが続いています。天然水ですら20円(20%)アップが10月から予定されている。

40円、仕方ないでしょうね、受け入れましょう。だって、シウマイ弁当の代替品は見当たりませんから。