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3回目のマスクづくりでフォード生産方式にふれる

工場勤めをしたことがないし、生産工程管理は話の上では理解しているつもりでも現場は知らない。3回目のマスクづくりでこれを実体験しました。

1回目は2枚、2回目は3枚、そして今度は8枚マスクをつくることにした。
You Tube を見ておさらいをし、材料(日本手ぬぐい3種類、ゴム紐、ノーズワイヤー)と必要な道具(以前つくった型紙、ハサミ、ミシン、待ち針、クリップ、アイロンとアイロン台)をそろえた。3回目になると準備も手馴れてくる。

1回目は、裁断したパーツを順にミシンがけして組立て、最後に紐通し。最初から1工程ずつ、YouTubeどおりにつくった。それを繰り返して2枚。
今度は、パーツを8部ずつ用意して、最初の1工程で同じものを8部つくり、終わったら次の工程にすすむ。何人かいれば流れ作業になるような方式にした。

同じことを8回繰り返すと、不慣れなミシンがけもなんとなくコツがつかめてくるし、できばえも良くなる。素人でも技能と品質を向上させることができる。

よく知られているようにフォード生産方式は、工程を細分化して単純作業をこなす作業員をベルトコンベアに配置することで熟練工を不要とし、流れ作業と標準化でコストを下げることだ。
今回のマスクづくりは、いってみればフォード式を取り入れたようなものでした。

これにカイゼンを加えれば、トヨタ生産方式に近づきます。次回はいつになるかわかりませんが、カイゼン項目はメモしました。

モノづくりの楽しさを体現した休日の午後でした。